科目名 | ヴォイスレコーディング |
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担当講師名 | 三浦 良明 |
学科 | 声優学科 |
コース | |
専攻/楽器/グレード等 | |
年次 | 1年次 |
学期 | 春学期 |
授業の形態 | 演習 |
担当科目に関連する実務経歴
講師はヴァーチャル・ライバーの商用ヴォイスコンテンツや音楽レコーディングの実務経験を持ち、録音や機材の豊富な知識を持ちます。
授業内容
声演技に役立つ『必要最小限な技術的知識』と『マイク前の所作』を学びます。また、自宅環境における録音方法やデータの書き出しについて解説します。
到達目標(この授業で何ができるようになるのか)
マイクの種類と特性、適切な距離、ノイズの種類と対策、収録時のマナーについて解説します。業界標準の録音編集ソフト『ProTools』の基本操作を学び、録音、ヴォイスサンプルの作成等が学生だけで実施できるようになることを目的としています。
授業計画
第1回 | 自己紹介。シラバスの説明。質疑応答。録音・編集のデモンストレーション。今朝のニュースを題材に録音体験。 |
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第2回 | 録音機材(共有物)の使用ルールを説明します。マイク、ヘッドホン、インターフェイスの接続と設定、iMacの立ち上げなどPC録音の基本操作、ケーブルの8の字巻きを学びます。 |
第3回 | マイクの違いによる特性について学びます。 同一人物の声をコンデンサーマイク・ダイナミックマイクで録音し比較します。 |
第4回 | マイクの違いによる適切な距離を学び、近接効果や相手との会話が距離的な意味で一致する感覚を覚えます。一人でセットアップ〜録音〜書き出しできるまで復習。 |
第5回 | 【PTの操作1】課題を朗読し録音。フリーBGMとSEを挿入する演習を行います。 |
第6回 | 【PTの操作2】今回は好きな詩または小説等のテキストを持参し、朗読を録音します。 |
第7回 | 【PTの操作3】前回の続き。フリーBGMとSEを挿入、完成データを視聴し意見交換をします。 |
中間試験評価方法・評価基準 | |
予習復習の成果、操作理解度、クラス貢献度を平常点として評価します。 出席:30% 平常点:70% | |
第8回 | 【PTの操作4】ボイスサンプルの録音。 |
第9回 | 【PTの操作5】ボイスサンプルの編集。 |
第10回 | 【PTの操作6】コンプレッサーとイコライザーについて学び、ボイスサンプルを完成させます。視聴して意見交換をします。 |
第11回 | 【PTの操作7】歌の録音について学びます。 ナレーションとのミックス。 |
第12回 | 【PTの操作8】歌の編集・エフェクトについて学びます。 |
第13回 | ボイスサンプル or 朗読データ or 歌データ のいずれかを選び録音します。春学期最後の授業で音源とPTセッションを提出。 |
第14回 | 前回の続き。録音または編集を行います。 |
第15回 | 前回の続き。それぞれ指定のフォーマットで仕上げを行い、データ提出 |
期末試験評価方法・評価基準 | |
予習復習の成果、操作理解度、クラス貢献度を平常点として評価します。 データ提出を試験とし、内容でこれまでの習熟度を評価します。 出席:30% 平常点:70% |
特記事項
授業は対面式ですが、特別な状況下においては遠隔レッスンにて対応いたします。