尚美ミュージックカレッジ専門学校 管弦打楽器学科
管弦打楽器学科[2年制]
音楽総合アカデミー学科管弦打楽器コース[4年制]

2014年度全日本吹奏楽コンクール課題曲のすべて

SHOBI 講師陣による課題曲講座

 

IV. コンサートマーチ「青葉の街で」 (小林 武夫)

パート別ワンポイントアドバイス(ユーフォニアム編/講師・齋藤 充)

齋藤 充[冒頭]
音が下がるとテンションが下がって聞こえがちです。弱くならないように上手にコントロールしましょう。

[B]
対旋律らしい柔らかく包み込むような音色で演奏しましょう。食いつきが遅くならないようにビートを予測して入りましょう。ベースラインとゆっくり練習をして正しい音程を確認してください。17小節目からはトランペットにマッチする明るい音色で。

[C]
低音群のメロディですので、広くしっかりとした音色で演奏しましょう。16分音符の低い音は聞こえにくくなってしまいます。テヌートやスラー練習で細かい音がおざなりにならないようにしましょう。オクターブや完全5度の跳躍では前の音から正しい音程間で移り変われているかチェックしましょう。

[D]
40小節目の16分音符では音が痩せてしまわないようにクレッシェンド気味で演奏するとよいでしょう。

[F]
アルペジオが続くので音程の正しさが求められます。長い音符を吹いている時には他の楽器に耳を傾けましょう。また休符の度に休んでしまわないように。音楽が続いていくように演奏しましょう。55小節目からはトランペットにマッチする華やかな音色を使いましょう。

[G]
16分音符で転んでしまわないように。タンギングを伴った練習やリズム練習をするとよいでしょう。下行型で減衰しないように方向性を持って演奏しましょう。

[I]
シンコペーションのリズムが出てくるので、長い音符(4分音符相当の音)は程よく飛ばすように。大きなフレーズ感を持って演奏したいですね。

[J]
16分音符ではダブルタンギングが必要になるかと思います。音が止まらず、きちんとした存在感がある16分音符になるように。

【齋藤 充プロフィール】
1977年福島県生まれ。1999年国立音楽大学卒業。卒業時に矢田部賞を受賞。 1999年よりアメリカに留学、2001年ミシガン大学大学院修士課程修了。2001年よりノーステキサス大学大学院博士課程に在学し、現在博士論文作成中。
ユー フォニアムで1998年日本管打楽器コンクール、2003年フィリップ・ジョーンズ国際コンクール(フランス)、2004年レオナルド・ファルコーニ国際 コンクール(アメリカ)のすべてにおいて第1位受賞、トロンボーンでは2002年ニューヨークブラスカンファレンス金管五重奏コンクール第1位、2003 年国際トロンボーンフェスティバル四重奏コンクール(フィンランド)ファイナリスト等の受賞歴を持つ。国内外で多くのソロリサイタルを開催する他、読売新 人演奏会、ヤマハ金管新人演奏会、NHK-FMリサイタル、東京オペラシティ主催のリサイタルシリーズB→C、アメリカで行われたテューバ・ユーフォニア ムカンファレンス等に出演し、また東京交響楽団、ミシガン大学フィルハーモニーオーケストラ、ミュールーズ交響楽団、ノーステキサス大学金管バンド、各地 のアマチュアやスクールバンド等とコンチェルトを演奏している。ノーステキサス大学在学中には指導助手としてユーフォニアムと室内楽を教える。これまでに ユーフォニアムを三浦徹、渡部謙一、ブライアン・ボーマン博士、フリッツ・ケィンズィックの各氏に、トロンボーンをヴァーン・カーガライス、トニー・ベイ カー、デヴィッド・ジャクソンの各氏に師事。
2006年10月より日本に帰国してソロ活動の他、侍Brass、吹奏楽やオーケストラのエキストラ、室内楽演奏、管楽器と合奏の指導等で活動している。現在、尚美ミュージックカレッジ専門学校、国立音楽大学、国立音楽大学附属高等学校非常勤講師、KEI音楽学院講師。


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