尚美ミュージックカレッジ専門学校 管弦打楽器学科
管弦打楽器学科[2年制]
音楽総合アカデミー学科管弦打楽器コース[4年制]

2012年度全日本吹奏楽コンクール課題曲のすべて

SHOBI講師陣による課題曲講座

 

I. さくらのうた(福田洋介)

パート別ワンポイントアドバイス(トロンボーン編/講師・奥村 晃)

奥村 晃[5小節目~]
柔らかく暖かいハーモニーで。Trp.のメロディーをよく聴いて、吹き方(特に符点16分音符)を揃えましょう。

[17小節目~] 
ここも柔らかく。しかし、気をつけないと音の移り変わりが鈍くなったり、あとぶくれ気味になったりして遅れて聴こえがちです。Cl.、Sax.のメロディーをよく聴いて。

[24小節目] 
cresc.で次につなげるパートや2拍目裏から次の旋律が始まるパート等ありますが、トランペットとともに綺麗におさめましょう。

[29、30小節目] 
うまくかみ合いにくい場所です。Hrn.、Euph.、Tuba、Tambourineとしっかり合わせをしておきましょう。
8分休符のあとは、思ったより食い付きを早めにすると合いやすいと思います。

[33、39小節目、61、62小節目、119小節目など]
3rdの動きはTimp.、Tubaと一緒の動きですので、音色や形を揃えましょう。

[47小節目]
アクセントは音が割れないよう、ゆったりとしたイメージで。

[53小節目~、82小節目]
ほぼ同じリズムのTrp.のメロディーにスラーがあります。バランス、アタックなど気をつけて邪魔にならないように。

[63小節目] 
1st最初の2音は同じ音ですが、2nd同様スラーのニュアンスで。

[86小節目]
3rd、力強く欲しいところですが、炸裂しやすいので、Euph.、Tubaのように太く、響きの多い音色のイメージで。

[95小節目~]
1stのソロ、音域が低めですので、 mp の柔らかい音色のまま少し大きめに吹きましょう。また、細かくスラーが書いてありますが、それぞれを区別しすぎると息の流れがぎこちなくなり音楽的にもぶつぶつになってしまいがちですのでその上に103小節目までの大きなスラーがついているようなつもりで。スラーごとに隙間をあけすぎないようにするといいと思います。

[113、114小節目]
ただ激しく、うるさくなりがちです。できるだけ朗々と、音が短くなりすぎないようにしましょう。特に16分音符は埋もれやすいので、テヌートがついているくらいのつもりでしっかりサウンドを出しましょう。

【奥村 晃プロフィール】
長野県立上田高校を経て東京藝術大学音楽学部器楽科に入学。1995 年安宅賞を受賞して卒業する。同時に東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団に入団し、1996年からは財団法人新日本フィルハーモニー交響楽団に移籍し、現在に至る。これまで、1991年 第8回日本管打楽器コンクールトロンボーン部門入選、1997年には第14回日本管打楽器コンクールトロンボーン部門第1位を受賞し、同時に東京都知事賞、文部大臣賞も受賞する。