尚美ミュージックカレッジ専門学校 管弦打楽器学科
管弦打楽器学科[2年制]
音楽総合アカデミー学科管弦打楽器コース[4年制]

2014年度全日本吹奏楽コンクール課題曲のすべて

SHOBI 講師陣による課題曲講座

 

III. 「斎太郎節」の主題による幻想 (合田 佳代子)

パート別ワンポイントアドバイス(テューバ編/講師・国木伸光)

国木伸光解説にもありますが、この曲は有名な民謡です。原曲のメロディー・歌詞を研究してみて下さい。
民謡ならではの歌い回し・リズムの取り方を感じられると思います。

前奏部分ですが、力強さをイメージしましょう。2小節目の3連譜で勢いが無くなりやすいので、フェルマータの音まで緊張感が無くならない様に注意して下さい。
12小節目からのニ分音符は、フレーズ感を意識して演奏しましょう。また、音程が目立ちやすい音域なので注意が必要です。
[B]からの小節頭の八分音符は勢いも大切ですが、音程感を出す様に心掛けましょう。
同様に[C]、[D]もダイナミクスは変わりますが、息のスピード・音程感に注意して演奏しましょう。
特に弱音になる時に、アパチュア(唇と唇の隙間)が狭くなり音が不明瞭・音程が聞き取りにくくになりがちですので注意しましょう。
[E]からの四分音符はスタッカートで書かれていますが、短くなり過ぎず響きがある音で演奏する様に心掛けて下さい。
101小節目からは、4小節ごとに音が変わります。和声進行を意識して演奏する様にしましょう。
[I]からはフレーズ感が無くならない様に注意しつつ、推進力・音(息)のスピード感に注意して演奏しましょう。
[K]一拍前からは、sub.mfになりますが、音楽の流れはそのままで停滞しない様に注意しましょう。
特に二拍目の裏の食いつきが遅れない様にして下さい。
終わり3小節はfffですので、しっかり息を使い響きのある音で演奏して下さい。
最後の八分音符は、短くなり過ぎず・和声感を大事に演奏しましょう。

【国木伸光プロフィール】
北海道生まれ。10歳よりトロンボーンを始め、13歳からテューバを始める。高校在学中、ハーヴィー・G・フィリップスコンクール、アンサンブル部門に於いて 第1位を獲得。高校卒業後、東京コンセルヴァトアール尚美(現・尚美ミュージックカレッジ専門学校)に入学。専門・音楽社会研究・ディプロマの各コースに進学。卒業演奏会に出演。
卒業後、フリー奏者として、オーケストラ、 ブラスアンサンブル、ミュージカル等にて活動中。スタジオ録音(TV・CM等)、各種イベント(世界都市博プレビュー等)をはじめとし、さまざまなジャンルに於いて活動している。NHKの人気番組、『おかあさんといっしょ・ファミリーコンサート』に出演。 1997年、静岡市に於いて、デュオリサイタルを行い好評を博す。 2000年、韓国 済州島アンサンブル・フェスティバル に招待され、コンサートを行い好評を得る。また、同フェスティバルに於いて行われた国際コンクールの審査員を務める。 テューバを佐野日出男・多戸幾久三の両氏に師事。
現在、ブラスアンサンブル・ルスティーク、VIVID BRASS TOKYO、 The Premire Brass Japan 、TUBA GROUP S's、TADウィンドシンフォニーのメンバーとしてクラシックからジャズ・ポップス・ラテンなど、ジャンルにとらわれず 演奏活動を行っている。尚美ミュージックカレッジ専門学校講師。