科目名 | ディクション&リズムⅠ |
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担当講師名 | 橋北 哲哉、mickey-t |
学科 | ヴォーカル学科 |
コース | |
専攻/楽器/グレード等 | |
年次 | 1年次 |
学期 | 春学期 |
授業の形態 | 演習 |
担当科目に関連する実務経歴
橋北先生:講師はアーティスト、声優、俳優のヴォイストレーニングとディクションの実技指導、ヴォーカル教則本の執筆(ヤマハミュージックメディア、リットーミュージック)の経歴を持ちます。
mickey-T先生:他校にて25年有余
授業内容
ディクションは声と言葉の表現力を伸ばす授業です。発音別の発声と滑舌、歌詞分析、MC、演技パフォーマンス等を総合的に向上して歌の表現力を高めましょう。
特にリズムは音楽要素としても非常に重要であるため、リズムトレーニングをほぼ毎回の授業に習慣的に取り入れてリズム感向上を図ります。
またヴォーカリスト(楽器)としての正しい発声、発音を学びます
到達目標(この授業で何ができるようになるのか)
リズム感が良くなるとグルーヴ感溢れるシンギングを可能にするだけで無く歌唱中の不具合の多くを解消出来る可能性があります。また、歌詞の分析力アップで表現に奥行きを与え、滑舌力アップは歌唱の自由度を大幅に高めます。
MCは観客とのコミュニケーションカを、演技パフォーマンスは個性的な自己表現を確立させます。
また近年多く見られる滑舌の悪さや声の小ささ、語彙力、伝達能力の欠損を改善させます。
授業計画
第1回 | 顔面と舌筋トレーニング~楽器として必要な筋肉の強化と共に舌に邪魔させない位置取りを覚える 母音の型を覚える~AとOの間の鳴りからOで鳴らす |
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第2回 | 母音の型を覚える~OからAの移行 母音の型を覚える~OからUの移行 |
第3回 | 母音の型を覚える~AからEの移行 母音の型を覚える~EからIの移行 |
第4回 | 母音音読~「上を向いて歩こう」 |
第5回 | 子音の種類と長さ~閉唇音M,B,Pと閉舌音N,D,Tの仕組みと作用 子音の種類と長さ~発声に於けるKとHの重要性 |
第6回 | 子音の長さ~歌唱に於けるNと促音の確実な発音 子音の種類と長さ~S、SH、CH等無声音に起因する発音 |
第7回 | 子音の種類と長さ~YとW 子音の種類と長さ~らとR,L、ふとF、ぶとV 鼻濁音~Gとか゜鼻濁音とは何か、なぜ日本語には鼻濁音があるのか |
中間試験評価方法・評価基準 | |
試験では授業内容に対する理解度と技術について確認し評価します。 評価基準としては日頃の成果や前向きな受講内容と出席数を最も重視します。 評価基準:試験結果20%、平常点40%、受講内容と出席数40% | |
第8回 | プチグルーヴトレーニング 読解と暗唱~歌詞の行間を読み取り、内容を理解して見せ方、聴かせ方を学ぶ |
第9回 | プチグルーヴトレーニング プチ演技~オーバーで気持ち悪い演技からの引き算。音とリズムに縛られて尚活きる言葉 |
第10回 | プチグルーヴトレーニング プチ演技を歌唱に繋げる~言葉を立て、明瞭に伝えながら感情を乗せる |
第11回 | プチグルーヴトレーニング 英語の発音~アルファベットを正しく発音 |
第12回 | プチグルーヴトレーニング 英語の発音~母音の種類と英単語 日本人(東洋人)特有の苦手発音を知る |
第13回 | プチグルーヴトレーニング 英語の発音~英語の歌詞を使って文章を読んでみる |
第14回 | プチグルーヴトレーニング 英語の発音~英語の歌詞を使って言葉のリズムを知る 喋れる人と喋れない人の決定的な違いとは |
第15回 | 試験~自己紹介とMC発表 |
期末試験評価方法・評価基準 | |
試験では授業内容に対する理解度と技術について確認し評価します。 評価基準としては日頃の成果や前向きな受講内容と出席数を最も重視します。 評価基準:試験結果20%、平常点40%、受講内容と出席数40% |