尚美ミュージックカレッジ専門学校 管弦打楽器学科
管弦打楽器学科[2年制]
音楽総合アカデミー学科管弦打楽器コース[4年制]

2014年度全日本吹奏楽コンクール課題曲のすべて

SHOBI 講師陣による課題曲講座

 

V. きみは林檎の樹を植える (谷地村 博人)

パート別ワンポイントアドバイス(テューバ編/講師・国木伸光)

国木伸光全体的にクレッシェンド・デクレッシェンドを含み、強弱を意識して演奏しましょう。
その際に、音の響き・音程が変わらないという事に注意して下さい。
弱音で始まる箇所でも、何となく出るのではなく発音はハッキリ自己主張していきましょう。
普段のロングトーンの練習の中で、クレッシェンド・デクレッシェンドを取り入れ音色の統一、音程の揺れが無いかを確認すると良いです。
作曲者自身の解説にもありますが、「縦の線をそろえることにとらわれず、それぞれの旋律が呼応し響き合うテクスチュアの創出を望む。」
と書いてある様に、伸ばしの音であってもしっかりとした意識を持って自己主張していきましょう。
*テクスチュアとは?:織り合わされたもの・織り方。音の織り合わせ具合、音の組み合わせ方からなる印象という意味です。

12小節目の6連符・3連譜は、♩=66~69なので慌てず正確に音楽の流れを重視して演奏しましょう。 
[B]1小節前のffは、消極的にならずしっかり息を使い響かせましょう。
22小節目からのリズムは、他の楽器のリズムと違うという意味でも正確に演奏したいですね。
[C]2小節前のppも、積極的に遅れない様にして下さい。
30~33小節目は、pffppffのクレッシェンドがあります。一つ一つの音符に息を入れていくイメージでクレッシェンドしていきましょう。
42小節目の6連譜は、3拍目に向かってしっかり息を入れていくようにしましょう。
[G]からは、3小節のフレーズを意識してたっぷり歌い込みましょう。

【国木伸光プロフィール】
北海道生まれ。10歳よりトロンボーンを始め、13歳からテューバを始める。高校在学中、ハーヴィー・G・フィリップスコンクール、アンサンブル部門に於いて 第1位を獲得。高校卒業後、東京コンセルヴァトアール尚美(現・尚美ミュージックカレッジ専門学校)に入学。専門・音楽社会研究・ディプロマの各コースに進学。卒業演奏会に出演。
卒業後、フリー奏者として、オーケストラ、 ブラスアンサンブル、ミュージカル等にて活動中。スタジオ録音(TV・CM等)、各種イベント(世界都市博プレビュー等)をはじめとし、さまざまなジャンルに於いて活動している。NHKの人気番組、『おかあさんといっしょ・ファミリーコンサート』に出演。 1997年、静岡市に於いて、デュオリサイタルを行い好評を博す。 2000年、韓国 済州島アンサンブル・フェスティバル に招待され、コンサートを行い好評を得る。また、同フェスティバルに於いて行われた国際コンクールの審査員を務める。 テューバを佐野日出男・多戸幾久三の両氏に師事。
現在、ブラスアンサンブル・ルスティーク、VIVID BRASS TOKYO、 The Premire Brass Japan 、TUBA GROUP S's、TADウィンドシンフォニーのメンバーとしてクラシックからジャズ・ポップス・ラテンなど、ジャンルにとらわれず 演奏活動を行っている。尚美ミュージックカレッジ専門学校講師。