科目名 | 音楽理論BⅣ(対位法) |
---|---|
担当講師名 | 三上 直子 |
学科 | 音楽総合アカデミー学科 |
コース | アレンジ・作曲コース |
専攻/楽器/グレード等 | 作曲 |
年次 | 3年次、4年次 |
学期 | 春学期 |
授業の形態 | 演習 |
担当科目に関連する実務経歴
講師は(全音楽譜出版社、河合出版、ヤマハミュージックメディア、現代ギター社等から)オリジナル作品の楽譜出版、また教育的配慮を施した楽譜出版や、編曲家としてアレンジ譜の出版といった実務経験を多数持つ。
授業内容
混合対位法の復習。J.S.バッハのインベンションの分析。構成、モチーフの活用等への理解を深める。また、インベンションの1番を演奏することにより、対位法的楽曲を体得させる。
到達目標(この授業で何ができるようになるのか)
簡単なインヴェンションを実習し、対位法的な効果的な動かし方、モティーフの活用。また、スムーズな転調の理解を深める。インヴェンションを書けるようになる。
授業計画
第1回 | 2声(混合対位法) / 復習。課題の実施 |
---|---|
第2回 | 2声(混合対位法)総括 |
第3回 | J.S.バッハ 「インヴェンション1番」モティーフ分析と和声分析(前半) |
第4回 | J.S.バッハ 「インヴェンション1番」和声分析(後半) |
第5回 | J.S.バッハ 「インヴェンション1番」分析提出 |
第6回 | J.S.バッハ 「インヴェンション8番」ピアノで演奏 |
第7回 | ピアノ演奏(もしくは得意な楽器でもよい) |
中間試験評価方法・評価基準 | |
インヴェンションの分析をどこまで行えたかどうか。また、J.S.バッハのインヴェンション1番をピアノ演奏(上手に演奏する必要はない)し、対位法的楽曲とは、どのような音の動きをするかを把握出来たかどうか。 試験80%、出席20%にて評価する。 | |
第8回 | インヴェンション1 / 全体の構成と主題。主題に対応するモティーフ。 |
第9回 | インヴェンション2 / 属調への転調と転調部1(和声進行とモティーフ) |
第10回 | インヴェンション3 / 属調への転調と転調部2(転調と旋律の流れ) |
第11回 | インヴェンション4 / 平行調への転調と転調部1(和声進行とモティーフ) |
第12回 | インヴェンション5 /平行調への転調と転調部2(転調と旋律の流れ) |
第13回 | インヴェンション6 / 主調への転調と転調部(和声進行とモティーフ) |
第14回 | インヴェンション7 / 主調への転調と転調部、コーダ(転調と旋律の流れ) |
第15回 | インベンション作品の提出 |
期末試験評価方法・評価基準 | |
簡単なインベンションの実習において、主題に対する的確なモティーフ、スムーズな転調とモティーフの活用がなされているかどうか。試験80%、出席20%にて評価する。 |