科目名 | ピアノデュオⅢ |
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担当講師名 | 大導寺 錬太郎 |
学科 | 音楽総合アカデミー学科 |
コース | ピアノコース |
専攻/楽器/グレード等 | ピアノ |
年次 | 3年次、4年次 |
学期 | 春学期 |
授業の形態 | 演習 |
担当科目に関連する実務経歴
講師は国内のコンクール審査員、PTNAステップのアドバイザーを担当、30回以上の発表会・勉強会の主催、リサイタル他の定期的な活動行なう等、指導・演奏面での実務経験を持ちます。
授業内容
主にピアノのアンサンブル(4手連弾、2台4手、2台8手など)を勉強します。アンサンブルに必要な様々な知識・技術を習得し、より深く多彩な表現を楽しみましょう。
到達目標(この授業で何ができるようになるのか)
本授業で学んだ成果を、10月実施予定のコンサートで披露します。各自のレベルで最高の演奏ができることが本授業の目標です。日々の練習方法、気持ちの高め方など、本番を迎えるにあたっての様々な準備の仕方を体得することができます。
授業計画
第1回 | 読譜〈作品の概要を把握する〉:楽譜に書かれている様々な情報を確認し、また音源を聴いて曲の大まかな雰囲気を掴みます。 |
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第2回 | 基本的事項の確認及び練習:確実に弾ける速度で、音・リズムの確認をします。頭に入りにくい部分は何度も反復して覚えます。 |
第3回 | 音楽的な掘り下げ①〈フレージング〉:スラーの長さから、どこからどこまでが1つのまとまりになっているかを読み解き、音楽の流れを理解します。 |
第4回 | 技術面の強化①〈苦手な部分の確認〉:技術的に難しい部分の練習を行ないます。1フレーズ又は数小節の単位で確実に弾ける速度で反復し、苦手部分を把握します。 |
第5回 | 技術面の強化②〈具体的な練習方法の習得〉:技術的に難しい部分の様々な練習方法を学びます。効率の良い練習法を体得し、安定したテクニックを身につけます。 |
第6回 | 音楽面・技術面のバランスを確認:試験に向け現段階で出来ている部分に磨きをかけます。曲全体を通し俯瞰することで現在の進捗状況を整理します。 |
第7回 | 授業のまとめ(3クォーター末試験):これまで練習してきた曲を披露します。他の受講学生の演奏の講評も記入し、客観的な耳を養います。 |
中間試験評価方法・評価基準 | |
出席25%(第1回~第6回各3.5点、第7回のみ4点で計算。遅刻は減点1)、平常点25%(受講態度、試験時の講評記入内容など)、試験50%の割合で評価します。 | |
第8回 | 1クォーターの反省及び練習計画の検討:1クォーター末試験講評まとめを確認、その内容や自身の反省に基づき、本番に向けての練習計画を練ります。 |
第9回 | 側面から作品を理解する:作品の成り立ちや作曲家について調べ、ピアノに向かう練習以外の視点から曲の理解を深めます。 |
第10回 | 「耳」を働かせた演奏〈響きの調和〉:ペダリングを検討。和声進行を理解し、響かせ方・歌わせ方の考え方を共有し、統一感のある響きを目指します。 |
第11回 | 技術面の強化③〈運指のチェック〉:指使いの再確認を行ないます。楽譜の運指が合わない部分は無理をせず、自身の手に合ったものを検討します。 |
第12回 | 音楽的な掘り下げ②〈相手との絡み〉:呼吸の合わせ方、フレーズの感じ方、cresc.dim.のタイミングなど、細かい部分が共有できているかを確認します。 |
第13回 | 音楽的な掘り下げ③〈細部の確認〉:アーティキュレーションの再確認をし、アンサンブルの一体感を高め、完成度を上げていきます。 |
第14回 | 試験に向けて〈ステージマナーの確認〉:演奏とステージマナーの最終確認を行ないます。見た目にも美しい舞台になるよう仕上げていきます。 |
第15回 | 授業のまとめ(2クォーター末試験):1クォーターから練習してきた曲の総仕上げ。他の受講学生の演奏の講評も記入し、客観的な耳を養います。 |
期末試験評価方法・評価基準 | |
出席25%(第8回~第14回各3点、第15回のみ4点で計算。遅刻は減点1)、平常点25%(受講態度、試験時の講評記入内容など)、試験50%の割合で評価します。3・4両クォーターの平均が学年末評価となります。 |