科目名 | 演技の基礎Ⅱ |
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担当講師名 | 安田 カオル |
学科 | 声優学科 |
コース | |
専攻/楽器/グレード等 | |
年次 | 1年次 |
学期 | 秋学期 |
授業の形態 | 演習 |
担当科目に関連する実務経歴
講師は劇団東京芸術座に所属し、俳優としては1000ステージ以上の舞台出演のほか、自身の参加するユニットでの演出、脚本、脚色、また、文化庁事業や文科省事業での演劇を使ったコミュニケーションワークショップ講師の実務経験を長く持ちます。
授業内容
演技に必要な要素を細かくエクササイズに取り入れながら、気持ちと身体と言葉が一体化できる技術を身に付けます。
到達目標(この授業で何ができるようになるのか)
内面からの思いを相手と交流しながら表現できるようにします。また、振り返りでは気づきを言語化することで、自身の到達点や課題などを深く意識し主体性をもって目標に向かうことができるようになります。
授業計画
第1回 | 【設定をつくる】 短い対話劇のテキストを読み、人物の関係性や場所などの設定をペアで創作してゆきます。 |
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第2回 | 【ト書きをつくる】 ①で創作した対話劇にト書きをつけ、実際に動いて演じます。 |
第3回 | 【行動の正当化】 ①で創作した対話劇の人物の動き(行動)を正当化し、演技をブラッシュアップしてゆきます。 |
第4回 | 【シーンスタディ1‐①】 戯曲の中の短いシーンのやり取りから、役の背景や人物の行動などを考察し、演技に繋げてゆきます。 |
第5回 | 【シーンスタディ1‐②】 ④のテキストのそれぞれの人物に「サブテキスト(心の声)」をつけてゆきます。シーンをブラッシュアップします。 |
第6回 | 【シーンスタディ1‐③】 ④のテキストをブラッシュアップし、クラス内発表に向けての稽古をします。 |
第7回 | 【発表】 ・④のテキストを各グループで演じます。クラス内発表でお互いに見合います。 ・振り返りシートに授業での気づきや感想を書きます。 |
中間試験評価方法・評価基準 | |
出席点30% 平常点35% 試験35% ・授業中、ペアの相手やグループのメンバーと意見を交わしてイメージを共有しながら創作できているかを見ます。 ・気持ちと言葉と身体が一体化され、相手役と交流できているかを確認します。 ・毎授業の最後に「振り返りシート」を提出していただきます。授業に取り組む姿勢と共に、気づきや感じたことを自分のことばで振り返ることを特に重視します。 | |
第8回 | 【分析】 海外の戯曲の1場面をグループにごとに台本読みをします。台本のあらすじ、登場人物の説明、時代背景や住んでいる場所の様子などを細かく調べます。 |
第9回 | ⑨【分析と役作り】 ⑧の場面をグループで本読みします。登場人物の行動や台詞、書かれている情報からキャラクターを想像し、自分のイメージとすり合わせ、役を具体化してゆきます。 |
第10回 | 【シーンスタディ2-①】 ⑧の場面を細かく稽古し、ブラッシュアップしてゆきます。 |
第11回 | 【シーンスタディ2-②】 ⑧の場面を細かく稽古し、ブラッシュアップしてゆきます。 |
第12回 | 【シーンスタディ2-③】 ⑧の戯曲の違う場面をグループで台本読みします。 |
第13回 | 【シーンスタディ2-④】 ⑫の場面をグループ稽古し、ブラッシュアップします。 |
第14回 | 【シーンスタディ2-⑤】 ⑧の場面か⑫の場面のどちらかを選び、クラス内発表に向けて稽古します。 |
第15回 | 【発表】 ・⑧または⑫の場面を各グループで演じます。クラス内発表でお互いに見合います。 ・振り返りシートに授業での気づきや感想を書きます。 |
期末試験評価方法・評価基準 | |
出席点30% 平常点30% 試験40% ・授業中、ペアの相手やグループのメンバーと意見を交わしてイメージを共有しながら創作できているかを見ます。 ・気持ちと言葉と身体が一体化され、相手役と無理なく交流できているかを確認します。 ・毎授業の最後に「振り返りシート」を提出していただきます。授業に取り組む姿勢と共に、気づきや感じたことを自分のことばで振り返ることを特に重視します。 |
特記事項
・授業内容は、理解度や進行度によって変更になる場合があります。
・授業は対面式ですが、特別な状況下においては遠隔レッスンに対応いたします。