2015年9月25日(金)、サントリーホールにて「尚美創立90周年記念コンサート」を開催いたしました。

本学の90周年を祝う一連の催事の中のひとつとして開催された本コンサートでは、SHOBI シンフォニーオーケストラが出演し、今年度より管弦打楽器学科客員教授に就任された大井 剛史先生の指揮のもと演奏いたしました。

1曲目の真島 俊夫氏作曲《Dreams Unlimited -限りなき夢-》は尚美創立90周年記念委嘱作品として作曲された作品で、本コンサートにて初お披露目となりました。シンフォニックな「クラシカルミュージック」とビートの利いた「ブラックミュージック」の融合した楽曲で、オーケストラだけではなくビッグバンド:SHOBI ジャズオーケストラ、サクソフォーン:本多 俊之先生、ドラムス:そうる透先生も加わった、SHOBI ならではのコラボレーションでの演奏となりました。

2曲目にはチャイコフスキー作曲《ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品35》を、ヴァイオリン独奏に米元 響子さんを迎えて演奏。チャイコフスキーの音楽が持つ哀愁・甘美・華麗さが会場いっぱいに響き渡りました。

休憩明けはまずはじめに司会の滝沢ロコ先生(声優学科 科長)、田原アルノ先生(声優学科アドバイザー)が登壇されて、最後に演奏する作品についての解説を行いました(ロコ先生は次に演奏する音楽がロシア音楽ということもあり、ロシアにてご自身で購入された衣装を着ての登場!)。

解説ののち、近代管弦楽史の大作であり、また難曲でも知られているストラヴィンスキー作曲《バレエ音楽「火の鳥」組曲(1919年版)》を演奏。作品の持つ繊細さ、ダイナミックさ、雄大さを大井先生の深い解釈のもとオーケストラが奏でました。

ご来場いただいたみなさま、ありがとうございました!

 


 

指揮:大井 剛史
演奏:SHOBI シンフォニーオーケストラ

・Dreams Unlimited -限りなき夢-/作曲:真島 俊夫
ビッグバンド:SHOBI ジャズオーケストラ
サクソフォーン:本多 俊之
ドラムス:そうる透

・ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品35/作曲:チャイコフスキー
ヴァイオリン独奏:米元 響子

・バレエ音楽「火の鳥」組曲(1919年版)/ストラヴィンスキー