尚美ミュージックカレッジ専門学校 管弦打楽器学科
管弦打楽器学科[2年制]
音楽総合アカデミー学科管弦打楽器コース[4年制]

2010年度全日本吹奏楽コンクール課題曲のすべて

SHOBI講師陣による課題曲講座

 

I. 迷走するサラバンド (広瀬正憲)

パート別ワンポイントアドバイス(パーカッション編/講師・日比一宏)

佐野日出男Perc.4は楽器の持ち替えが忙しいので、出来れば2人で担当すると良いでしょう。その場合、Xylo.は倍音がしっかり出せる、硬質で頭部が大きめなマレット。
Glock.は音の立ち上がりの良い真鍮のマレットなどが良いでしょう。(ただし[G] から[J] は除く。)
一人で担当する場合は、両方の楽器で使えるプラスチック等のマレットが良いでしょう。

1stの最初に出てくるWood Blockはテーブルなどに置かず、スタンドに取り付けるか、手に持って演奏すると良い響きになります。Xylo.用の硬いマレットで。

[A] 2小節前は、アクセントをしっかり演奏しますが、響きを残さないようにしましょう。
[A] からのTimp.は硬いマレットが良いのですが、頭部が小さかったり、軽かったりしない物を使いましょう。
[A] のB.Dr.は発音をハッキリ。余韻は必要ないので、裏面は左手で、表面は膝でミュートしながら演奏しましょう。
[A] の6、8小節目からのXylo.は、右手からの交互で。

[B] 3小節目から、Tamb.はHr.と、S.Dr.はCl.Trp.と、Glock.はFl.Ob.と対応しています。しっかりとアンサンブルをしましょう。
[C] 4小節目のXylo.は左手から入り、[D] 3拍前からは右手からが良いでしょう。
[G] のTri.は、倍音豊かな音で。記譜はpとなっていますが、ホールの一番後ろの席までハッキリ聴こえるように、しかし丁寧に演奏しましょう。

[G] から[J] までのTimp.のE♭は26インチで取ると音量が出しやすくなります。
[J] からのB.Dr.は、スタッカートとタイの叩き分けをしっかりと。Xylo.は左手から入りましょう。(頭の休符を右手で空振りするのも良い。)
[K] 1小節前のGlock.にトレモロが付いています。響きが汚くならないように、いろいろと工夫(?)して下さい。
[L] 1小節前のXylo.は右手から。2小節目は左手から。4小節目は右手から入り、4拍目はRLLとし、5拍目は右手から演奏すると良いでしょう。

Animatoは左手からの交互で演奏し、2小節目の4拍目は右手からの手順にすると良いでしょう。

【日比一宏プロフィール】
武蔵野音楽大学卒業、同大学院修了。98年バリオホールにてリサイタルを行う。 87年東京吹奏楽団ティンパニー奏者となる一方、国内外のオーケストラ、吹奏楽団に出演。現在、尚美ミュージックカレッジ専門学校 管弦打楽器学科専任講師、東京学芸大学音楽科非常勤講師。主な著書に「中学・高校生のための管打楽器入門」(東亜音楽社)等がある。