尚美ミュージックカレッジ専門学校 管弦打楽器学科
管弦打楽器学科[2年制]
音楽総合アカデミー学科管弦打楽器コース[4年制]

2012年度全日本吹奏楽コンクール課題曲のすべて

SHOBI講師陣による課題曲講座

 

II. 行進曲「よろこびへ歩きだせ」(土井康司)

パート別ワンポイントアドバイス(テューバ編/講師・国木伸光)

国木伸光テンポ設定が、Maestoso 4分音符=96と少しゆっくりめの行進曲です。全体を通して8分音符にスタッカートが付いている所がありますが、短くなり過ぎない様に注意しましょう。音の輪郭を出すためのスタッカートだと思った方が良いです。

3小節目からの四分音符はしっかり8分音符を2つ分吹く様にしっかり響かせましょう。

[A] 
4小節目の2拍目の裏に8分音符のテヌートがあります。メロディーを演奏している楽器にニュアンスを合わせる様に心掛けて下さい。フレーズの終わりではなく、アウフタクトの意識を持って演奏しましょう。 (同様に、23・49・57・119・127小節目)

[B]
4小節前・3小節前の4分音符はシンコペーションです。息の初速を早くして発音をクリアにする様に心掛けましょう。(同様の音型が何カ所かあります。)

[C]
5小節前からのフレーズは、16分休符がありますが輪郭を出すための間だと思って下さい。決して「休み」にならない様にしましょう。また、テヌートが付いている8分音符は単に「長く」ではなく、響き・16分音符につなげるテヌートだと思って下さい。

[E]
スラーとテヌートが書いてあります。落ち着き過ぎず音楽の流れを感じつつ響きのある音色で演奏しましょう。終わりから11小節間の4分音符・2分音符は音の長さを十分に保って演奏しましょう。

一番最後はスタッカートがありますが、短くなり過ぎず音程感をしっかり出せる様にして下さい。

【国木伸光プロフィール】
北海道生まれ。10歳よりトロンボーンを始め、13歳からテューバを始める。高校在学中、ハーヴィー・G・フィリップスコンクール、アンサンブル部門に於いて 第1位を獲得。高校卒業後、東京コンセルヴァトアール尚美(現・尚美ミュージックカレッジ専門学校)に入学。専門・音楽社会研究・ディプロマの各コースに進学。卒業演奏会に出演。
卒業後、フリー奏者として、オーケストラ、 ブラスアンサンブル、ミュージカル等にて活動中。スタジオ録音(TV・CM等)、各種イベント(世界都市博プレビュー等)をはじめとし、さまざまなジャンルに於いて活動している。NHKの人気番組、『おかあさんといっしょ・ファミリーコンサート』に出演。 1997年、静岡市に於いて、デュオリサイタルを行い好評を博す。 2000年、韓国 済州島アンサンブル・フェスティバル に招待され、コンサートを行い好評を得る。また、同フェスティバルに於いて行われた国際コンクールの審査員を務める。 テューバを佐野日出男・多戸幾久三の両氏に師事。
現在、ブラスアンサンブル・ルスティーク、VIVID BRASS TOKYO、 The Premire Brass Japan 、TUBA GROUP S's、TADウィンドシンフォニーのメンバーとしてクラシックからジャズ・ポップス・ラテンなど、ジャンルにとらわれず 演奏活動を行っている。 尚美ミュージックカレッジ専門学校講師。