科目名 | コンテンツプロダクトCⅡ |
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担当講師名 | 鷲見 文広 |
学科 | 音楽総合アカデミー学科 |
コース | アレンジ・作曲コース |
専攻/楽器/グレード等 | |
年次 | 3、4年次どちらかで履修(共通科目等) |
学期 | 秋学期 |
授業の形態 | 実習 |
担当科目に関連する実務経歴
講師は、映画の劇伴、テレビやウェブ用のCM、企業用のプロモーションビデオ、プラネタリウムやイベントなど、映像や空間のための音楽制作(作曲、編曲、レコーディング、ミックス等)の経験を持ちます。
授業内容
この科目では、講師の実務経験(映画、CM、PVなどの音楽制作、作・編曲家としての活動)に基づき、 映画、アニメ、CM、PV等、映像の為の音楽を創作する授業を行います。秋学期は、より具体的な映像に対しての音楽制作を行っていきます。目的の異なる様々な映像に対し、自身の音楽性を生かした多様な制作を行って下さい。
到達目標(この授業で何ができるようになるのか)
1、映像が持つ主旨や目的を大切にし、的確で個性的な音楽を創作する事を目標とします。
2、いかに映像と融和、あるいは対峙した音楽が創作出来るのかを目標とします。
3、限られた創作時間の中、独自性のある音で、映像の為の的確な表現が出来るのかを目標にします。
授業計画
第1回 | ①CM用音楽の制作#1 CM制作をする際に必要な知識と、CMとは何かについて説明をします。また15秒のCMの音楽制作をします。 |
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第2回 | ②CM用音楽の制作#2 様々な趣旨を持つCMに対しての音楽制作方法について説明をします。30秒のCM音楽制作を行います。 |
第3回 | ③プロモーションビデオ用音楽の制作#1 プロモーションビデオとは何かについて説明をします。その後、実際に用意されたPVに音楽を創作します。 |
第4回 | ④プロモーションビデオ用音楽の制作#2 第3回に引き続き、プロモーションビデオ用の音楽制作を行います。 |
第5回 | ⑤絵本の為の音楽を制作#1 ナレーションの入った絵本の映像に対して音楽を制作します。各自担当したシーンに対して音楽制作を行います。 |
第6回 | ⑥絵本の為の音楽を制作#2 第5回に引き続き、絵本の為の音楽を制作します。各自担当したシーンの音楽の入った一本の絵本の動画を制作します。 |
第7回 | ⑦60秒のCM音楽制作 第3クオーターの内容を加味し、ストーリーのある、60秒のCM用音楽を制作して下さい。 |
中間試験評価方法・評価基準 | |
映像のために制作した音楽の提出(音源、スコア、企画書)を行います。 映像の趣旨に適した音楽になっているのかどうか、また制作した音楽のクオリティーと個性を評価します。 出席と受講状況:30% 平常点:30% 試験:40% | |
第8回 | ⑧映画音楽の制作#1 短編映画の音楽を4回にわたり制作していきます。まずは映画の趣旨を理解し必要な音楽のシーンを確認します。 |
第9回 | ⑨映画音楽の制作#2 映画全体に対してスケッチ音楽を制作して行きます。映画の趣旨に合った、象徴的な音楽を制作して下さい。 |
第10回 | ⑩映画音楽の制作#3 音楽が必要とされているシーンの音楽制作をします。そのシーンに必要な音楽は何かを考え創作して下さい。 |
第11回 | ⑪映画音楽の制作#4 さらに映画音楽を制作します。異なるシーンに統一感を持たせる方法とは何かを考え創作をして下さい。 |
第12回 | ⑫MA(Multi Audio)における音楽 全四回で制作した映画音楽を実際に使い、映像音楽の最後の工程であるMAについて説明をします。 |
第13回 | ⑬ゲームの為の音楽制作 ゲーム音楽とは何かを説明します。また、実際のゲームのプレイ映像に対して音楽を制作します。 |
第14回 | ⑭アニメーション用音楽制作 アニメーション音楽とは何かについて説明します。また、実際にアニメの映像に対して音楽を制作します。 |
第15回 | ⑮映像の為の自由な音楽制作 年間を通して培ってきた技術と音楽性を生かし、映像の為の音楽制作を行って下さい。テーマは自由です。 |
期末試験評価方法・評価基準 | |
映像のために制作した音楽の提出(音源、スコア、企画書)を行います。 映像の為の楽曲制作において、自分の個性が生かされ、映像作品に適した音楽になっているかどうかを評価します。 出席と受講状況:30% 平常点:30% 試験:40% |
特記事項
創作に使用するDAWや音源は自由です。
音源を提出する際は、48000Hrz/ 24bitのWAVファイルフォーマットで提出をして下さい。
スコアは浄書ソフトを用いたものでも、手書きのものでも構いません。