尚美ミュージックカレッジ専門学校 管弦打楽器学科
管弦打楽器学科[2年制]
音楽総合アカデミー学科管弦打楽器コース[4年制]

2013年度全日本吹奏楽コンクール課題曲のすべて

SHOBI 講師陣による課題曲講座

 

III. 復興への序曲「夢の明日に」 (岩井 直溥)

パート別ワンポイントアドバイス(オーボエ編/講師・市原 満)

市原 満軽快なロックリズムと粋なハーモニーで、希望に満ち溢れた、明るく爽やかな作品。クリアな発音と、正確なリズム表現がポイント。
冒頭、付点8分音符にはアクセント(>)のみ記されているけど、べた〜っとしないでマルカート表現がベスト。8分音符はスタッカートが付いているから、そのまま短く、軽く、クリアに!テンポはModerato、♩=116ca.とゆったりでも、ウラ拍をしっかりした発音で少し強めに表現すると、軽快なリズムを表現できる。

15小節アウフタクトから木管のオブリガート的ハーモニーは、オプションのオーボエでもとても重要。ヴィブラートは極少なめで柔らかく。
19小節。オーボエはハーモニーを作る役目だけど、バランスを意識しすぎないで、しっかり吹こう。23小節1拍目のグリッサンドは「ソラシ-」でも「ファソラシ-」でもOK。25小節、3〜4拍のグリッサンドは「シ-ドレミー」(3拍目ウラから動き出すといいね)。

37小節のA.Sax,、Cl.とのユニゾンはちょっと目立ちたい。オーボエの存在感を出すには、ダイナミクスではなく、クリアなアーティキュレーション表現で!
ラストの下降形グリッサンドは4拍目ウラに「ミレドシ」と入れよう。dim.しないでしっかり息を入れて最後の小節に向かって行くように表現。

パート別ワンポイントアドバイス"動画編"

【市原 満プロフィール】

トランペットを北村源三、北川晋、故金石幸夫の各氏に師事。80年東京芸術大学音楽学部別科修了。同年オーボエに転向。似鳥健彦氏に師事した後、81年ドイツに留学。ベルリンでハンスイェルク・シェレンベルガー(ベルリンフィル首席)、ミュンヘンで故マンフレッド・クレメント(バイエルン放送響首席)の各氏に師事。86年帰国後、多数のリサイタル、ソロコンサートを開催。NHK-FMリサイタル出演等ソロの他、木管五重奏団「アマデウス・クインテット」を主宰、活発に演奏活動を行っている。また全国各地で、吹奏楽コンクール、アンサンブル・コンテスト等の審査員や吹奏楽講習会、オーボエクリニックの講師を務める他、「バンドジャーナル・MANちゃんの木管アンサンブルの楽しみ(現在連載中)」の連載等執筆活動も行い、多方面で活躍している。
玉川大学芸術学部講師、尚美ミュージックカレッジ専門学校講師、日本オーボエ協会常任理事。

市原満公式ホームページ:http://ichihara-man.com/