| 科目名 | 脚本研究Ⅰ |
|---|---|
| 担当講師名 | 大谷 美智浩 |
| 学科 | ミュージカル学科 |
| コース | |
| 専攻/楽器/グレード等 | |
| 年次 | 2年次 |
| 学期 | 春 |
| 授業の形態 | 演習 |
担当科目に関連する実務経歴
『レ・ミゼラブル』『エリザベート』『MOZART!』等の東宝ミュージカルに出演、並びに『タン・ビエットの唄』『AKURO』『ナミヤ雑貨店の奇蹟』等の脚本を執筆。
授業内容
グループに分かれて週ごとに異なるテーマでショートドラマを創作し、与えられたシチュエーションではなく、自分たちで世界を創り上げていく「創作のプロセス」を体験します。また大学入試レベルの現代文をテキストに、読解力の向上を目指します。
到達目標(この授業で何ができるようになるのか)
エチュードの創作を通して、テーマとストーリーの関係、その中での台詞と動作の意味についての考察を深め、創造の楽しみと苦労を体験します。また前期は早稲田大学、後期は國學院大學の入試現代文をテキストとして、論理力とは何かを学びます。
授業計画
| 第1回 | 「トラブル」を課題に、グループに分かれてショートドラマを創作し、各々の発表を鑑賞して合評会を行います。 |
|---|---|
| 第2回 | 「噂」を課題に、グループに分かれてショートドラマを創作し、各々の発表を鑑賞して合評会を行います。 |
| 第3回 | 「勘違い」を課題に、グループに分かれてショートドラマを創作し、各々の発表を鑑賞して合評会を行います。 |
| 第4回 | 「困惑」を課題に、グループに分かれてショートドラマを創作し、各々の発表を鑑賞して合評会を行います。 |
| 第5回 | 「失敗」を課題に、グループに分かれてショートドラマを創作し、各々の発表を鑑賞して合評会を行います。 |
| 第6回 | 外山滋比古の評論(早稲田大学入試問題)をテキストにして、「個人言語」について学びます。 |
| 第7回 | 自由課題でグループに分かれてショートドラマを創作し、各々の発表を鑑賞して合評会を行います。 |
| 中間試験評価方法・評価基準 | |
| 実技60%・授業態度20%・出席状況20% 実技ではグループ内における自主性や自由な発想力、並びにシチュエーションの表現力、ドラマにおける役割認識、俳優としての個々の魅力などを審査します。その上で授業態度・出席状況を勘案して総合的に評価します。 | |
| 第8回 | 「パターン」を課題にしてショートドラマを作成します。① |
| 第9回 | 「パターン」を課題にしてショートドラマを作成します。② |
| 第10回 | 「伏線の回収」を課題にしてショートドラマを作成します。① |
| 第11回 | 「伏線の回収」を課題にしてショートドラマを作成します。② |
| 第12回 | 「ミスディレクション」を課題にしてショートドラマを作成します。① |
| 第13回 | 「ミスディレクション」を課題にしてショートドラマを作成します。② |
| 第14回 | 上田三四二の評論(國學院大學入試問題)をテキストにして「意味以上の意味」について学びます。 |
| 第15回 | 自由課題でグループに分かれてショートドラマを創作し、各々の発表を鑑賞して合評会を行います。 |
| 期末試験評価方法・評価基準 | |
| 実技60%・授業態度20%・出席状況20% 実技では自主性と自由な発想を重視します。さらに集団作業としての「創作」の関わり方や意識の持ち方、「ドラマ」に対する理解度やセンスなども審査し、そこに授業態度や出席状況を勘案して、総合的に評価します。 | |