尚美ミュージックカレッジ専門学校 管弦打楽器学科
管弦打楽器学科[2年制]
音楽総合アカデミー学科管弦打楽器コース[4年制]

2008年度全日本吹奏楽コンクール課題曲のすべて

SHOBI講師陣による課題曲講座

 

II. マーチ「晴天の風」(糸谷 良)

パート別ワンポイントアドバイス(トランペット編/講師・本間千也)

本間千也冒頭の16分音符をすべていい音で聴かせましょう。3・4拍目の8分音符は転びやすいので気をつけてください。

[D] からのメロディーはマルカートで演奏しますが、[A] で木管楽器が演奏したメロディーのフレーズ感を意識し、フレーズがブツ切れにならないよう注意しましょう。

43小節の32分音符を歯切れよく、ホルン・トロンボーン・ティンパニ・スネアドラムと揃えましょう。
次小節の16分音符は、前の小節の32分音符との音価・リズムの違いを正確に吹き分けてください。

Trioの47小節からのシンコペーションの連続は、木管楽器の16分音符ときっちり合わせてください。

[G] からは、非常に重要なトランペットパートの審査ポイントです!
リズムを正確に演奏することは当然ですが、リズムをはめ込むことを意識しすぎて縦乗りのニュアンスにならぬよう、木管楽器のレガートなフレーズの流れを阻害しないよう、軽いニュアンスで演奏してください。
[G] 1小節目のリズムは、1拍目裏の8分音符を少しはっきりと演奏し、3拍目の8分音符にむけて少しdim.をすると軽さが出せると思います。3拍目を強くしてしまうと軽さが損なわれてしまいます。
68・72・76小節はアクセントをしっかり演奏し、裏拍が転ばないよう気をつけましょう。
73小節からのcresc.は、小節内でcresc.せずに小節毎に大きくしていくとよいでしょう。
77・78小節の1拍目の16分音符は、1個目を強調して後は軽く演奏すると軽さがでます。3拍目裏のシンコペーションはアクセントを意識しましょう。

[H] 2・4小節目のシンコペーションは、4分音符はアクセントですが、8分音符も転ばずしっかり演奏してフレーズを引き締めてください。

[ I ] からはff ですが、3パートユニゾンですので個々が頑張りすぎないようにし、トロンボーン・ユーフォニアムとともに音程・リズム・ニュアンスを揃えることを意識しましょう。99小節のfff を活かすことにもつながります。

[J] からのパッセージは、パートによっては交差する指使いがあって難しいので、指使いの練習をしましょう。指に気をとられて音程がいい加減にならないよう、すべての音をしっかり耳で聴いてくださいね。

最後の16分音符は音が低いので、頑張りすぎると音色が汚くなってしまいやすいので、ホルンやトロンボーンに任せる感じでいい音色で終えてください。

【本間千也プロフィール】
SHOBI に入学し、在学中に学内コンクール1位、新潟県音楽コンクール県知事賞を受賞。1995年には、アジアユースオーケストラの楽員に抜擢され、元イスラエル フィル首席Trp.奏者のエドモンド・コード氏の指導を受けながらアジア・アメリカ各地においての約1ヵ月半の演奏旅行に参加した。SHOBI ディプロマコースを卒業後、1997年にシエナ・ウインド・オーケストラに入団。 1999年、第16回日本管打楽器コンクールに於いて第3位に入賞。現在はシエナウインドオーケストラ楽団員としての演奏活動の他に、さまざまな室内楽グ ループでの演奏や、ソロ演奏、オーケストラ客演、ミュージカル、スタジオ録音、歌手のバックバンド等の多彩な演奏活動を行っている。VIVID BRASS TOKYOメンバー。