尚美ミュージックカレッジ専門学校 管弦打楽器学科
管弦打楽器学科[2年制]
音楽総合アカデミー学科管弦打楽器コース[4年制]

2012年度全日本吹奏楽コンクール課題曲のすべて

SHOBI講師陣による課題曲講座

 

III. 吹奏楽のための綺想曲「じゅげむ」(足立 正)

パート別ワンポイントアドバイス(トロンボーン編/講師・奥村 晃)

奥村 晃[5小節目~]
短く鋭くほしいですが、アタック音だけになりがちですので、しっかり和音として聴こえるよう中身の詰まった音色を目指しましょう。18小節目からの cresc. はじわじわと、動きのパートを追い越さないように気を付けましょう。21小節目から入ってくる木管がフォルテなので、その段階ではまだワンフォルテで、そこから一気に cresc. するようにすると効果的です。

[34・41・45・47小節目] 
4分音符テヌートは次の小節に向かう気持ちで。

[42小節目~] 
テヌートのない8分音符も少し長めに、ゆったりたっぷりしたニュアンスで。

[53小節目]
3rdの音処理のタイミングをTuba、Euph.に合わせましょう。

[68小節目]
最後の山型アクセントはそれまでのアクセントとしっかり区別するよう、大きめに吹きましょう。

[72・77小節目]
4分音符ただのアクセントでなく、しっかりテヌート感が出るよう長めに吹きましょう。

[74小節目~]
2分音符は棒吹きにならないよう、毎回少し抜いてよいと思います。動きのパートが聴こえるように。

[78小節目]
1stの8分音符はトランペットの下のパートのようなつもりで、硬めにクリアに。

[91小節目~]
marc. ですが、あまり早く音を抜いてしまうと全体の中ではスタッカートのように聴こえてしまいますので気持ち長めに、重厚な音色で 。

[98小節目]
2nd、3rdの動きは主役な感じでガツンと。

[99小節目]
68小節目同様、最後の山型アクセントをしっかり強調してください。

【奥村 晃プロフィール】
長野県立上田高校を経て東京藝術大学音楽学部器楽科に入学。1995 年安宅賞を受賞して卒業する。同時に 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団に入団し、1996年からは財団法人新日本フィルハーモニー交響楽団に移籍し、現在に至る。これまで、1991年 第8回日本管打楽器コンクールトロンボーン部門入選、1997年には第14回日本管打楽器コンクールトロンボーン部門第1位を受賞し、同時に東京都知事賞、文部大臣賞も受賞する。