科目名 | コンピュータミュージックBⅡ |
---|---|
担当講師名 | 山本 英武 |
学科 | プロミュージシャン学科 |
コース | |
専攻/楽器/グレード等 | 全専攻 |
年次 | 2年次 |
学期 | 秋学期 |
授業の形態 | 演習 |
担当科目に関連する実務経歴
講師は音楽業界で演奏活動、作曲、編曲、ディレクション、エンジニアリング(録音、エディット、ミックスダウン、マスタリング)などの経験を持ちます
授業内容
課題曲のオーディオファイルを使ってミックスダウンを学びます。またオ-ディオの録音方法やファイルの扱い方、イコライザーやプラグインの基礎知識を学んでいきます。またそれらを使って音質や音圧を高め、mp3やCDで聞けるようにします。8回目からは最初から最後まで一人で作品を作っていきます。
到達目標(この授業で何ができるようになるのか)
ミックスダウンを学ぶ為、イコライザーやコンプレッサー等、様々な種類のプラグインを理解し、またそれを使いこなるように。オ-ディオファイルの編集や音質調整の仕方を理解、対応出来るようにし、最終的に音源完成まで1人で出来るようにします。
授業計画
第1回 | 課題曲の説明と理解-課題曲のコ-ドや構成、この曲を通して学ぶ目的を説明します。まずは曲を理解して方向性を考えていきます |
---|---|
第2回 | オ-ディオファイルの扱い方-オ-ディオファイルの見方や表示されている数値の意味や編集の仕方について理解していきます |
第3回 | プラグインについて-音色や音量に変化を付ける「プラグイン」の種類や使い方について解説し、理解していきます |
第4回 | アンプシュミレ-タ-の使い方-ギタ-やベ-スの為のプラグインであるアンプシュミレ-タ-の使い方について理解していきます |
第5回 | EQ(イコライザ-)の使い方-音質調整の為に使うイコライザーについて、周波数帯域やQ(幅)、デシベル(量)やEQタイプについて理解していきます |
第6回 | ステムミックスについて-ドラムなどチャンネル数の多い楽器ごとにグループにまとめてバランスをとる方法、ステムミックスについて理解します |
第7回 | ミックスダウンと音圧-マキシマイザーなどを使い音圧を上げ、その上で音質を調整していく方法について学んでいきます |
中間試験評価方法・評価基準 | |
出席点50%提出物50%。課題曲をアレンジし、ミックスダウンしたプロジェクトデ-タを提出します。オ-ディオファイルに対してプラグインやイコライザーなどが的確に使われているかなど、オリジナリティに加え音響的な事も評価の対象になります | |
第8回 | 新規プロジェクトの立ち上げ-課題曲もしくオリジナル曲をどのようにするか考え、一からプロジェクトを立ち上げていくやり方を理解します |
第9回 | 仮のリズムやコ-ドを入力-作業をスム-ズに進めていく為に、テンポを決め一旦ラフにリズム、コ-ド、メロディを入れていきます。 |
第10回 | オ-ディオ録音の仕方-オ-ディオインターフェースの使い方や入力レベルの取り方また注意すべき点などについて学びます |
第11回 | テイク選びとクロスフェード-オ-ディオ録音で録ったテイクの良い部分を1トラックにまとめるやり方と繋げ方について学びます。 |
第12回 | コンプレッサーの必要性と使い方-ボ-カルや各楽器の音量調整の為に使うコンプレッサーについての基本知識や種類、使い方について学びます。 |
第13回 | 空間系のプラグインについて-音に広がりを出すために空間系のプラグインの基本知識とその種類、適切なかけ方など使い方について学びます |
第14回 | オ-トメ-ションの使い方-より聞きやすくするために場所によって細かく音量などをコントロールする為に使う「オ-トメ-ション」について学びます |
第15回 | ミックスダウンした上でデ-タを提出-適切なバランスと音質に調整した後、2ミックスのオ-ディオファイルに書き出します。これまでの総まとめです。 |
期末試験評価方法・評価基準 | |
出席点50%提出物50%。課題曲、もしくはオリジナル曲ををアレンジし、必要に応じてオ-ディオ録音し、ミックスダウンしたプロジェクトデ-タを提出します。ゼロから音源完成まで総合的に1人で出来るようになっているかなどをチェックします |
特記事項
この授業ではUSBメモリとヘッドホンもしくはイヤホン+ヘッドホン用変換プラグが必要です