科目名 | 吹奏楽指導法研究Ⅱ |
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担当講師名 | 髙梨 裕久 |
学科 | 管弦打楽器学科 |
コース | |
専攻/楽器/グレード等 | 吹奏楽・マーチング専攻 |
年次 | 2年次 |
学期 | 秋学期 |
授業の形態 | 演習 |
担当科目に関連する実務経歴
担当講師は吹奏楽やマーチング編成で豊富な合奏経験をもつバンドディレクターで、日本管打・吹奏楽学会吹奏楽検定委員としての研究や啓蒙活動の経験を持ちます。
授業内容
吹奏楽指導及び学校教育現場で必要な楽器の知識、吹奏楽指導に必要な指導力(スコアリーディング、レパートリー、吹奏楽の歴史、基本的な指揮、合奏指導のテクニック、演奏企画等)を身につける。中・高校生への指導を前提に分かりやすく指導できる実践力を身に着け、指導者、演奏家・教育者、としての能力を総合的・実践的に身につける。また吹奏楽界や学校現場で活躍する先生、作曲家の話を聴き今後の実践に生かす。
到達目標(この授業で何ができるようになるのか)
授実際の指導と発表を受講することで実践的な指導力を身につけているか。演奏家・教育者、吹奏楽指導者として必要な理論と知識を総合的に考察、管弦打楽器についての機能及びその指導法を習得。中高生への指導を想定し、必要な合奏指導を適切な順序で指導を行い、現場で求められる指導力を実践的に身につける。合奏指導法において実際の指導も体験し指導力を身に着ける。
授業計画
第1回 | 打楽器の指導①吹奏楽、オーケストラの打楽器について:Timpani、S.D.、B.D.、Cymbals、Xylophone、Chime、Tam-tam、etc.※様々な打楽器(膜鳴楽器、体鳴楽器) |
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第2回 | 打楽器の指導②鍵盤打楽器、ラテン楽器(Vibraphone、Marimba、Tambourine、Triangle、Castanet、スレーベル、ボンゴ、コンガ、クラベス、他) |
第3回 | 打楽器の指導③鍵盤打楽器:打楽器アンサンブルを体験してみよう! |
第4回 | ハープの楽器の知識「楽器の演奏を聴いてみよう!」 各国での名称、楽器の歴史、楽器の構造、基本的な奏法、楽器メーカー、有名な曲(名曲、オーケストラ、吹奏楽…他)有名な奏者 |
第5回 | コントラバス(弦楽器)の知識 各国での名称、楽器の歴史、楽器の構造、基本的な奏法、楽器メーカー 「楽器の演奏を聴いてみよう!」有名な曲(名曲、オーケストラ、吹奏楽…他)有名な奏者 |
第6回 | 合奏指導の基礎①指揮台に立つ前の準備 (指揮法の基礎) ※セッティングについて、演奏者の準備 基礎練習の内容について |
第7回 | 合奏指導の基礎②吹奏楽の楽器編成とスコアリーディング (様々なスコアについて、移調楽器、編曲の基礎) |
中間試験評価方法・評価基準 | |
各楽器の知識(歴史、同属楽器、構造、奏法、メンテナンス、レパートリー)発表及び合奏指導の事前準備授業内で実際の指導と発表で実践的な指導力を身につけているか確認。指導発表と確認テスト(80%)平常(20%)で総合的に評価 | |
第8回 | 合奏指導の基礎③合奏基礎トレーニングの実践(バンドメソード・コラール使用) ※フレックスの合奏指導テキストーも使用(様々な編成、少人数にも対応) |
第9回 | 合奏指導の実際:リハーサルテクニック実践①マーチ&小編成吹奏楽レパートリー(日本の歌曲に基づく練習曲他) |
第10回 | 合奏指導の実際:リハーサルテクニック実践② 指導実践発表(マーチ&小編成吹奏楽レパートリー、コラール等使用) |
第11回 | 活躍する現場の先生のお話を聞く 「教師の仕事と吹奏楽部の指導」 吹奏楽部運営法 生徒リーダーの育成と活動計画、吹奏楽無の運営 |
第12回 | 活躍する現場の先生&吹奏楽作曲家のお話を聞く 「私と吹奏楽」 ※吹奏楽スタンダードレパートリーと日本ジ作曲家のレパートリーの変遷 |
第13回 | 吹奏楽指導の知識①演奏会を開くまで(演奏会企画) コンサートを開くまでの準備:会場、日時、予算、係スタッフ、プログラムとコンセプト、予算、協賛、著作権、進行表、セッティング |
第14回 | 吹奏楽指導の知識②編曲の基礎知識と簡単な実習(吹奏楽編成のスコア、各楽器・セクションの特性、音域、移調他) |
第15回 | 指導法のまとめ(成果発表、課題の共有、レポート提出)指導実践に向けて 後期課題(演奏会企画案作成、レパートリー確認問題、編曲の基礎演習) |
期末試験評価方法・評価基準 | |
各楽器の知識確認問題、合奏指導発表(事前準備と授業内発表)及び編曲の基礎確認テスト、演奏会企画案提出(80%)平常(20%)で総合的に評価 |