11/17,2014
2014年11月15日(土)、尚美バリオホールにてコンセルヴァトアールディプロマ科 管打楽器専攻 優秀者による「フレッシュコンサート2014」を開催いたしました。
今回はディプロマ科管打楽器専攻50名の学生の中からオーディションで選抜された8名が演奏。尚美バリオホールという表現空間を活かし、この日まで研鑽を積んできた結果を堂々と披露しました。
また、このコンサートでは5名の審査員が最も優れた演奏と評価された者に授与される「ディプロマ大賞」と、聴衆による投票で強い印象を受け最も感動した演奏に授与される「聴衆賞」が用意されており、今回のディプロマ大賞はクラリネットの中山みどりさんが、聴衆賞はサクソフォーンの大野香菜さんが受賞しました。
お越し頂いたみなさま、ありがとうございました!
<審査員>
宮崎 由美香(フルート)
板倉 康明(クラリネット)
石渡 悠史(サクソフォーン)
王 陽(トランペット、外部審査員・中国国立藩陽音楽院教授、日本トランペット協会理事)
大山 智(ユーフォニアム)
<当日の出演者とプログラム>
演奏者 |
伴奏者 |
曲目 |
夏目 明里
(Flute) |
久下 未来 |
フルート協奏曲/アンドレ・ジョリヴェ |
吉田 かなえ
(Clarinet) |
生井 郁汐
磯野 舞 |
クラリネット協奏曲より I、III、IV/ジャン・フランセ |
川口 渚央
(Clarinet) |
仲地 朋子 |
クラリネット・ソナタ/エディソン・デニゾフ
クラリネットとピアノのためのデュオコンチェルタント/ダリウス・ミヨー |
中山 みどり
(Clarinet) |
仲地 朋子 |
ヴェルディの「椿姫」による演奏会用幻想曲/ドナート・ロヴレーリョ 改訂:アラミロ・ジャンピエーリ |
豊嶋 優太
(Saxophone) |
林田 千佳 |
アルトサクソフォーンとウインドアンサンブルのための協奏曲より I、III/デヴィット・マスランカ |
大野 香菜
(Saxophone) |
富山 里紗 |
舞/野田 燎
フリッソン/ジェローム・ノーレ |
菅家 琴
(Trumpet) |
高良 仁美 |
トランペットとオーケストラのための協奏曲/アレクサンドラ・パフムトワ |
宮原 健輔
(Trombone) |
城 綾乃 |
北の協奏曲/スーレン・ヒュルゴー |
4/28,2014
2014年4月25日(金)、尚美バリオホールにて、コンセルヴァトアール ディプロマ科「現代音楽研究特別講座 研究発表」を開催しました。
この研究発表は、ディプロマ科で専攻ゼミナールとして開講されている「現代音楽研究」の2013年度受講生による、管・打楽器のために書かれた様々な編成の室内楽作品を集めた演奏会です。
司会と解説は同ゼミナールの講師であり、また現代音楽の分野で高い評価を得ている板倉康明先生が行いました。
I.ストラヴィンスキーがニューヨークの劇場「ニューヨーク州立劇場(現:D・H・コッホ劇場)」の開会セレモニーのために作曲した2本のトランペットによるファンファーレから始まり、J.ケージやG.リゲティといったもはや現代音楽の古典とも呼べるような広く知られた作家の作品や、現代音楽だけでなくテクノやエレクトロニカの分野の方々にもファンの多いS.ライヒの作品のほか、日本を代表する現代音楽作曲家・西村朗氏と池辺晋一郎氏の作品などを演奏いたしました。
曲目 |
作曲者 |
編成 |
新しい劇場のためのファンファーレ |
Igor Stravinsky |
トランペット二重奏 |
トリオ |
John Cage |
打楽器三重奏 |
マサイ |
Christian Lauba |
サクソフォーン二重奏 |
微睡II |
西村朗 |
オーボエ&クラリネット三重奏 |
花火 |
Karol Beffa |
クラリネット四重奏 |
バイヴァランスIV |
池辺晋一郎 |
クラリネット二重奏 |
マリンバ・フェイズ |
Steve Reich |
マリンバ二重奏 |
6つのバガテル |
György Ligeti |
サクソフォーン四重奏 |
4/23,2012
2012年4月21日、尚美バリオホールにて、コンセルヴァトアール ディプロマ科「現代音楽研究特別講座 授業発表会」を開催しました。
ディプロマ科で専攻ゼミナールとして開講されている「現代音楽研究」(講師:板倉康明先生)受講生による、演奏会形式の特別講座です。
現代音楽の分野で高い評価を得ている板倉先生による指揮&解説で、室内楽や少人数の吹奏楽など様々な編成のために書かれた現代音楽作品を紹介しました。
各グループの演奏はもちろん、作品が書かれた経緯や作曲家の人柄までに踏み込んだ板倉先生の解説もとても内容の濃いもので、短時間ながら現代音楽の魅力をたっぷり楽しめる発表会でした。
曲目 |
作曲者 |
編成 |
Rasch |
Franco Donatoni |
サクソフォーン4重奏 |
Out of Black Dust |
Mark-Anthony Turnage |
金管アンサンブル |
Esprit rude / esprit doux II |
Elliott Carter |
Fl. & Cl. & Mar. |
織られた時 III 〜管楽アンサンブルのための〜 |
野平 一郎 |
小編成吹奏楽 |
秘儀 I 〜管楽合奏のための〜 |
西村 朗 |
Poem Rhythmic for Wind Ensemble |
一柳 慧 |
なお、今年度のディプロマ科では、こうした特別講座や国内外の楽壇で活躍する音楽家を招いたマスタークラスレッスンなどを「公開講座」という形で、音楽を学んでいる学生の方も含め広く一般の方にも聴講していただける機会を用意しています。詳細は以下のリンク先をご覧ください。
【コンセルヴァトアール ディプロマ科 2012年度公開講座】
3/12,2012
2012年3月6日、尚美バリオホールにて、音楽総合アカデミー学科(4年制) 管弦打楽器専攻生による 『アカデミー室内楽演奏会』を開催しました。
音楽総合アカデミー学科の「室内楽」授業で学んだ成果を発表する機会として用意されたこの演奏会では、打楽器アンサンブル、弦楽アンサンブル、木管七重奏、サクソフォーン四重奏、金管アンサンブルが出演。
「バリ島からの幻影’84」(伊藤康英)、「アンダンテとスケルツォ」(ボザ)、「金管六重奏」(ベーメ)などを通して秋学期の授業の成果を披露しました。
<プログラム>
編成 |
曲名 |
作曲者 |
打楽器アンサンブル |
・バリ島からの幻影’84 ・Sculpture in Wood |
伊藤康英 R.パヴァッサー |
弦楽アンサンブル |
・G線上のアリア ・ガヴォット ・情熱大陸 |
J.S.バッハ J.S.バッハ 葉加瀬太郎 |
木管七重奏 |
・「管楽七重奏」より 1・2・3楽章 |
P.ヒンデミット |
サクソフォン四重奏 |
・アンダンテとスケルツォ |
E.ボザ |
金管アンサンブル |
・「金管五重奏曲」より ・「金管六重奏曲」より |
M.アーノルド O.ベーメ |
2/27,2012
2012年2月18日、尚美バリオホールにて『管弦打楽器学科 室内楽講座 2011年度 秋期授業発表会』を開催しました。
このイベントは、パート別に開講されている授業「室内楽講座」での成果を発表するもので、各クラスから選出されたアンサンブルが以下の曲目を演奏しました。
曲目 |
編成 |
指導講師 |
バレエ「白鳥の湖」より(チャイコフスキー) |
打楽器アンサンブル |
日比一宏、増田博之 |
3つの小品(ウジェーヌ・ボザ) 夏山の一日 より I, II, IV(ウジェーヌ・ボザ) |
フルート四重奏 |
野崎和宏 |
フォスターラプソディー(鈴木英史) |
クラリネット五重奏 |
伊藤 圭 |
ディヴェルティメント(アルフレッド・ウール) |
クラリネット四重奏 |
伊藤 圭 |
木管五重奏曲より 第1楽章・第2楽章(ポール・タファネル) |
木管五重奏 |
多田逸左久 |
木管五重奏曲より 第1楽章(ジャン・フランセ) |
木管五重奏 |
多田逸左久 |
かくれんぼ(ロベール・クレリス) |
サクソフォーン四重奏 |
原 博巳、波多江史朗 |
古典組曲より I. アントレー III. シシリエンヌ IV. ブーレ(矢代秋雄) |
サクソフォーン八重奏 |
原 博巳、波多江史朗 |
3つのトランペットのための組曲(デイビッド・ウーバー) |
トランペット三重奏 |
班目加奈 |
2本のトランペットのための対話(ウジェーヌ・ボザ) |
トランペット二重奏 |
班目加奈 |
6つのトリオ(アントン=ライヒャ) |
ホルン三重奏 |
並木博美 |
2本のホルンのためのデュエット 第1番(オットー=ニコライ) |
ホルン二重奏 |
並木博美 |
ラ・シャッセ(ニコライ・チェレプニン) ランドサイティング(エドヴァルド・グリーグ) |
トロンボーン四重奏 |
坂本浩志 |
ザ・カミング・オブ・ウォーリーズ(エルネスト・ミラー) トロワ・ピース(ウジェーヌ・ボザ) |
トロンボーン四重奏 |
坂本浩志 |
パフェ より 第3楽章、第4楽章(伊藤康英) |
ユーフォニアム四重奏 |
齋藤 充 |
夢の回廊(三澤 慶) |
ユーフォニアム四重奏 |
齋藤 充 |
アダージョ(サミュエル・バーバー/スティーブン・マクネフ 編) |
金管五重奏 |
宮澤聡宏 |
アルメニアの風景(アレクサンドル・アルチュニアン) |
金管五重奏 |
宮澤聡宏 |
授業の一環として行ったイベントのため客席は学生のみ(外部に非公開)でしたが、前回同様、どの団体も授業の成果を十分に発揮した見事な演奏を披露していました!