科目名 | 音楽理論Ⅰ |
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担当講師名 | 寺屋 ナオ |
学科 | ジャズ・ポピュラー学科 |
コース | |
専攻/楽器/グレード等 | 全専攻 |
年次 | 1年次 |
学期 | 春学期 |
授業の形態 | 演習 |
担当科目に関連する実務経歴
講師はギター奏者としての演奏活動、作編曲家としての作編曲提供の実務経験を持ちます。
授業内容
この科目では、音程、和音、和音の進行や和音の機能について学んでいきます。
1Qは 音程と和音記号(コードネーム)、その構成音(コードトーン)について学びます。
2Qは長調(Major Key)で作られる和音(Diatonic chord)とその機能について学びます。
到達目標(この授業で何ができるようになるのか)
1Qは音程(Interval)について理解すること、コードネームからその構成音を理解出来るようになる事、2QはMajor KeyのDiatonic chordの機能、性質を理解することが目標です。
授業計画
第1回 | イタリア音名(ド、レ、ミ)と英語音名(A、B、C)の関係について確認し、1オクターブ以内の音程(Interval)について学びます。 |
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第2回 | 1オクターブ以上の広い音程及び、転回音程(Inversion)、増(Aug)減(dim)音程について学びます。 |
第3回 | 協和的な音程(3rd、6th etc)と、不協和な音程(m2nd M7th etc)に学びます。 |
第4回 | 4つの三和音(Triad)、長三和音(Maj Triad)、短三和音(Min Triad)、増三和音(Aug Triad)、減三和音(Dim Triad)について学びます。 |
第5回 | 長三和音(Maj Triad)と短三和音(Min Triad)に音を付加して出来る4和音について学びます。 |
第6回 | 増三和音(Aug Triad)と減三和音(Dim Triad)に音を付加して出来る4和音について学びます。 |
第7回 | 1Qの授業を踏まえた内容の筆記試験を実施します。 |
中間試験評価方法・評価基準 | |
筆記試験を実施します。 連続性の高い授業なので出席を重視し、採点、評価します。 出席:60% 筆記試験:40% | |
第8回 | 和音(Chord)に付加していく音、Tension Noteについて、そしてそれらを活用したVoicingについて学びます。 |
第9回 | 調性及び中心音(Tonal center)という概念、そして長音階(Major scale)の音使い(interval)について学びます。 |
第10回 | メジャースケールから作られる7つの和音、ダイアトニックコード(Diatonic chord)について学びます。 |
第11回 | トニックとドミナント機能に注目し、ダイアトニックコードの連結を学びます。 |
第12回 | 前回授業内容に、サブドミナント機能を含めたダイアトニックコードの連結を学びます。 |
第13回 | トニック、ドミナント、サブドミナントの三つの機能を活用した様々なコードの連結、ケーデンス(Cadence)を学びます。 |
第14回 | 2nd、3rd、4thといった音程のルートの動き(Root motion)に注目し、コード進行を学びます。 |
第15回 | 前期の授業を踏まえた内容の筆記試験を実施します。 |
期末試験評価方法・評価基準 | |
前期授業内容を踏まえた筆記試験を実施します。 連続性の高い授業なので出席を重視し、採点、評価します。 出席:60% 筆記試験:40% |
特記事項
遠隔(オンライン)での授業の特性上、各授業毎の課題の提出が出席に代わるものとなりま す。各課題の提出などにおいて、電子機器(タブレットやスタイラスペン)の使用を推奨します。
参考図書としては、下記をお勧めしています。
「ポピュラー音楽理論」 北川祐 著 リットーミュージック