2025.04.18

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【My Story】関 恭子さん|株式会社オープンスタンス勤務

mystory_openstance_seki.jpgプロフィール

関 恭子(セキ キョウコ)さん
株式会社オープンスタンス勤務
プロミュージシャン学科(バンドヴォーカル専攻)2017年度卒業
帝京大学(桐朋女子高等学校)出身

―現在のお仕事の内容についてお聞かせください。

ライブイベントやファンクラブをはじめとするグッズの企画・提案から製作・販売までを担当しています。業務は「業者」として製作のみを請け負う場合と、「委託」として運営を任される場合があります。特に私は、年間を通してアーティストのグッズ展開全体を任される委託案件が多く、「このタイミングでこのアイテムを」「このイベントではこの予算でグッズを作るので、●●円利益出します!」というように提案から販売・売上管理まで、グッズ製作の全工程を担当しています。

―お仕事をする上での「やりがいを感じたエピソード」について教えてください。

自分が提案したアイテムやデザインに対して、SNSで「待ってました!」「デザイン最高!」って反応をもらえるとすごく嬉しいですね。会場販売のときに、お客さんがそのグッズを手に取って笑顔になってくれているのを見ると、「ああ、この仕事しててよかったな」と思います。

―お仕事をする上での「大変だったエピソード」について教えてください。

グッズは2、3ヶ月前から動かないと余裕がないんですが、相談いただくスケジュールが厳しい時は大変です。最短で3週間前に発注を受けてからロゴ制作をし、グッズの提案から製作をして納品、ということがありました。それと、海外の工場にお願いすることも多くて、文化や言葉の壁を越えてイメージをすり合わせるのも大変です。

―このお仕事を目指したきっかけについて教えてください。

私は大学を出た後に音楽をきちんと学びたくて尚美に入ったんです。在学中は学業に専念したい、という想いがあったので、就活を始めたのはけっこう後からでした。実は今の会社で2社目になるのですが、最初に入った会社でグッズ製作のアシスタントを経験していく中で、「もっと自分で企画を提案したい」と思うようになり、転職しました。

―お仕事をする中で、普段から心がけていることをお聞かせください。

グッズは流行がすごく大事なので、普段から雑貨屋さんに行ったり、ネットショップをチェックしたり、雑誌を読んだりして、常にアンテナを張っています。実際にお店でお客さんが何を手に取っているか観察したり、素材に触れてみたり。提案の幅を広げるには、「引き出し」をたくさん持っておくことが大事なので、日々情報収集しています。

―このお仕事に就くために必要な心構えを教えてください。

アーティストが音楽を届けるのと同じように、グッズも立派な"表現"の一部だと思っています。だから、自分がその一部を任せてもらっているという意識で、真剣に向き合うことが大事です。プロ意識を持って、日々いろんなものを「知る」ことを楽しめる人には、すごく向いている仕事だと思います。

―将来の目標について教えてください。

将来的には、アーティストグッズに限らず、一般向けの商品開発にも挑戦してみたいと考えています。

―ご自身の就活の進め方について教えてください。

私は、「音楽に関わる仕事をしたい」という想いはあったものの、具体的な方向性が定まらず苦戦しました。だからこそ、「自分が何をやりたいのか」「何が好きなのか」をはっきりさせることが、就活を進める上でとても大切だと思います。

―在学中にやっておいてよかった活動はありますか?

目の前のやりたいことに真剣に向き合うことです。私は音楽経験はありましたが、本気で取り組んだと言えるものがなかったので、尚美では演奏にもしっかり向き合い、人前で演奏する経験も積みました。この経験があるからこそ、アーティストの表現に共感し、仕事に活かせていると思います。また、大学時代や尚美在学中にMOS、簿記、秘書検定などの資格を取得しておいたことも、就活時に役立ちました。

―現在就活中の後輩に向けて、メッセージ・アドバイスをお願いいたします。

繰り返しになりますが、何よりも、自分がやりたいことにしっかりと向き合うことが大切です。そして、納得できるまでやりきってから進路を選ぶことで、自分に合った仕事に出会えると思います。

(取材日:2025年4月)
※卒業学科は2025年度の名称です。

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