尚美ミュージックカレッジ専門学校 管弦打楽器学科
管弦打楽器学科[2年制]
音楽総合アカデミー学科管弦打楽器コース[4年制]

2011年度全日本吹奏楽コンクール課題曲のすべて

SHOBI講師陣による課題曲講座

 

III. シャコンヌ S(新実徳英)

パート別ワンポイントアドバイス(トロンボーン編/講師・奥村 晃)

奥村 晃17小節目からは3rdがバンド全体のベースになります。同じ動きのSaxと音程、吹き方を合わせておきましょう。

25小節目からは33小節目に向けて音が上向して行きます。cresc.は32小節目ですが、気持ち的には25小節目から、音の上向とともにじわじわと盛り上がっていく感じで。特に2、3拍目の2分音符を、いつも次の小節に繋ぐイメージで、方向性を持たせると緊張感が増すと思います。

33小節目から、1拍目の4分音符はアクセントですが、音価分の長さを保ち、そのあとの8分休符がしっかりわかるといいですね。休符も音符として考えられるようにしましょう。

57小節目からは、2ndだけが音が変わります。パートで何度も合わせ、次の和音を予測して入れるくらいにしておきましょう。3拍目裏の3連符、きついタンギングで 音が汚く炸裂してしまわないように、響きのある音色をキープしましょう。

69小節目からのcresc.、周りの盛り上がり方に気を配りつつ、目的地が77小節目の一拍目だというのを常に意識しておくと、緊張感がきれない効果的なcresc.になると思います。

77小節目の8分音符、短い音ですが、ブツッと切らず、響きが遠くに飛んで行くようなイメージで吹きましょう。

【奥村 晃プロフィール】
長野県立上田高校を経て東京藝術大学音楽学部器楽科に入学。1995 年安宅賞を受賞して卒業する。同時に 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団に入団し、1996年からは財団法人新日本フィルハーモニー交響楽団に移籍し、現在に至る。これまで、1991年 第8回日本管打楽器コンクールトロンボーン部門入選、1997年には第14回日本管打楽器コンクールトロンボーン部門第1位を受賞し、同時に東京都知事賞、文部大臣賞も受賞する。