尚美ミュージックカレッジ専門学校 管弦打楽器学科
管弦打楽器学科[2年制]
音楽総合アカデミー学科管弦打楽器コース[4年制]

2007年度全日本吹奏楽コンクール課題曲のすべて

SHOBI講師陣による課題曲講座

 

II. コンサートマーチ「光と風の通り道」(栗栖健一)

パート別ワンポイントアドバイス(トランペット編/講師・下田太郎)

下田太郎冒頭4小節目の3連音符が強くならないように注意が必要です。

[A] 以降、8・12・16小節目などに出てくるリズムですが、2拍目の裏だけでなく、表の方にも少しアクセントを感じたほうが演奏しやすくなるでしょう。

24 小節目、まずはスラーで吹いてみて、ゆっくり息圧 をかけて上昇し、スラーの中のアルペジオ(倍音)をわざと入れるように練習してみて下さい。

28 小節目の4拍目、mf と書いてありますが、出来るだけ軽やかに、優しい音で演奏しましょう。
[H] はシンコペーションのリズムです。4分音符を少し跳ねる感じで演奏すると良いかと思いますがその中でもハーモニーの性質は大事に演奏しましょう。

[J] は音量よりも、正確なリズムとsax.との響きのブレンドに神経を使いましょう。
最後の小節、2拍目の裏からの音はユニゾンになるので、強いま ま演奏すると乱暴に聴こえてしまいます。決して力まずに音色に気を付けてエンディングを迎えましょう。

●最後に

全 ての曲において言える事ですが、マーチにおけるホルンは「裏打ち(後打ち)」が非常に多く出て来ますが、リズムにこだわり過ぎると息の流れも悪くなります し、ホルン本来の音色も硬くなってしまいます。
勿論リズムは重要ですが、そこに書かれているハーモニーをしっかりと出して演奏して下さい。メロ ディの表情に合わせて音量をコントロールするのも良いと思います。楽器本来の音色を良くイメージして演奏しましょう。

【下田太郎プロフィール】
1990年東京コンセルヴァトワール尚美(現・東京ミュージック&メディアアーツ尚美)に入学。同ディプロマココースを首席で修了。1994年第 11回日本管打楽器コンクール第3位、1997年第14回日本管打楽器コンクール第3位、1998年第67回日本音楽コンクール第3位にそれぞれ入賞す る。これまで、都内のオーケストラや吹奏楽団、スタジオプレーヤーとして活躍する。また茨城県立水戸第三高等学校音楽家非常勤講師、SHOBI シンフォニーオーケストラ講師として後進の指導にも熱心にあたっている。現在、神奈川フィルハーモニー交響楽団 契約団員。