尚美ミュージックカレッジ専門学校 管弦打楽器学科
管弦打楽器学科[2年制]
音楽総合アカデミー学科管弦打楽器コース[4年制]

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【在学生の活動】「PMFオーケストラ」公演に参加した小川敦君(アカデミー学科4年)にインタビュー

レナード・バーンスタインの提唱で始まった国際教育音楽祭「パシフィック・ミュージック・フェスティバル」(PMF)のオーディションに合格し、世界的な指揮者 ファビオ・ルイージのもとでの演奏を経験したアカデミー学科4年・小川敦君(ホルン専攻)に突撃インタビューしてみました。

―― いつごろこの「PMFオーディション」を受けてみようと思ったのですか?
(2007年の)12月上旬くらいですね。オーディションが1月下旬だったので、その2ヶ月前くらい。広瀬勇人先生が配っていたチラシで興味を持って、そのあとインターネットでいろいろと調べました。

―― 今回の「PMFオーケストラ」のオーディション合格者一覧を見てみると、海外からの参加者の名前がかなり多いですよね。オーディション合格はまさに「狭き門」だったと思うのですが、合格を知ったときはいかがでした?
オーケストラ全体では100人以上の大編成でしたが、ホルンの席は6席だけだったのでとても驚きました。しかも僕以外はほとんどが海外の方で…。

―― ちなみにオーディション内容はどういったものだったのですか?
ベートーヴェンの「交響曲第7番」、ストラヴィンスキーの「火の鳥」、R.シュトラウスの「英雄の生涯」のホルンパート(ハイパート)を演奏するいわゆる「オーケストラスタディ」というものと、R.シュトラウスの「ホルンコンチェルト第1番」のソロパートを演奏する、というものでした。

―― 本番を含め、実際に「PMFオーケストラ」に参加した感想をお願いします。
僕が乗ったのは、R.シュトラウスの「ドン・キホーテ」を演奏するCプログラムでしたが、指揮者のファビオ・ルイジ氏をはじめとする世界レベルの音楽家や世界中の同年代の人たちと触れ合えたのが何よりも貴重な経験でした。pppでの美しい音を聴いたときには「さすが世界レベルだな」と実感しましたね。リハーサルを含め10日前後の短い期間でしたが、学ぶことも多く、とても充実した日々でした。

―― 最後に、今後の抱負を聞かせてください。
まだまだ音楽の勉強を続けたいので留学という選択肢も視野に入れていますが、同時に、国内のオーケストラのオーディションに挑戦して、プレイヤーを目指していきたいと思っています。

―― ありがとうございました。

小川 敦 プロフィール
群馬県出身。亜細亜大学経営学部を卒業後、東京ミュージック&メディアアーツ尚美音楽総合アカデミー学科に編入学。これまでにホルンを宮内寛之、並木博美、澤敦の各氏に師事。室内楽を池田英三子、太田茂、澤敦の各氏に、編曲法及び指揮法を広瀬勇人氏に、吹奏楽指導法を佐藤正人氏に師事する。現在ホルンを中心に指揮、編曲、楽器指導やアンサンブルなど幅広く活動している。第38回東京国際芸術協会新人オーディション合格、第18回レ・スプレンデル音楽コンクール奨励賞、第39回国際芸術連盟新人オーディション室内楽部門合格、第6回東京音楽コンクールセミファイナリスト、PMF2008オーケストラアカデミーに参加。金管5重奏「Petit Riviere Ensemble」主宰。

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