尚美ミュージックカレッジ専門学校 管弦打楽器学科
管弦打楽器学科[2年制]
音楽総合アカデミー学科管弦打楽器コース[4年制]

2010年度全日本吹奏楽コンクール課題曲のすべて

SHOBI講師陣による課題曲講座

 

I. 迷走するサラバンド (広瀬正憲)

パート別ワンポイントアドバイス(テューバ編/講師・佐野日出男)

佐野日出男[A] 4小節前からのフレーズではなるべく柔らかく入りますが、3小節前からは2小節前のff に向かってクレッシェンドしながら激しくしていきましょう。テヌートのf もクリアーなタンギングで。

[A] からは、アクセントはしっかり、クリアーに。パンとかトンというイメージで短め、クリアーに。
[B] からは4部音符です。長さに注意して少し柔らかめに。
でも音量がf くらいに上がった時ははっきり目のタンギングで。[C] 1小節前は少し激しく。

[C] からは柔らかめですが、少し抜き気味で。[D] 2小節前の16部音符の形はシングルタンギングでいける速さですが、[D] からはダブルタンギングが必要です。ダブルタンギングははっきり聞こえにくいので、tukutukuという発音よりtakatakaという発音のほうが粒 が揃いますよ。そして思い切りクリアーに発音するといいですよ。

[D] からは力強く、雄大なイメージで。口の中を広くするように心がけると、音色がひろがりますよ。
[F] からは編成も少なくなって音量も落ちますから、バランスに注意して。

[H]からはテヌートですが、f ですから立ち上がりははっきり。
[K] からの4分音符はトンとかポンというイメージで語尾をつけると、短くなりすぎず上手く響きが出せますよ。
Animatoの前の8分音符5つは力強く、短すぎないように、響きを豊かに。

Animatoからはアクセントの位置は正確に。
[M] は響きを豊かに、雄大なイメージで吹きましょう。

【佐野日出男プロフィール】
武蔵野音楽大学音楽学部器楽科卒業。テューバを石川喬雄、故貝島克彦、多戸幾久三の3氏に師事。在学中より様々なオーケストラ、アンサンブル、吹奏楽団などで、プロとして演奏活動をはじめる。
読 売新人演奏会に出演。卒業と同時に東京金管五重奏団に入団し14年間同団で活動。年間200回以上の演奏、ドイツ・韓国などへの演奏旅行、NHKFMリサ イタルへの出演、多数のレコード・CDなどの録音をおこなった。第18回民音コンクール室内楽部門2位入賞。退団後はソロ、アンサンブル、オーケストラ、 吹奏楽、スタジオなど多彩な演奏活動をおこなっている。
また、ニューヨークメトロポリタン歌劇場管弦楽団、サンクトペテルブルクフィルハーモニー管弦楽団(旧レニングラードフィル)、ハンガリー国立フィルハーモニー管弦楽団など、多数の海外オーケストラの日本公演にも出演している。
現在、日本ユーフォニアム・テューバ協会理事、サンシャインブラス、テューバグループS's主宰。トレイルブレイザーズ・テンピースブラス、 TADウィンドシンフォニーのメンバー。2010年3月まで東京ミュージック&メディアアーツ尚美講師。(※ 現在はSHOBI では指導されていません。)