2017年6月2日(金)、尚美バリオホールにて元クリーヴランド管弦楽団副主席ホルン奏者、元エンパイヤ・ブラスのエリック・ラスク氏による公開講座を行いました。

前半の公開レッスンではまずは「ウォーミングアップレッスン」と題して2名の学生が参加し、ウォーミングアップや日々のトレーニングについてを学びました。

そのあとはコンセルヴァトアール ディプロマ科の学生が2名ステージに上がりレッスンを受講。演奏に対してだけでなく演奏する上での心構え、ステージ上での立ち振舞い、話し方など演奏家として必要なことを総合的に氏から指摘を受け、また聴講していた学生たちも巻き込んで「今の演奏を聴いてどう思ったのか」「なにを学んだか」といった質問を頻繁に投げかけ、音楽家としてやっていく上で必要なことを学生に伝えていました。

公開レッスン終了後にはエリック・ラスク氏の演奏によるミニコンサート。公開レッスンで氏が話していたことをそのまま実践するかのような内容で、学生たちは真剣な眼差しで演奏に聴き入っていました。

<受講者とプログラム>

受講者 伴奏者 曲目

植付 葉月(コンセルヴァトアール ディプロマ科1年)

宮内里恵

Horn Koncertop.8 / Franz Strauss

赤羽 聡美(コンセルヴァトアール ディプロマ科2年)

宮内里恵

Sonata mov.1 / Paul Hindemith

 
<ミニコンサート プログラム>
 
演奏:エリック・ラスク
伴奏:佐塚 志麻子
 
・Four Pieces, Op.35 for Horn and Piano / Reinhold Gliere
・Parable VIII, op.120 for Solo Horn / Vincent Persichetti
・Csárdás / Vittorio Monti