科目名 | 映画音楽研究 |
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担当講師名 | 山本 正壽 |
学科 | 音楽総合アカデミー学科 |
コース | |
専攻/楽器/グレード等 | |
年次 | 3、4年次どちらかで履修(共通科目等) |
学期 | 春・秋 |
授業の形態 | 講義 |
担当科目に関連する実務経歴
作曲、編曲、音楽誌での音楽講座執筆などの経験を持ちます。
授業内容
映画音楽は映像による演出を助けまたその効果を増すことが可能です。音楽作家は様々な語法や手法を使用またはあらたに考案しそれを行っています。授業では音楽作家の作品での音や音楽の取り扱い。取り組みについて分析を行いその工夫について学んでいきます。
到達目標(この授業で何ができるようになるのか)
取り扱う音や作り上げた音楽のこだわりについて学ぶことで、次の受け手へ伝えるための作曲家の工夫(アプローチ方法)を理解することができ、自己の表現の幅を広げるための一助となることを期待しています。
授業計画
第1回 | ガイダンス 評価方法の確認と取り扱う映画についての説明、授業の進め方について説明 |
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第2回 | 映像・音声のフォーマットとその情報量・可能性について |
第3回 | 映像の中の音・音楽について |
第4回 | 音楽映画について |
第5回 | 既成曲とオリジナル曲について |
第6回 | テーマの種類と映像と音楽のシンクロパターンについて |
第7回 | 課題提出:セメスター末でレポートする映画の分析項目についての記述 |
中間試験評価方法・評価基準 | |
課題40%、平常点60%とし、分析項目について指導を行う | |
第8回 | テーマの種類と設定について |
第9回 | インとオフの音楽について |
第10回 | イメージの共有とその共通する素材の抽出について |
第11回 | 音色とオーケストレーションについて |
第12回 | 既存の語法の効果的な使用例について |
第13回 | 新しい語法の効果的な使用例について |
第14回 | レポート指導 |
第15回 | 課題提出:映画音楽作曲家の工夫について映画をとりあげ分析する |
期末試験評価方法・評価基準 | |
レポート80%、平常点20%。取り上げたテーマにそった資料の準備と論述が出来ているか評価する。 |
特記事項
授業では映画全編を視聴する時間はありませんので、授業で扱う映画を事前に自宅などで視聴することで授業内容がより深く理解することができます。取り扱う映画は、受講者が既にみた映画なども検討し採用する予定です。授業で取り上げる予定の映画は、「ニューシネマパラダイス」「海の上のピアニスト」「戦場のメリークリスマス」などです。