2025年度シラバス

尚美ミュージックカレッジ専門学校

科目名上演Ⅳ
担当講師名伍堂 哲也
学科声優学科
コース
専攻楽器グレード等
年次2年次
学期秋学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

講師は、劇団俳協に所属し、俳協や他の場で演出家としての実務経験を持ちます。舞台制作は、付随して指導します。

授業内容

役は一人で作ることは出来ないし、劇は一人ひとりの「協力」の産物です。
そのことを理解するために春学期に学んだことを踏まえて、一本の芝居を作り上げることにチャレンジします。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

・積極的、意欲的に取り組み、チームで協力し合うことが出来ましたか。
・実践から学び、実際にやってみて、自分の役を創り上げることが出来ましたか。
・自分の個性を主張し、楽しんで自分を表現し、1本の公演を創造できましたか。

授業計画

第1回演技の相対性1
役作りについて
第2回身体コントロール力1 演技ウォームアップ
演技ウォームアップ方法を実際にやりながら習得します。
第3回身体コントロール力2 声について
声の方向性、距離、明暗、音域、etc
第4回身体コントロール力3 意識について
意識の方向性、どこに向けて意識を伝えたいか、確認し実践から習得します。
第5回身体コントロール力4 台詞
台詞を言うことで、様々なものを学びます。
第6回身体コントロール力5 対話
相手との実践の中で対話を成立させます。
第7回3クォーター総括
各自クリアすべき目標をたてます。個別アドバイス。自主練習方法。
中間試験評価方法・評価基準
出席率50%、観察力、理解力、集中力、受講態度50%
第8回台本を読む1 読み合わせ。
実際に台本を読んでみます。
第9回台本を読む2 役にアプローチする実験
自分がその役になるとは・・・
第10回台本を読む3 役にアプローチする実験
前回に引き続き役へのチャレンジで様々な事を習得します。
第11回台本を読む4 役を掘り下げる読み方
役を追求し分析しながら、自分の表現とつなげていきます。
第12回台本を読む5 キャスティング準備
自分を知り、役と自分をすり合わせます。
第13回役をつかむ1 キャスティング準備
追及をします。
第14回役をつかむ2
キャスティング決定
第15回4クオーター総括
チーム演技発表。個別アドバイス
期末試験評価方法・評価基準
積極性と出席率60% 技術修得度 40%

特記事項

授業は対面式ですが、特別な状況下においては遠隔レッスンにて対応いたします。

科目名上演Ⅳ
担当講師名坂本 岳大
学科声優学科
コース
専攻楽器グレード等
年次2年次
学期秋学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

講師は、舞台俳優としてストレートプレイやミュージカルを中心に舞台公演に出演。朗読公演なども行います。

授業内容

年度末に行われる卒業公演上演の為の稽古をします。稽古を通して「作品」を作り上げることを体験していき、本番上演を行います。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

卒業公演作品の稽古・上演を通して、これまで勉強してきた台詞術や舞台での立ち振る舞い、交流などの技術・意識を高めていきます。
本番上演を一つのゴールと設定して、そこに向けて完成度を高めることを目標とします。

授業計画

第1回読み合わせ①-作品全体・自分の役を把握すること目的とします。
第2回読み合わせ②-各場面の目的・シーンの意味などを考えながら、交流することを目指します。
第3回読み合わせ③-人物分析を深め、立ち稽古に向けてイメージを膨らませていきます。
第4回立ち稽古①-舞台空間を把握することを目的として、各場面を当たっていきます。
第5回立ち稽古②-前回に引き続き、舞台空間を把握することを目的として、各場面を当たっていきます。
第6回立ち稽古③-各場面をより具体的に掘り下げつつ、シーンのデッサンを行います。
第7回立ち稽古④-前回に引き続き、各場面をより具体的に掘り下げつつ、シーンのデッサンを行います。
中間試験評価方法・評価基準
稽古の参加(出席)状況。態度や意識などの平常点に加えて、この時点での演技の成果で判断します。その他、作品への理解度や、演技以外の係仕事などへの貢献度も評価します。
出席率30%・平常点30%・試験40%
第8回立ち稽古⑤-各場面の掘り下げを行いつつ、シーンをより具体的に形にしていきます。
第9回立ち稽古⑥-人物間の交流を深め、シーンの繋がりを意識していける稽古をします。
第10回立ち稽古⑦-これまでの立ち稽古の総まとめとチェックをします
第11回通し稽古①-実際に通してみることで作品の流れを把握すること。本番上演に向けて問題点を洗い出します
第12回通し稽古②-通し稽古の反復で慣れていくこと、各課題の修正を行います。
第13回通し稽古③-各課題の修正を行いつつ、作品をより深めていくことを目指します。
第14回通し稽古④-前回に引き続き、修正を行いつつ更なるレベルアップをはかります。
第15回通し稽古⑤-最終的な総仕上げを行います。
期末試験評価方法・評価基準
自身の役の演技技術の向上度合いを主としつつ、作品づくりの中で「演技以外」の作業等の成果や意識も評価ポイントとし、年間での成長を総合的に見て評価します。
出席率30%・平常点30%・試験40%