2025年度シラバス

尚美ミュージックカレッジ専門学校

科目名ソルフェージュ
担当講師名高桑 雅信
学科声優学科
コース
専攻楽器グレード等
年次1年次
学期春学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

講師は、ステージ演奏、スタジオヴォーカリストとしての歌唱やコーラス・CMソング等のレコーディングなど、ヴォーカルとしての実務経験を持ちます。
また、20年に及ぶ、ヴォイストレーナーとして歌唱指導の実務経験を持ちます。

授業内容

・メロディを聴いておぼえる、メロディを聴いて階名唱する
・楽譜を見て歌う、鍵盤で弾く
・知っている(おぼえた)メロディを楽譜に書いてみる
・いろいろなキー(調)、いろいろな拍子

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

演奏家でなくても、尚美のあらゆる学科は音楽とつながった世界で仕事をすることになります。プレイヤー、スタッフ、マネージャーなど、あらゆる人たちとのコミュニケーションに必要な楽譜の知識、読み書きなどを、楽しみながら学んでいきます。そして、それらを歌唱にも活かしていきます。経験がない、不得意という人も心配いりません。

授業計画

第1回『ガイダンス』
自分は「音階」を持っているか? 授業をスタートするにあたって、これまでの経験や理解度を確認します。
第2回『階名唱』
知っている歌、おぼえた歌を階名(ドレミ)で歌えますか?
第3回『記憶階名唱』
音を聴いて階名(ドレミ)を当てる。知っているメロディに階名をつける。知っているメロディを鍵盤で弾いてみる。
第4回『メロディ初見』
楽譜の基礎知識。五線譜や音符、いろいろな記号と名前を知る。簡単な楽譜(メロディ)を見て歌って(弾いて)みましょう。
第5回『メロディ初見・記譜』
初めて見た楽譜をすぐに歌う、弾く。
おぼえたメロディをもう一度楽譜に書けますか?
第6回『記憶階名唱・記譜』
メロディをおぼえて階名唱する。楽譜に書いてみる。次週の試験について説明します。
第7回『中間試験』
授業で扱ったメロディをおぼえて(暗譜)階名唱する。鍵盤で弾く。楽譜に再現してみる。
中間試験評価方法・評価基準
試験課題は全て授業で扱ったメロディです。
自分で好きな課題を選んで、暗譜で歌う(階名唱)、暗譜で弾く、もう一度楽譜に書く試験です。評価は試験成績を50%、平常
の授業での取り組みを50%で算出します。
第8回『メロディ初見・記譜』
1クォーターで扱った曲のメロディやリズムを少し変えてみます。どこが変わった

のかを発見し、演奏します。
第9回『聴き取り(リズム・歌詞)』
聴きながら歌詞を書き取る、おぼえて歌う、弾くなどに兆戦してみましょう。
第10回『聴き取り(リズム・メロディ)』
歌詞を、8分音符刻みでタイミングを判断し、グラフ上に記入します。また鍵盤で階名を探ります。
第11回『いろいろな拍子』
これまでの全ての課題は4分の4拍子でしたが、4分の3拍子、8分の6拍子の課題を歌い、弾いてみます。
第12回『いろいろな拍子』
4分の3拍子と8分の6拍子の書き方の違いを理解し、いろいろな課題を実施します。
第13回『いろいろな拍子』
これまでに扱った(おぼえている)課題の拍子を変える、メロディを変えるなどのバリエーションに兆戦します。
第14回『試験準備』
次週の期末試験用の課題を提示し、拍子、リズム、音程などの確認の後、歌う、弾く練習を行います。
第15回『期末試験』
授業で扱ったメロディをおぼえて(暗譜)階名唱する。鍵盤で弾く。楽譜に再現してみる。
期末試験評価方法・評価基準
試験課題は全て授業で扱ったメロディです。
自分で好きな課題を選んで、暗譜で歌う(階名唱)、暗譜で弾く、もう一度楽譜に書く試験です。評価は試験成績を50%、平常
の授業での取り組みを50%で算出します。

特記事項

授業は対面式ですが、特別な状況下においては遠隔レッスンにて対応いたします。