科目名 | パイプオルガンゼミⅡ |
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担当講師名 | 山口 綾規 |
学科 | 音楽総合アカデミー学科 |
コース | ピアノコース |
専攻/楽器/グレード等 | |
年次 | 3年次 |
学期 | 秋学期 |
授業の形態 | 演習 |
担当科目に関連する実務経歴
講師は、パイプオルガン他、鍵盤楽器全般の演奏、教育活動を行っています。
授業内容
春学期で学習した演奏法のレベルアップを目指し、レパートリーとなる作品をマスターしていきます。讃美歌となっているアメージンググレイスを題材に編曲体験、J.Sバッハの「8つの小プレリュードとフーガ」第1番を演奏します。併せて、音色の組み合わせも学習します。
到達目標(この授業で何ができるようになるのか)
オルガン音楽を意識した編曲の実践、音色(ストップ)の組み合わせの自立を目指します。演奏面では、バッハの作品に触れ、バロックの奏法を習得します。また、教会のクリスマスで演奏される讃美歌の演奏もマスターします。
授業計画
第1回 | 讃美歌の成り立ちの説明、いろいろな編曲をされているアメージンググレイスを分担奏し、内容を考察していきます。 |
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第2回 | 対位法的編曲を説明し、参考曲を挙げ、弾きながら分析していきます。 |
第3回 | 和声的編曲を説明し、参考曲を挙げ、弾きながら分析していきます。 |
第4回 | 各自、編曲楽譜を作成していき、個人確認を行っていきます。讃美歌2曲配布します。 |
第5回 | 個別に確認しながら、編曲の完成を目指します。音色のイメージを作りながら進めます。 |
第6回 | 編曲の完成と共に、クリスマス讃美歌の奏法を確認していきます。 |
第7回 | 中間試験 自編曲のアメージンググレイスとクリスマス讃美歌2曲をバリオホールにて、演奏します。 |
中間試験評価方法・評価基準 | |
自身の編曲楽譜の提出、讃美歌の演奏とも合わせ、完成度を評価します。出席30%、平常点30%、試験40% | |
第8回 | 作曲技法の基本と言われるカノンを説明し、パッフェルベルのカノンのスコア見ながらアンサンブル体験します。 |
第9回 | バリエーション、プレリュード、フーガ、パッサカリア等、実際の曲に触れながら、学習していきます。 |
第10回 | ドイツのオルガン音楽を、北部、中部、南部に分け、オルガニストが多数生まれた経緯など、歴史を紐解き進めます。 |
第11回 | ドイツとは対照的なフランスのオルガン、音源を聞き、テキストと照らし合わせ考察します。 |
第12回 | 第10回に配布のバッハのプレリュードについて細かく奏法を説明し、分担奏していきます。 |
第13回 | ストップリストを見ながら、バッハの作品に特徴的な音色作りを学習していきます。 |
第14回 | 秋学期で学んだ授業内容の確認をしながら、実技では、演奏の個別確認をしていきます。 |
第15回 | 期末試験 教室内にて筆記試験、バリオホールにて、バッハの作品「8つの小プレリュードとフーガ」より第1番を演奏します。 |
期末試験評価方法・評価基準 | |
筆記試験では、秋学期で学んだことの理解度をみます。実技試験では、演奏の完成度を評価します。 出席30%、平常点30%、試験40% |