尚美ミュージックカレッジ専門学校 管弦打楽器学科
管弦打楽器学科[2年制]
音楽総合アカデミー学科管弦打楽器コース[4年制]

2012年度全日本吹奏楽コンクール課題曲のすべて

SHOBI講師陣による課題曲講座

 

III. 吹奏楽のための綺想曲「じゅげむ」(足立 正)

パート別ワンポイントアドバイス(ホルン編/講師・並木博美)

並木博美第2線の実音Cは、F-B♭のダブルホルンの場合はF管で演奏します。

練習記号 [A] からは少しだけリズムが異なるところがありますが「じゅげむ~」の名前を言っている部分ですから実際に落語を聞いてみて演奏するときのイメージに役立てることをお薦めします。Eup.やA.Sax.1st&2ndと共に演奏しているので、吹きかた、音程やバランス、2種類のアクセントのつけ方 >(その音を特に強く)・
^(アクセントより短くもっと強めに)など統一したい所です。

練習記号 [C] のアウフタクトから2小節間は、前からの他の楽器群によるメロディーをcla.2nd&cla.3rdとA.Sax.1st&2nd、Trpts.と共に引き継いでいます。38・39小節の和声の動きですが、まずはパートで一つ一つのハーモニーを合わせ(ピッチ・バランスなど)、それが出来たらEup.&Bass.cla.とともに和声の動きの変化をスムーズに聴かせられるようにしましょう。

41小節目からはメロディーラインに絡んでいきますのでT.Sax.&Euph.と共にバランスの取れた美しい歌を演奏できるようにトライしてください。

50小節アウフタクトのHrn.1stは、picc.&fl.と共にメロディーを受け持ちます。響きのある音で高音部を支えるようなバランスで演奏しましょう。

55小節の二分音符は1stの実音Gと3rdの実音Fが長2度で重なります。おたがいの音色や音程を歩み寄らせて息を多めに使って柔らかい音でバランスよくハモらせましょう。

63小節目以降も実音CはF管を使うようにします。61小節目頃から頭の中で拍をカウントして自分が出るところで遅くならないようにします。70小節目の1st&3rdは2拍目裏のアクセントもはっきり演奏できるように声を出して歌ってみて息を出すタイミングを覚えましょう。

練習記号 [J] から連続している6種類のハーモニー合わせを確実にしましょう。99小節最後の山型アクセントは八分音符にスタッカート一つと普通のアクセント二つ分をつけた位の感じで表現してみましょう。サクッ!と終わった感じがするといいと思います。

【並木博美プロフィール】
1953年生まれ。武蔵野音楽大学・同大学院修了。ホルンを薗清隆、田中正大、H.ブラーデルの各氏に師事。アンサンブルの為の編曲等を多数手掛ける。現在、東京佼成ウインドオーケストラ、東京アーバンブラス・東京アートノームブラス所属。