2025.04.28
SHOBI
山本 皓太(ヤマモト コウタ)さん
浅草VAMPKIN(株式会社ベースオントップ)勤務
音響・映像・照明学科(コンサートPA専攻)2023年度卒業
神奈川県立平塚農商高等学校出身
―現在のお仕事の内容についてお聞かせください。
株式会社ベースオントップが運営するライブハウス「浅草VAMPKIN」で、音響スタッフとして働いています。出演アーティストのサウンドチェックや本番でのPAオペレートが主な業務です。
―お仕事をする上での「やりがいを感じたエピソード」について教えてください。
母校主催のイベント*1の音響を担当できたことです。数年先の目標かと思っていたような仕事に、思いがけず早いタイミングで携われて、「ああ、やっててよかった」と思いました。卒業した学校に恩返しできた気がして、うれしかったですね。
―お仕事をする上での「大変だったエピソード」について教えてください。
お店で使用しているミキシングコンソール(音響卓)が学校で使っていたものと違ったので、最初は戸惑いましたが1か月ほどで慣れ、今では違和感なく使えています。
―このお仕事を目指したきっかけについて教えてください。
もともとライブに行くことが大好きで、音や照明など、舞台の裏側の仕事に興味がありました。将来は、自分もその一員として音でステージを作る側に立ちたいと思い、音響の道を選びました。体を動かして現場で働くことが好きな自分にはぴったりの仕事だと感じています。
―お仕事をする中で、普段から心がけていることをお聞かせください。
現場では、挨拶をしっかりすることと、周囲をよく見ることを大切にしています。スタッフ同士やアーティストとの信頼関係が音響の仕事にも良い影響を与えると思っています。
―このお仕事に就くために必要な心構えを教えてください。
勤務時間が不規則だったり、朝早かったり夜遅かったりします。なので、生活リズムの管理や責任感がとても大事です。特に寝坊は絶対にNGなので(笑)、自己管理はしっかりできるようにしておくといいと思います。
―ご自身の就活の進め方について教えてください。
学内で行われた企業説明会などを活用して、自分が「ここだ」と思った企業に絞って応募しました。現在の会社も説明会で出会って、すぐに「ここに行こう」と決めたんです。説明後に採用ご担当の方に質問に行ったのを覚えています。
―在学中にやっておいてよかった活動はありますか?
学校の授業*2で学んだイコライザーやコンプレッサーなどの音響の基本知識や機材の使い方など、学んだ技術はすぐ現場で役立ちました。また、外部の現場実習にも積極的に参加し、現場対応力を身につけられたのも大きかったです。経験を積む場をたくさん用意してくれる学校だったので、本当に感謝しています。
―将来の目標について教えてください。
いつか自分でイベントを主催したいです。これまで一緒にお仕事をしてきたアーティストさんたちを招いて、自分が音響を担当するイベントを実現したいと思っています。そのために、もっと経験を積んで、信頼される音響スタッフになりたいです。
―現在就活中の後輩に向けて、メッセージ・アドバイスをお願いいたします。
焦る必要はありません。自分が何をしたいのかをしっかり考え、納得いくまで向き合うことが大切です。「これだ!」と思える仕事に出会えた時、自信を持って飛び込んでください。皆さんの挑戦を応援しています!
*1 ミュージックビジネス学科(現エンタテインメントスタッフ学科)主催「プロモラ Vol.5」2024年9月26日、浅草VAMPKINにて開催
*2「コンピュータミュージック」
(取材日:2025年4月)
※卒業学科は2025年度の名称です。