尚美ミュージックカレッジ専門学校 管弦打楽器学科
管弦打楽器学科[2年制]
音楽総合アカデミー学科管弦打楽器コース[4年制]

2011年度全日本吹奏楽コンクール課題曲のすべて

SHOBI講師陣による課題曲講座

 

I. マーチ「ライヴリー アヴェニュー」(堀田庸元)

パート別ワンポイントアドバイス(トロンボーン編/講師・奥村 晃)

奥村 晃冒頭、音の長さやアーティキュレーションをTrp、Saxとしっかり合わせましょう。軽やかさは損なわないように。7小節目は流れないよう、カッチリ決まるとイントロが引き締まります。

9小節目からは短く、しかしきちんと和音が見えるようにしたいですね。長い音符に置き換え練習して、きちんとハーモニーを把握しておくといいと思います。
38、39小節目と70、71小節目のそれぞれ3つ目の音の長さの違いをしっかり意識しましょう。特に71小節目は伸びやかなハーモニーを聴かせてください。

73、77小節目の1拍目の表の音はテヌート的に、少し吹き込む感じです。重厚な感じも欲しいですが、基本的に明るく軽快なマーチですので、テンポが重くなったりリズムが甘くならないよう気をつけましょう。
105小節目からの ユニゾンは、あまりパワフルにならず軽めに、鼻歌のように爽やかに。

169小節目からのハーモニー、きっちりテンポでコードが変わるようにしましょう。レガート的なニュアンスが求められますが、レガートをあとぶくれで吹く人が結構います。あとぶくれになるとだいたい遅れて聴こえるので滑らかさとあとぶくれを混同しないようにしましょう。

193小節目の3rdは直前までの旋律グループから急にベースになりますが、勢いで音が炸裂する可能性が高いので、Tubaのような響きのある太い音をしっかりイメージして。音程もTubaとしっかり合わせておきましょう。
207小節目からのユニゾン、特にFis=Gesの音程が難しいので、Trp.、Euph.などとしっかり音程を合わせておきましょう。

【奥村 晃プロフィール】
長野県立上田高校を経て東京藝術大学音楽学部器楽科に入学。1995 年安宅賞を受賞して卒業する。同時に東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団に入団し、1996年からは財団法人新日本フィルハーモニー交響楽団に移籍し、現在に至る。これまで、1991年 第8回日本管打楽器コンクールトロンボーン部門入選、1997年には第14回日本管打楽器コンクールトロンボーン部門第1位を受賞し、同時に東京都知事賞、文部大臣賞も受賞する。