尚美ミュージックカレッジ専門学校 管弦打楽器学科
管弦打楽器学科[2年制]
音楽総合アカデミー学科管弦打楽器コース[4年制]

2011年度全日本吹奏楽コンクール課題曲のすべて

SHOBI講師陣による課題曲講座

 

I. マーチ「ライヴリー アヴェニュー」(堀田庸元)

パート別ワンポイントアドバイス(ホルン編/講師・並木博美)

並木博美この曲はBrioso(荒れ狂うとか猛烈な)、テンポは四分音符1分間に132です。第2小節2拍目の四分音符は出だしが聴こえにくいのでアクセントを付けましょう。

第6・7小節などにあるタイ(弧)のかかった音符にスタッカートが付いている場合は舌を付かずに「ターヤッ」と発音しますが「ヤッ」の音は読んで字のごとく短くはっきりと息の圧力を加え短く「ヤッ!」とのどやおなかのどちらかで鋭く切ります。弧が書かれていない音符に書かれた普通のスタッカートは舌を「タッ」とつきます。すべてを口で言ってみると「ターヤッ・タッ・タッ・ターヤッ・タッ・タッ」と演奏します。13—16小節、21−24小節テナーサキソフォンと2nd ホルンの音程と音量や息のスピードを揃えましょう。

29−36小節のハーモニーとピッチと音色正確に良い響きで揃えましょう。39−40小節にかけてのデクレッシェンドはTenor Sax.やAlto Cla.とBaritone SaxやBass Cla.やTuba、Strng.Bassでそれぞれ組み合わせてホルンと同じ動きをしていますので響きやピッチなどにお互いに気をつけてすてきな導入を作り出してください。
その後の41小節めからはメロディーを受け持ちます。音程的に「C」「D」「A」「G」「B♭」をまずお互いにぴったりと合わせること。同じメロディーを受け持つTenor Sax.も実音「C」「D」などの音程を安定して演奏できるようになってからAlto Cla.、Horn、Tenor Sax.のセクション同士でよくあわせていきましょう。ブレスの位置も工夫しましょう。またもしホルンが4人以上いるのでしたら1番を41−55小節目まで.3番が56−64小節目まで交代に吹くことも長いフレーズを吹きこなしていくためあるいは自由曲にスタミナを温存するということにも有効な手段でしょう。

69小節からは16分音符を息を強めに出して、ツブをはっきりと(ダブルタンギングでもシングルタンギングでも)聴かせるように練習しましょう。また8分音符が二つつながるときにリズムがこけないようにきちんとしたリズム表現ができるようトリオなど特に一つ一つの和音をきちんとあわせきれいな響きが音が短くても常にきれいに響いているハーモニーバランスで後うちが聴こえるような仕上がりを目指しましょう。

81小節目から188小節目までの後打ちの部分はメロディーラインに合わせて歯切れよく聴こえる短くはっきり目の発音で曲の雰囲気を盛り上げましょう。

193−195小節のサキソフォーンセクション、トロンボーン1.2とユーフォニアムとのハーモ二ーとリズムをよくあわせてメリハリのついた演奏を目指しましょう。おしまい。 

【並木博美プロフィール】
1953年生まれ。武蔵野音楽大学・同大学院修了。ホルンを薗清隆、田中正大、H.ブラーデルの各氏に師事。アンサンブルの為の編曲等を多数手掛ける。現在、東京佼成ウインドオーケストラ、東京アーバンブラス・東京アートノームブラス所属。