尚美ミュージックカレッジ専門学校 管弦打楽器学科
管弦打楽器学科[2年制]
音楽総合アカデミー学科管弦打楽器コース[4年制]

2011年度全日本吹奏楽コンクール課題曲のすべて

SHOBI講師陣による課題曲講座

 

III. シャコンヌ S(新実徳英)

パート別ワンポイントアドバイス(ホルン編/講師・並木博美)

並木博美9小節目から16小節目までは木管群のメロディーとハーモニーを支える役目ですから音色は柔らかく包み込むような優しい音で、発音も丁寧に音量も木管群を消してしまわぬ配慮が必要です。そのためにはおなかを使ってしっかり支えた息を出すようにしていきましょう。ノーアタックのp でロングトーンをしてみたりするのも良い練習です。16小節目はクレッシェンドして17小節目からの音楽がやや膨らむお膳立てをします。

17小節目からの「A」の伸ばしは1stが24小節まで担当し24小節から3rdホルンが「A」を引き継ぎます。後のパートは書かれている通りに吹きましょう。

33小節目から2ndは2拍きっちりと伸ばしてから40小節目まで丁寧に切り三連符は柔らかめにやると木管に近い表現となることでしょう。3rdは伸ばしのブレスは2小節目か4小節目に一回ずつブレスをとりましょう。

57小節目は1ト2ト3トと数えながら細かいリズムをはっきりと吹きながらいれてファンファーレ調の音楽にしていきます。

73小節−77小節目まではトランペットの1st:ホルンの1st、トランペットの2ndホルンの3rd、トランペットの3rd:ホルンの2ndが同じ音が出ているのでお互いになるべく正確なピッチを保ちながら良いアンサンブルを目指しましょう。与えられたハーモニー一つ一つの力の変化を体や頭で感じながらよりすばらしい演奏を作り出していきましょう。以上。

【並木博美プロフィール】
1953年生まれ。武蔵野音楽大学・同大学院修了。ホルンを薗清隆、田中正大、H.ブラーデルの各氏に師事。アンサンブルの為の編曲等を多数手掛ける。現在、東京佼成ウインドオーケストラ、東京アーバンブラス・東京アートノームブラス所属。