システム
目的は豊かなキャリアを身につけること。そのすべてが凝縮されています。
2年間の在籍期間に、学生自ら希望する演奏家に師事することのできる専攻実技レッスンを柱に、プログラム・オブ・スタディとマスタークラスによる指導体制を採り、演奏家としての音楽表現をより豊かなものとします。
コンクール及びオーディションの積極的な参加はもとより、ソリスト、オーケストラ団員、海外コンクール入賞を目指す若い世代の養成を目標とし、年2回の実技試験や様々な講座を実施します。
DIPLOMA
演奏の資質・技量が音楽家としてふさわしいと認められた者に「Artist Diploma」もしくは「Graduate Diploma」を授与します。
専攻実技レッスン
演奏家としてのより高度な技術、演奏力を磨き、音楽性を高めることを目的とし、年間24回のレッスン(1回60分)を行います。希望する講師(学内外)に師事することができます。
実技試験
年2回のコンサート形式による公開試験を行います。
○第1回(1年次)、第3回(2年次)実技試験[12分プログラム]
A・B 2種類のプログラムを前もって提出したのち、抽選でどちらかが選ばれます。また、「ディプロマ フレッシュコンサート」の出演者選出を兼ねます。
○第2回実技試験[20分プログラム]
1年次に実施。A・B 2種類のプログラムを前もって提出したのち、抽選でどちらかが選ばれます。
○ディプロマ審査試験[30分プログラム]
2年次に実施。任意の楽曲をプログラミングして演奏します。
専攻ゼミナール
パフォーマンステクニック(室内楽/オーケストラスタディ/オーディションのためのソロ・レパートリー研究)

古典派から現代音楽に至る管弦楽曲を中心に演奏実習を行い、総合的なテクニックと芸術性を兼ね備えた演奏家・オーケストラプレーヤーとしての実力を養成します。オーディション、コンクールに重点を置き、様々な視点から更に高度な音楽表現を身に付けることを目的とします。
アナライズ&パフォーマンス

理論的な裏付けのある演奏を目指し、楽曲を分析し、明確な理由を持って演奏できるようにする実習を行います。
コンテンポラリー・インプロヴィゼーション※現代音楽
様々な現代音楽作品の要求に応えるため、楽譜に頼らず即興的に演奏する楽しさや魅力について理論を学びながら実践を積み重ね、感性を磨きます。
ジャズ・インプロヴィゼーション
ジャンルの拡大を目指し、ジャズにおける即興演奏、いわゆる「アドリブ」について学びます。実際の即興への対応とともに、「書きソロ」がしっかり作れるように実習を行います。
コンサート企画・実習
単なる発表会を企画するのではなく、自身の「やりたいこと」と「集客」が両立する企画を考え、プレゼン・検証を行い、実施にむけて準備をしていきます。実施にあたっては、赤字にならないことを目標に、収支を考え、会場押さえから集客、当日の会場運営まで計画を立てていきます。
レコーディング
スタジオレコーディングにおいて必要な知識を習得し、実際にヘッドホンをしての演奏・録音の実習を行います。録音物のエフェクト、ミックスについても学びます。
映像編集・配信
自己アピール、セルフプロデュース、自己宣伝の強力な材料としてミュージックビデオを制作し発表します。制作過程で、映像の編集技術、配信の方法を学びます。
実用英会話
進んで外国人とコミュニケーションがとれるようになることを目標とします。英語での実技レッスンや留学等も視野に入れ、英語によるコミュニケーション力を身につけます。
ディプロマ フレッシュコンサート (優秀者推薦演奏会)

第1回(1年次)、第3回(2年次)実技試験の優秀者の中より特に優れた者が推薦され、尚美バリオホールにおいてリサイタル形式の公開コンサートを行います。最優秀者(ディプロマ大賞を授与)はシエナ・ウインド・オーケストラの公演に出演することができます。
ディプロマ 室内楽コンサート
専攻ゼミナール(オーケストラ・スタディ/室内楽)で学んだ成果を披露する演奏会を学内の尚美バリオホールで開催します。様々な編成でバロック、古典派から近現代にまで至る幅広い室内楽作品を取り上げます。