| 科目名 | コンテンポラリーⅠ |
|---|---|
| 担当講師名 | 髙橋 利枝 |
| 学科 | ミュージカル学科 |
| コース | |
| 専攻/楽器/グレード等 | |
| 年次 | 2年次 |
| 学期 | 春 |
| 授業の形態 | 演習 |
担当科目に関連する実務経歴
講師の実務経験( (社)現代舞踊協会主催公演、学校巡回公演、ダンスワークスの国内・海外公演、その他ダンスカンパニーのゲスト出演など)に基づき、現代的な動きを取り入れた自由な表現方法とテクニックを指導します。(社)現代舞踊協会 協会員、文化庁国内研修員
授業内容
自由な表現を生み出すためエクササイズを通して強い身体を育てていきます。上体を自由に使いフロアーでの動きも取り入れクラシックバレエとは異なる動きなどを身につけます。マーサ・グラハムの基本エクササイズを中心に身体の芯を感じた動き方を研究します。
到達目標(この授業で何ができるようになるのか)
動きの原点である、コントラクションとリリースの繰り返しであることを体感して、空間を自由に動くことの楽しさを感じ、のびやかに表現することが目標です。インプロヴァイゼーション(即興)にも挑戦してゆきます。
授業計画
| 第1回 | 「オリエンテーション」 コンテンポラリーダンスクラスを受講するにあたっての心構えと授業中の注意事項を確認してゆきます。 |
|---|---|
| 第2回 | 「ロール・アップ+ハイ・アーチ」 グラハムテクニックの基本のフロアーエクササイズを行い、上体の使い方を覚えます。 |
| 第3回 | 「コントラクション+リリース」 グラハムテクニックの基本のフロアー+センターでのエクササイズから、上体の使い方と呼吸法、パラレル、イン、アウトを使い分けていきます。 |
| 第4回 | 「フラット・バック」 背中の使い方に注目して、真っ直ぐな背中とカーブとハイ・アーチの作り方を習得し、呼吸の方法と動きの関係性も考えます。 |
| 第5回 | 「トリプル・ステップス1」 3拍子で歩く基本エクササイズを行います。上体をしっかり保ったまま、全てのスタンスを広く使って進みます。 |
| 第6回 | 「トリプル・ステップス2」 引き続きトリプル・ステップスのエクササイズとその変形、歩く、揺れる、上体をつけて大きく動きます。 |
| 第7回 | 「トリプル・ステップスのコンビネーション」 トリプル・ステップスにフロアーを使った動きをプラスして、リズムを感じ、力強い自然な動きが身についているかどうか確認します。 |
| 中間試験評価方法・評価基準 | |
| マーサ・グラハムの基本エクササイズのルーティンワークの目的を理解できているか。コントラクションとリリースを自然に取り入れて、身体の中心から大きく動くことが出来ているか、コンビネーションを踊り確認し、評価します。 試験30% 出席点40% 平常点30% | |
| 第8回 | 「スモールジャンプ」 両脚又は片脚踏み切りからの小さなジャンプの種類を知り、シソンヌ、アッサンブレの変形や上体も使ったジャンプにも挑戦していきます。 |
| 第9回 | 「ミドル・ジャンプ/ビック・ジャンプ」 グラン・ジュテ、アチチュード・ジャンプ、ア・ラ・スゴンドのジャンプなど空間を感じて大きな跳躍を行います。 |
| 第10回 | 「回転技1」 様々なピルエットに挑戦します。プリエをしたままのターン、上体をつけるターン、上半身と下半身のタイミングを変化させたターンを行います。 |
| 第11回 | 「回転技2」 上体をつけたアチチュード・ターンやアラベスク・ターン、連続した回転のシェネやピケ・ターンの変形を習得します。 |
| 第12回 | 「インプロヴァイゼーション1」 テーマを決めて、動きを創作してみます。身体のひとつのパートから派生する動きや、即興に挑戦します。 |
| 第13回 | 「インプロヴァイゼーション2」 二人組でお互いの力を有効に使った動き方、リフトやサポートの仕方を学んでいきます。 |
| 第14回 | 「コンビネーション」 上体やアームスを自由に使った動き、ターン、ジャンプ、フロアーワークを組み合わせて力強い動きと柔らかな動きを創り出します。 |
| 第15回 | 「コンビネーション発表」 グラハムテクニックのまとめとして、コントラクションとリリース、流れるようなフロアーワークを使った動きのコンビネーションを発表します。 |
| 期末試験評価方法・評価基準 | |
| オフバランスやフロアーワークの方法を理解して体現することが出来ているか確認します。空間を大きく使い、リズムを感じエナジーを持続した動きと即興的な動きを習得しているか評価します。 試験30% 出席点40% 平常点30% | |