2011年1月13日(木) 24:45〜フジテレビほかにてスタートするテレビアニメ「フラクタル」。その作品のメインテーマとなる楽曲の吹奏楽版の収録を尚美ウインドオーケストラが担当しました。

「フラクタル」は、映画『私の優しくない先輩』の監督を務めた山本 寛さんが贈る冒険ファンタジー作品。劇中の音楽は、2010年度吹奏楽コンクール課題曲「吹奏楽のためのスケルツォ第2番《夏》」の作曲者である鹿野 草平さんが起用されています。
ファンタジックな世界観にぴったりの美しい楽曲は、本編中ではオーケストラによって演奏されたバージョンが使用されていますが、大の吹奏楽好きとして知られる山本さんの「ぜひ吹奏楽版を！」という声によって、このたび吹奏楽版も録音されることになりました。

昨年には、吹奏楽部を舞台にした山本さんの小説「アインザッツ」の作品中に登場する天野正道先生(本学特別講師)書き下ろしの楽曲「ウィンクルム」が、実際に尚美ウインドオーケストラによって演奏され、音源＆映像付きの単行本として発売されました。その縁で、今回の収録も尚美ウインドオーケストラが担当することに。

収録は2011年1月7日に尚美バリオホールで行われ、指揮は山本さん自らが担当。「ウィンクルム」収録時にも見せていただいた見事な指揮っぷりを今回も披露されました。

今回収録した映像は、1月13日(木) 24:15から「ニコニコ生放送」エンタジャムチャンネルで放送された「フラクタル放送記念ニコニコ生解説イベント」内で放映されたほか、SHOBI NET-TVでも配信中です。

＜＜＜SHOBI NET-TVでの視聴はこちらから＞＞＞

アニメ本編とともに、尚美ウインドオーケストラの演奏もぜひお楽しみください！

【関連リンク】
・「フラクタル」公式サイト

2010年12月27日、品川区立総合区民会館「きゅりあん」にて『尚美ウインドオーケストラ 第35回定期演奏会』を開催しました。

今回の定期演奏会は本学創立85周年記念行事の一環として開催され、特別講師である天野正道先生・鈴木英史先生の手による作編曲作品を中心に幅広いプログラムでお届けしました。
また、本学卒業生・本間千也氏 (トランペット奏者、東京佼成W.O.)をソリストに迎えた「ラプソディー・イン・ブルー」や、同・小川万里江さん (ピアニスト、第37回フランス音楽コンクール第1位)　をソリストに迎えた「左手のためのピアノ協奏曲」、鈴木英史先生指揮による「ファンファーレ・レ ジェンド・ワン」「喜歌劇”サーカスの女王”セレクション」の演奏など、多くの注目も集めました。

それでは、当日の様子を写真でお楽しみください。
（一部、リハーサル時の写真を掲載しています）

聴きに来てくださったみなさま、ありがとうございました。この様子は「HARMONIE-TV」にて、動画配信予定です。

＜プログラム＞

【指揮：佐藤正人（本学客員教授）】

85周年祝祭ファンファーレ（尚美創立85周年記念委嘱作品・吹奏楽版初演）／天野正道
左手のためのピアノ協奏曲（吹奏楽版初演）／M.ラヴェル（天野正道 編曲）
ピアノ独奏：小川万里江

【客演指揮：鈴木英史（本学特別講師）】

ファンファーレ・レジェンド・ワン／鈴木英史
喜歌劇「サーカスの女王」セレクション／E.カールマン（鈴木英史 編曲）

【指揮：小澤俊朗（本学客員教授）】

吹奏楽のためのバラードI／兼田 敏
ラプソディー・イン・ブルー（トランペット独奏編曲版）／G.ガーシュイン（T.ドクシチェル 編曲）
トランペット独奏：本間千也
ニライカナイの海から／真島俊夫
＜アンコール＞ 美中の美／J.P.スーザ

月刊アニメディア誌上で連載され好評を博していた、高校吹奏楽部を舞台にした人気小説『アインザッツ』が単行本になりました！

―― 部員が減少する中、コンクール入賞の切り札として、カロが親父から手渡されたのが、過去に親父がある作曲家に直談判して書いてもらったオリジナルスコア「ウィンクルム」だった。音楽は人数でやるもんやない！　ハートだ！　と小編成でカロはコンクールに挑む。結果は……。

本編終盤に登場するこの「ウィンクルム」という楽曲を実際に書き下ろしたのが、作曲家・天野正道先生。
単行本付録のCD-ROMには、この作品のスコアと全パートの楽譜（PDF）、そして演奏動画が収録され、小説の内容をより身近に感じられるものとなっています。

この付録CDーROMの演奏を担当したのが、尚美ウインドオーケストラ。
レコーディングは７月20日に尚美バリオホールにて、スコアの指示どおり23名という小編成で臨みました。

指揮を担当したのは作曲者・天野正道先生。セッションはリハーサル・セッティング含め約90分という超短時間の中で行われ、同時に小説作者・山本 寛氏の指揮による特典映像も収録しました。
山本氏は高校時代に関西地区の名門校(大阪教育大学附属高等学校池田校舎)吹奏楽部で学生指揮を経験し、卒業後もOBとして長く関わっていただけにその指揮っぷりも見事。ライヴ感あふれるテイクを収録できました。

それでは『ウィンクルム』を、尚美ウインドオーケストラの演奏でお楽しみください！

・作曲者 天野正道先生 指揮バージョン演奏視聴（HARMONIE-TV）
・小説作者 山本 寛先生 指揮バージョン演奏視聴（HARMONIE-TV）

録音制作：株式会社スペースコーポレーション
映像制作：SHOBI NET-TV
企画：学習研究社 月刊アニメディア編集部
協力：尚美ミュージックカレッジ専門学校 管弦打楽器学科

【関連リンク】
・吹奏楽小説『アインザッツ』（e-Animedia.net）

2010年11月6日(土)、7日(日)の2日間にわたって開催された『第12回全日本高等学校吹奏楽大会 in 横浜』に尚美ウインドオーケストラが出演しました。

全国の高等学校吹奏楽部が日ごろの成果を発表する機会を少しでも多くの団体に与えたいとの思いから毎年開催されているこの大会。第12回目を迎える今年は、「パシフィコ横浜 国立大ホール」から「横浜みなとみらいホール」に場所を変え、全国各地から参加する数多くの吹奏楽部が熱演を繰り広げました。

そんな「吹奏楽の祭典」に、今年も尚美ウインドオーケストラが「特別演奏」として出演。

5月の「ラ・フォル・ジュルネ金沢」や8月の「ミュージック高崎ジャパン」でも好評を博した「アルメニアン・ダンス パート1」をはじめ、ショスタコーヴィチ作曲「祝典序曲」、鈴木英史作曲「吹奏楽のためのプレリュード～『時計台の鐘』の旋律による」といった魅力的なプログラムを、日本高等学校吹奏楽連盟理事長の遠山詠一先生、本学客員教授 佐藤正人先生の指揮でお楽しみいただきました。（「祝典序曲」のバンダとして、横浜市立桜丘高校ファンファーレ隊のみなさんも出演！）

お聴きいただいたみなさま、ありがとうございました！

2010年8月24日（火）～8月29日（日）の期間に開催された『ミュージック高崎ジャパン2010』に尚美ウインドオーケストラが出演しました。

尚美ウインドオーケストラの公演は8月25日。
指揮に汐澤安彦氏を迎え、「祝典序曲」（ショスタコーヴィチ）、クラリネット小協奏曲（ウェーバー）、バンドのための「ゴジラ」ファンタジー（伊福部昭、編曲：和田薫）、アルメニアンダンス パート1（A.リード）等、計9作品を演奏しました。

また、「祝典序曲」では、バンダ（舞台両サイドの演奏隊）として東京農業大学第二高等学校吹奏楽部のみなさんが出演！オープニングに華を添えていただきました。
さらに「クラリネット小協奏曲」では、独奏としてNHK交響楽団首席クラリネット奏者の伊藤　圭先生（SHOBI 講師）が出演。やわらかい音色と確かな技術で会場を魅了しました。

当日お越しくださったみなさま、ありがとうございました！

■尚美ウインドオーケストラ高崎公演

【演奏】尚美ウインドオーケストラ
【指揮】汐澤安彦
【独奏】伊藤　圭（NHK交響楽団首席クラリネット奏者、本学講師）

《プログラム》

• 祝典序曲／D.ショスタコーヴィチ（編曲/D.ハンスバーガー）
• クラリネット小協奏曲／C.M.von ウェーバー
• 前奏曲／F.リスト
• 朝鮮民謡の主題による変奏曲／J.B.チャンス
• バンドのための「ゴジラ」ファンタジー／伊福部昭（編曲/和田薫）
• アルメニアンダンス パートI／A.リード
• ＜アンコール1＞デリー地方のアイルランド民謡／P.グレインジャー
• ＜アンコール2＞「第1組曲」より ギャロップ／A.リード ～ ラデッキー行進曲／J.シュトラウス