科目名 | パイプオルガンゼミⅢ |
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担当講師名 | 山口 綾規 |
学科 | 音楽総合アカデミー学科 |
コース | ピアノコース |
専攻/楽器/グレード等 | |
年次 | 4年次 |
学期 | 春学期 |
授業の形態 | 演習 |
担当科目に関連する実務経歴
講師は、パイプオルガン他、鍵盤楽器全般の演奏、教育活動を行っています。
授業内容
2年目に入りましたので、よりオルガン奏法、演奏テクニックの向上を目指します。チャペルウエディングでの演奏の体験として、実際に使用される曲を取り上げ、進行に従っての演奏体験をします。また、コラール作品も演奏、ストップの考察も深めます。
到達目標(この授業で何ができるようになるのか)
実践で使える演奏力、音色作りの自立も目指します。チャペルウエディングでの演奏では、応用力も身に付け、デビュー出来るよう、もっていきたいと考えています。いずれも、毎回の授業に変化があり、出席が重要になります。
授業計画
第1回 | 日本のブライダル事情について、現状のお話しをします。キリスト教式、人前式等 |
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第2回 | 講師の演奏によるキリスト教式のDVDを鑑賞し、式次第による選曲についての説明をします。 |
第3回 | 迎賓から入場、アヴェ・ヴェルム・コルプス、ワーグナーの婚礼の合唱、奏法を分析、解説していきます。 |
第4回 | 讃美歌より合唱、アヴェマリアより、ソリスト、それぞれの伴奏法について学びます。 |
第5回 | メンデルスゾーンの結婚行進曲を題材に、退場時の歩幅に合わせた、演奏のタイミング、エンディングの合わせ方、即興力を付ける学習をします。 |
第6回 | 全5曲を流れに沿って演奏していきます。実際に必要な応用力などを身に付けていきます。 |
第7回 | 中間試験 バリオホールにて、新郎新婦を想定し、実際に歩き、本番さながらの演奏をします。 |
中間試験評価方法・評価基準 | |
挙式の流れに沿って5曲を演奏しますが、併せて終止の奏法、歌伴奏のタイミングなども見ていきます。 出席30% 平常点30% 試験40% | |
第8回 | オルガン奏法で使われるアーティキュレーションの研究、テキストより選曲して学習します。 |
第9回 | 歌うコラールとオルガンコラールとの違い、バッハ、ブラームスを取り上げ、比較、考察していきます。 |
第10回 | 単旋律から四声体、そしてオルガンコラールに変化していく経緯を紐解いていきます。 |
第11回 | テキストからの奏法実践① オルガン独特のテクニックが必要な曲をピックアップし奏法実践していきます。 |
第12回 | テキストからの奏法実践② ペダルのレガート奏法、主にロマンティックな時代のオルガンで使われるトゥヒールの実践をします。 |
第13回 | 試験課題曲、テキストのブラームスコラール「一輪のバラに咲きて」完成を目指します。 |
第14回 | テキストより選曲した、各時代、国の作品に指示された音色をつくっていきます。ストップの組み合わせの自立を目指します。 |
第15回 | 期末試験 課題曲ブラームスコラール「一輪のバラに咲きて」をバリオホールにて、演奏します。 |
期末試験評価方法・評価基準 | |
実技試験での演奏の完成度を評価します。出席30% 平常点30% 試験40% |