2023年度シラバス

尚美ミュージックカレッジ専門学校

アレンジ・作曲学科2年次生

科目名音楽理論Ⅲ
担当講師名隼田 義博
専攻楽器グレード等全専攻
学期春学期
授業の形態講義

担当科目に関連する実務経歴

講師は複数の音楽出版社の作曲家として、テレビやトレイラーをはじめ様々なメディア用音楽制作の実務経験を持ちます。

授業内容

様々な既存曲の分析を通して、1年次に学習した内容を総合的に復習しつつ音楽理論の応用力をみがいていきます。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

ダイアトニック/ノンダイアトニック・コードおよびスケールに関する理解と、既存曲そして自作曲をメロディそしてコード進行の視点から正しく分析できることを目標とします。

授業計画

第1回調・音階・和音の基本的な理解度を確認します。
第2回メジャーキーのダイアトニックコードの仕組み、用例、コードスケールを確認します。
第3回マイナーキーのダイアトニックコードの仕組み、用例、コードスケールを確認します。
第4回セカンダリドミナントの仕組み、用例、コードスケールを確認します。
第5回Dim7thの仕組み、用例、コードスケールを確認します。
第6回モーダルインターチェンジによる借用和音の仕組み、用例、コードスケールを確認します。
第7回中間試験:既存曲の分析などを試験としておこないます。
中間試験評価方法・評価基準
筆記試験を行います。学習したコード、スケール、用法等に関する理解度を評価します。
出席:30% 平常点:30% 試験:40%
第8回トライトーンSubⅤ7の仕組み、用例、コードスケールを確認します。
第9回転調の様々なパターンと効果的な用例を確認します。
第10回バート・バカラックのハーモニー① メロディの効果的な演出を考察します。
第11回バート・バカラックのハーモニー② 転調、非機能的なコード進行の用例を考察します。
第12回スティービー・ワンダーのハーモニー① Ⅱ-Ⅴの用例を考察します。
第13回スティービー・ワンダーのハーモニー② SubⅤ7の用例を考察します。
第14回スティービー・ワンダーのハーモニー③ モーダルインターチェンジによる借用和音の用例を考察します。
第15回期末試験:既存曲の分析などを試験としておこないます。
期末試験評価方法・評価基準
筆記試験を行います。学習したコード、スケール、用法等に関する理解度を評価します。
出席:30% 平常点:30% 試験:40%

特記事項

1年次に使用したテキスト(ポピュラー音楽基礎理論)、筆記用具、五線譜を用意して授業にのぞんでください。

科目名音楽理論Ⅳ
担当講師名隼田 義博
専攻楽器グレード等全専攻
学期秋学期
授業の形態講義

担当科目に関連する実務経歴

講師は複数の音楽出版社の作曲家として、テレビやトレイラーをはじめ様々なメディア用音楽制作の実務経験を持ちます。

授業内容

様々な既存曲の分析を通して、引き続き学習したすべての内容を総合的に復習していきます。また、さらなる応用力をつけるべく機能的なリハーモニゼーションの方法と、教会旋法をはじめとする旋法の考え方と響きの演出の仕方についても学習します。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

ダイアトニック/ノンダイアトニック・コードおよびスケールに関する理解と、既存曲そして自作曲をメロディそしてコード進行の視点から正しく分析できることを目標とします。

授業計画

第1回ドナルド・フェイゲンのハーモニー① ジャジー、ブルージーな表現を考察します。
第2回ドナルド・フェイゲンのハーモニー② 複雑なコードの使用について考察します。
第3回パット・メセニーのハーモニー 転調、非機能的なコード進行の用例を考察します。
第4回リハモニゼーション① ダイアトニックコードの代理機能を使って考察します。
第5回リハモニゼーション② ドミナントコードを使って考察します。
第6回リハモニゼーション③ Dim7を使って考察します。
第7回中間試験:既存曲の分析などを試験としておこないます。
中間試験評価方法・評価基準
筆記試験を行います。学習したコード、スケール、用法等に関する理解度を評価します。
出席:30% 平常点:30% 試験:40%
第8回リハモニゼーション④ モーダルインターチェンジによる借用和音を使って考察します。
第9回リハモニゼーション⑤ 調に対して非機能的なコードの使用について考察します。
第10回旋法の考え方、旋法と調性の歴史について確認します。
第11回教会旋法の音階構造と響きの特性を確認します。
第12回旋法を用いた表現① 旋法の響きを演出する旋律について考察します。
第13回旋法を用いた表現② 旋法の響きを演出するコード進行について考察します。
第14回ほか日本をはじめ諸外国で見られる旋法の音階構造、用例を確認します。
第15回期末試験:授業で取り上げた曲の分析を試験としておこないます。
期末試験評価方法・評価基準

特記事項

1年次に使用したテキスト(ポピュラー音楽基礎理論)、筆記用具、五線譜を用意して授業にのぞんでください。

科目名DTM・DAWⅢ
担当講師名高木 則幸
専攻楽器グレード等全専攻
学期春学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

講師はDTM,DAWを用いた楽曲制作の実務経験があります。

授業内容

この科目ではサードパーティー製シンセサイザープラグイン「Vital」のより高機能なシンセサイザー機能の使用法を学び、小作品を制作します。2クォーターは1クオーターで学んだシンセサイザー音源の特徴を生かして、現代の音楽制作には欠かせない要素である、本格的なクラブミュージックの制作を行い、同時にクラブミュージックのジャンルやルーツいついて学びます。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

サードパーティー製プラグイン「Vital」を使ったオリジナルの音作りと、作品作りが出来るようになります。クラブミュージックのジャンルや特徴と曲作りの方法を習得し、楽曲を制作し完成させることができます。

授業計画

第1回Vital各機能の紹介、基本操作解説。
第2回オシレーター、フィルター、エンベロープ、シンセサイザーの基本的構造を学びます。
第3回モジュレーションマトリクス、アルペジエーター、オートメーション等の本格的な音作りを学びます。
第4回Vitalを中心とした曲作り、効果的な使い方について学びます。
第5回オリジナル音色の作成とそれを使った作品制作を行います。
第6回既存のデバイスや素材とオリジナル音色を組み合わせて作品を完成、提出します。
第7回提出作品の発表と評価を行います。
中間試験評価方法・評価基準
1分以上の、シンセサイザーを効果的に使用したオリジナル作品を提出します。
出席60%、作品40%、作品の評価方法はシンセサイザーの使いこなし方及びオリジナリティーやクオリティーを総合的に評価します。
第8回クラブミュージックの歴史、ジャンル、スタイル等について解説します。
第9回クラブミュージックの最も代表的なジャンルであるHouseについて、ビートの特徴や作り方を学びます。
第10回Technoについて、Houseとの違い、グルーブの特徴や作り方を学びます。
第11回Drum’n Bass、DubStepなどのブレークビーツ、BassMusicの特徴とビートの作り方を学びます。
第12回曲構成上、必須となるブレークダウンとビルドアップについて、効果的なアレンジ手法を学びます。
第13回曲構成の作り方、オートオメーションを使ったアレンジについて学び、楽曲を制作します。
第14回楽曲を完成、提出します。
第15回提出作品の発表と評価を行います。
期末試験評価方法・評価基準
3分以上のクラブミュージック、ジャンルの特徴を遵守したオリジナル作品を提出します。
出席60%、作品40%、作品の評価方法はクラブミュージックとしてのジャンルの追従度、オリジナリティーやクオリティーを総合的に評価します。
科目名DTM・DAWⅣ
担当講師名高木 則幸
専攻楽器グレード等全専攻
学期秋学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

講師はDTM,DAWを用いた楽曲制作の実務経験があります。

授業内容

この科目ではDAW環境による音楽制作をより深く理解する為、収集した生音サンプルを元にElectronica作品を制作。波形編集やサンプラーを用いたサウンドメイキングを学びます。4クォーターはこれまで学習した様々な機能を用いて総合的な 楽曲制作とミキシング、マスタリングの基本を学びます。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

オーディオサンプリングとサンプラを使いこなし、本格的なエレクトロニカ作品を制作、完成させます。リミックスの手法を用いて総合的なDAW環境における作品制作と、ミキシングマスタリングまで含めた商品レベルの作品を完成させることができるようになります。

授業計画

第1回Electronicaとは、電子音楽とは何か、またジャンルとしてのエレクトロニカについて解説します。
第2回ICレコーダーやスマートフォンを使って身の回りの生音を収集します。
第3回波形編集機能を使って収集したサンプルを編集します。
第4回サンプラーのパッチをオリジナルの素材で制作します。
第5回エフェクトを使った音作りとアレンジについて学びます。
第6回楽曲を制作、仕上げ、提出します。
第7回提出作品の発表と評価を行います。
中間試験評価方法・評価基準
3分以上の、オリジナル作品を提出します。
出席60%、作品40%、作品の評価方法は、既存のジャンルにとらわれないクリエイティビティーを重視し、かつオリジナリティーやクオリティーを総合的に評価します。
第8回現代のリミックスについての解説と企画書作成。
第9回POP系歌モノからのリミックスについて学びます。
第10回インスト曲からのリミックスについて学びます。
第11回ミキシングについての心得、ポイントを学びます。
第12回実践的なミキシングの手順や操作を学びます。
第13回マスタリングについて学びます。
第14回楽曲制作。ミックスダウン、マスタリングを行い、作品を提出します。
第15回提出作品の発表と評価を行います。
期末試験評価方法・評価基準
自身の楽曲からのリミックス作品を制作します。3分以上。
出席60%、作品40%、作品の評価方法は楽曲のオーディオ的完成度と、オリジナリティーやクオリティーを総合的に評価します。
科目名ミックステクニック
担当講師名遠藤 淳也
専攻楽器グレード等全専攻
学期春学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

安室奈美恵、Awesome City Club、九州男、Crystal Kay、CHEMISTRY、郷ひろみ、SOUL’d OUT、DefTech、Nulbarich、西野カナ、ポルノグラフィティ、BoA、森カリオペ、ミオヤマザキ、ReoNa等のRecording&Mixingを手掛ける等の実務経験がある。

授業内容

ミックスの基礎概論と音響学の基礎を学び効率的で効果的な作業を習得します。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

作品の制作意図が、正しく聴き手に伝わるように、音楽的、理論的に正しいテクニックを学び、高品質で精度の高いミックスを目指します。

授業計画

第1回音響学の基礎(1)音量・定位・帯域の構造を学びます。
第2回音響学の基礎(2)音量の安定、音質の調整、奥行きの
デザインの基本の考え方を学びます。
第3回コンプレッサーの概念と使用目的、適切な使用法の解説と練習(1)
第4回コンプレッサーの概念と使用目的、適切な使用法の解説と練習(2)
第5回イコライザーの概念と使用目的、適切な使用法の解説と練習(1)
第6回イコライザーの概念と使用目的、適切な使用法の解説と練習(2)
第7回課題曲のミックスと提出
中間試験評価方法・評価基準
課題曲をミックスして提出。
ミックスの基礎を把握しているかを評価します。
実技試験40点、出席点40点、平常点20点。
第8回リヴァーブの概念と使用目的、適切な使用法の解説と練習(1)
第9回リヴァーブの概念と使用目的、適切な使用法の解説と練習(2)
第10回ディレイの概念と使用目的、適切な使用法の解説と練習(1)
第11回ディレイの概念と使用目的、適切な使用法の解説と練習(2)
第12回センドリターンの使用法の解説と練習
第13回モジュレーション系の概念と使用目的、適切な使用法の解説と練習
第14回各テクニックを合わせた複合技の解説、実演、実習。
第15回課題曲のミックスと提出
期末試験評価方法・評価基準
課題曲をミックスして提出。
高音質で音楽的なミックスが出来ているかを評価します。
実技試験40点、出席点40点、平常点20点。
科目名プリプロダクションテクニック
担当講師名遠藤 淳也
専攻楽器グレード等全専攻
学期秋学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

安室奈美恵、Awesome City Club、九州男、Crystal Kay、CHEMISTRY、郷ひろみ、SOUL’d OUT、DefTech、Nulbarich、西野カナ、ポルノグラフィティ、BoA、森カリオペ、ミオヤマザキ、ReoNa等のRecording&Mixingを手掛ける等の実務経験がある。

授業内容

ミックステクニックで得た知識を応用、発展させて、最終工程のマスタリングまでの流れと基礎を学びます。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

制作の全般を学ぶことで生徒が独力で作品をSNS等で発信し、世界に見出してもらえる力を養います。

授業計画

第1回マルチバンドコンプレッサーの概念と使用目的、適切な使用法の解説と練習
第2回倍音の概念と基礎的な知識。実際にその原理をEQを使って解説します。
第3回イコライザーの踏み込んだ使用法。具体的な例を挙げての解説と練習。
第4回マスタリングの概念と、今の時代におけるその必要性を学びます
第5回マスタリングにおける具体的なテクニックの解説と練習その1
第6回マスタリングにおける具体的なテクニックの解説と練習その2
第7回課題曲のミックス及び提出
中間試験評価方法・評価基準
ミックス、マスタリングの基礎を把握しているか、技術的な進歩はあるかを評価します。
実技試験40点、出席点40点、平常点20点。
第8回MS 処理の原理の解説と、マスタリング、ミックスにおける実際の使用方法を学びます
第9回トータルの音圧についての考察とその重要性
第10回サードパーティ製プラグインを使ったミックステクニック解説その1
第11回サードパーティ製プラグインを使ったミックステクニック解説その2
第12回遠藤流ミックス、マスタリングのワークフロー解説その1
第13回遠藤流ミックス、マスタリングのワークフロー解説その2
第14回ミックス〜マスタリングまでのまとめ
第15回課題曲のミックス及び提出
期末試験評価方法・評価基準
総合的に音質のクオリティアップが出来ているかを評価します。
実技試験40点、出席点40点、平常点20点。
科目名ポピュラーアレンジⅢ
担当講師名奈良部 匠平
専攻楽器グレード等全専攻
学期春学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

作・編曲家・キーボーディストとしてコンサートやレコーディングスタジオでの経験豊富。関連アーティスト:渡辺美里、米米CLUB、松田聖子、今井美樹、高垣彩陽、Skeleton Key (Band Remix / 米国 ) 、ユンサン (윤상 / 韓国)、 林憶蓮 (Sandy Lam / 中国)

授業内容

アレンジメントのアドヴァンス クラスとして、スケール、テンション、和声、対位法など、更に深い音楽知識を備え、シンセパート、ストリングスやホーン、その他のパートのアレンジメントにも活かせるように実践します。また、エスニック〜ダンスミュージックなどの様々なスタイルのビートやパートも操れるように、アナライズ能力+アレンジ能力の強化と実践をします。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

世界レベル・クオリティーの作編曲作品制作を目指す。
職業・作編曲家として、多くのスタイルの作編曲をこなせるようになること。
全ての新しい音楽には、ルーツと融合があるように、現在と過去のアレンジスタイル・アレンジテクニックを用い、ユニークなアイデアと工夫を凝らし、新しいスタイルのアーティストとして認知されるようになることを目標とします。

授業計画

第1回既存の楽曲を聴き、アナライズ・分析能力を試します。
不得意な学生にはトレーニングを勧めます。
生涯最大の参考資料は現代と過去の名曲達です。
アナライズ・分析能力は作家人生を左右する重要な能力です。
第2回アレンジの基礎であるコード、スケール、テンションなどの楽典的な能力を試します。知識の浅い学生には他の基本クラスを勧めます。次回に各自の楽曲作品を持参してもらうことを伝えます。
第3回各自の今までの楽曲作品を聴き、それぞれの得意なスタイルを認識し、次回の作品交換アレンジの準備に入ります。次回にオリジナル曲のステムオーディオデータを持ってきてもらうことを伝えます。
第4回クラスメイトのメロディーを借り、自分のスタイルに編曲する交換アレンジの第1回目。元とは別ジャンルの音楽スタイルに編曲すること。メロディーに合った多くの音楽スタイルを身につけるための方法を学びます。
第5回全てのジャンルに存在するリフ(リフレイン)について : 既存曲をアナライズし学び、交換アレンジに使用します。残りの時間をアレンジ作業時間に使います。
第6回リフアレンジの経過を聞かせてもらいアドヴァイスします。
また、原曲と違うコードに代える、リハーモナイズについて学びます。
残りの時間を交換アレンジの作業時間に使います。
第7回交換アレンジの提出。 各自の作品に対するディスカッションをします。
中間試験評価方法・評価基準
まじめに制作に取り組んだか。
出席:50% 平常点:50%
第8回ストリングスアレンジメントについて学びます。
オーケストラにおける弦楽器の役割。
POPSにおけるストリングスアレンジの手法を学びます。
第9回ストリングスアレンジDay1 :  原曲にストリングスがついていない楽曲に対して、カウンターメロディーの付け方をステップバイステップで学びます。
第10回ストリングスアレンジDay2 :  ストリングスらしい効果をさらに加えて仕上げていきます。
コードスケールの復習とテンションの使い方を、ストリングスアレンジを通して学びます。
第11回ストリングスアレンジDay3 : 全員のストリングスアレンジ作品を聴き、ディスカッションをします。
第12回ホーンアレンジメントについて学びます。
(ブラス/金管楽器 + Wind /木管楽器 = ホーン/管楽器)
オーケストラにおける菅楽器の役割。
POPSにおけるホーンアレンジの手法を学びます。
第13回ホーンアレンジDay1 : 原曲にホーンアレンジがついていない楽曲に、オブリガードやカウンターメロディーの付け方をステップバイステップで学びます。
第14回ホーンアレンジDay2 : ホーンらしい効果・アーティキュレーションをさらに加えて仕上げていきます。
第15回ホーンアレンジDay3 : 全員の作品を聴き、ディスカッションをします。
期末試験評価方法・評価基準
まじめに制作に取り組んだか。
出席:50% 平常点:50%

特記事項

編曲・アレンジメント(Pops)について:歌や楽器のメロディーを 引き立てるために、音楽全体を演出をすることにあります。それは、中心にあるメロディーをサポートする立場の楽器群の各パートを作曲すると考えることが大事です。
また、編曲はその楽曲が世に出る直前の最終音楽制作段階です。
そのプロジェクトを成功に導けるか否かの責任を担う重要な作業であります。

科目名ポピュラーアレンジⅣ
担当講師名奈良部 匠平
専攻楽器グレード等全専攻
学期秋学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

作・編曲家・キーボーディストとしてコンサートやレコーディングスタジオでの経験豊富。関連アーティスト:渡辺美里、米米CLUB、松田聖子、今井美樹、高垣彩陽、Skeleton Key (Band Remix / 米国 ) 、ユンサン (윤상 / 韓国)、 林憶蓮 (Sandy Lam / 中国)

授業内容

秋学期には、春学期に学んだ音楽知識を更に深掘りします。Jazzや民族音楽を含む世界の様々なスタイルのビートやパートをアナライズし、アレンジ能力の強化をはかります。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

卒業に向け、職業作家アレンジャーとして、アーティストとしても、多くのスタイルの編曲をこなし、新しいスタイルのアーティストとして認知され、世界レベルのクオリティーの作編曲作品制作を目指します。

授業計画

第1回Bluesから発展して行く音楽の基本を学び実践します。
第2回Jazz = ニューオリンズ 〜 ビッグバンド 〜 モダンJazz ~Jazz ヒュージョンについて学び、実践します。
第3回Funk ~ 80’s HipHop〜 Hip Hop 90’s 以降 について学び、実践します。
第4回エスニック = 東洋・西洋の スケール  エスニック楽器について学び、実践します。
第5回ラテン = サルサ 〜 サンバ 〜 ボサノヴァ〜 Jazzとの融合について学び、実践します。
第6回ダンス Music = ディスコ〜 House 〜 EDMについて学び、実践します。
第7回今まで学んだ全てからセレクトした手法を用いて、独自のニュージャンルを作るアレンジを試みます。既存曲 または、交換アレンジ。
中間試験評価方法・評価基準
まじめに制作に取り組んだか。
出席:50% 平常点:50%
第8回前回のニュージャンル・アレンジの成果を聴き、ディスカッションします。
第9回スカ〜レゲエ〜Dubstep〜Reggaetonなどについて学び、実践します。
第10回J-Pop スタイルについて学び、実践します。
第11回K-Pop スタイルについて学び、実践します。
第12回CMなどの映像音楽の作編曲にチャレンジします。
第13回この1年で達することができなかった編曲における弱点を強化するために、各自がオリジナル課題を作成し、目標達成にチャレンジします。そして、各自へのアドヴァイスをします。
第14回前回の続きで、この1年で達することができなかった編曲における弱点を強化するために、各自がオリジナル課題を作成し、目標達成にチャレンジします。そして、各自へのアドヴァイスをします。
第15回全員の作品へのアドヴァイスを完了し、1年間 総括のディスカッションをします。
期末試験評価方法・評価基準
まじめに制作に取り組んだか。
出席:50% 平常点:50%
科目名ポピュラーアンサンブルⅠ
担当講師名阿部 玲
専攻楽器グレード等全専攻
学期春学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

講師は、メジャーアーティストのプロデュース、作曲、アレンジ、サポートプレイヤーなどの実務経験があります。

授業内容

DAWでの楽曲制作においても躍動感のある表現を身につけるため、バンド演奏を実際に経験し、生きたグルーブを体感します。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

共同して音楽を創り上げる楽しさを経験し、そのために必要なスキルを学びます。個々の演奏能力の高低だけでなく、音作りや全体のバランスによって完成度が変わってくることを理解できるよう、目指していきます。

授業計画

第1回話し合い、コミュニケーションをしながら担当楽器を決め、バンドの方向性を考えます。
第2回部分的に演奏し、各自の技量も考慮して曲を選定します。Voのキーに合わせ、必要ならば移調も行います。
第3回前週との間に個人練習しておいた成果を全体練習で確認し、皆で音を合わせる楽しさ、難しさを体験します。
第4回前週見つかった問題点を各自修正しつつ、解決に向けて話し合います。機材セッティングの基礎も学びます。
第5回自分の音だけでなく、他の演奏者の音、そして全体の調和に耳を傾けられるようにします。
第6回次回の実技テストを見据えて、本番さながらの緊張感でフルコーラスをリハーサルします。
第7回当日リハーサルをした後、バンド演奏による、課題曲の実技テストを行います。
中間試験評価方法・評価基準
まずは既存曲をオリジナル通りに、丁寧にコピーすることを目標とします。個人の技量差によりそれが困難な場合でも、互いに配慮、理解できるかを見ます。出席点40%、平常点30%、試験30%
第8回1クォーターでの成果を踏まえ、必要や要望があれば、パートの入れ替えを行います。新しい課題曲を選定します。
第9回部分的に演奏し、各自の技量も考慮して曲を選定します。Voのキーに合わせ、必要ならば移調も行います。
第10回前週との間に個人練習しておいた成果を全体練習で確認し、問題点があれば解決に向けて話し合いを行います。
第11回これまでとはタイプの異なる曲調、リズムの楽曲にもチャレンジします。
第12回譜面通りに演奏しているはずなのになぜか違和感がある場合、その原因を分析、解決していきます。
第13回各自思いついたアレンジなどがあれば、積極的に取り入れ、話し合いながら完成度を高めます。
第14回次回の実技テストを見据えて、本番さながらの緊張感でフルコーラスをリハーサルします。
第15回当日リハーサルをした後、バンド演奏による、課題曲の実技テストを行います。
期末試験評価方法・評価基準
既存曲の完全コピーに囚われることなく、自分に合った奏法やアイデアがあれば積極的に挑戦して構いません。ミスを恐れることなく、のびのびとプレイすることを目標とします。出席点40%、平常点30%、試験30%

特記事項

対面授業を基本とするが、課題曲の決定、アレンジの熟慮、個人練習等は各自のPC・DAWを使用した方が効率が良いこともあるため、適宜遠隔授業に切り替えて行う。自分の担当の楽器は各自持参すること。楽器の貸出はしていません。(ドラムの場合、キットは教室にあるので、スティックを持参)

科目名ポピュラーアンサンブルⅡ
担当講師名阿部 玲
専攻楽器グレード等全専攻
学期秋学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

講師は、メジャーアーティストのプロデュース、作曲、アレンジ、サポートプレイヤーなどの実務経験があります。

授業内容

春学期で習得した技術を発展させ、オリジナル曲の演奏に取り組みます。課題曲はメンバーによる話し合いで決めますので、理解が得られれば、例えば「ボカロで制作した曲を実際のボーカルで演奏してみる」といったアプローチも可能。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

オリジナル曲の演奏はカヴァー曲と異なりお手本が無いため、これまでとは異なる困難さを伴うこともあります。作曲者の意図を理解しつつ、各々がクリエイティブにアイデアを実現していくことを目指します。

授業計画

第1回話し合い、コミュニケーションをしながら担当楽器を決め、バンドの方向性を考えます。
第2回部分的に演奏し、各自の技量も考慮して曲を再吟味します。Voのキーに合わせ、必要ならば移調も行います。
第3回まずは1コーラスで曲が成立することを目指します。面白味に欠ける場合はリズムやメロディを再考します。
第4回フルコーラスを演奏し、曲がドラマのように抑揚のある展開になっているかどうかをチェックします。
第5回自分の音だけでなく、他の演奏者の音、そして全体の調和に耳を傾けられるようにします。
第6回次回の実技テストを見据えて、本番さながらの緊張感でフルコーラスをリハーサルします。
第7回当日リハーサルをした後、バンド演奏による、課題曲の実技テストを行います。
中間試験評価方法・評価基準
第8回話し合いをしながら担当楽器を決め、オリジナル曲を持ち寄り、課題曲及びリーダーを決めます。
第9回部分的に演奏し、各自の技量も考慮して曲を再吟味します。Voのキーに合わせ、必要ならば移調も行います。
第10回まずは1コーラスで曲が成立することを目指します。面白味に欠ける場合はリズムやメロディを再考します。
第11回フルコーラスを演奏し、曲がドラマのように抑揚のある展開になっているかどうかをチェックします。
第12回自分の音だけでなく、他の演奏者の音、そして全体の調和に耳を傾けられるようにします。
第13回各自思いついたアレンジなどがあれば、積極的に取り入れ、話し合いながら完成度を高めます。
第14回次回の実技テストに備え、MC含め本番さながらの緊張感でフルコーラスをリハーサルします。
第15回当日リハーサルをした後、バンド演奏による、課題曲の実技テストを行います。
期末試験評価方法・評価基準
バンドは、他者と共同作業をして楽曲を創り上げる作業です。チームプレイですので出席点が大切なのはもちろん、全体として高め合う姿勢があるかどうかを最重視します。出席点40%、平常点30%、試験30%

特記事項

対面授業を基本とするが、課題曲の決定、アレンジの熟慮、個人練習等は各自のPC・DAWを使用した方が効率が良いこともあるため、適宜遠隔授業に切り替えて行う。自分の担当の楽器は各自持参すること。楽器の貸出はしていません。(ドラムの場合、キットは教室にあるので、スティックを持参)

科目名スタイル別作曲技法AⅠ(歌モノ)
担当講師名市川 春行
専攻楽器グレード等全専攻・選択
学期春学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

メジャーレーベル所属アーチスト、アイドル、声優さん達への楽曲提供、また配信による声優アイドルグループデビュープロジェクトやライブイベントプロデュース、の実務経験があります。

授業内容

この科目では、講師の実務経験(声優アイドルグループプロデュース、J-pop楽曲提供コンペ作家)に基づく、DJやサントラといったインスト系楽曲をメインに学ぶ学生を主に対象とした、歌ものPOPS制作講座です。毎回シンプルなテーマの制作実習をこなすことにより、歌ものPOPsへの理解を深めます

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

「人の声」による表現をまず研究し、その特徴と制約を知ったうえで、歌ものPOPSの基本的な制作知識とノウハウを体得します。それらは毎回モチーフという形で、学生各人により音楽DATAとして制作され、学生各人のスキルとなることを目指します。

授業計画

第1回授業の目標の提示、一年後の目標と、そこへ至る過程を、皆と確認します。
第2回マリのPOPS、どこの国にもPOPSは存在します。ここでは、マリ共和国のPOPSをイメージし、制作を楽しみましょう。
第3回ビートの話、歌の伴奏としてのリズムアレンジの考え方や、POPSとしての「わかりやすい」ビートの解説をします。
第4回4CHORDSについて1、まず手始めに、J-popよりもシンプルな洋楽POPSを制作してみましょう。4CHORDSループの制作実習をします。
第5回4CHORDSについて2、前週制作した4CHORDSのコードループに、アレンジとメロディメイクによって、Aメロ-サビ形式に発展させましょう。
第6回4CHORDSのPOPS1、制作した4CHORDSのAとサビの間に2~8小節の別のコード進行セクションを挿入し、よりAとサビを差別化しましょう。
第7回4CHORDSのPOPS2、前週制作した4CHORDを軸とした洋楽的POPSを仕上げて、提出します。試験となります。
中間試験評価方法・評価基準
授業内で提出された作品を発表し、評価します。また、クラスの皆にもそれぞれコメントをしてをもらいます。平常点40%提出物30%テスト30%
第8回定番コード進行1、J-popに多いコード進行として、4-5-3-6進行を紹介します。またそれを使用したモチーフを制作実習します。
第9回定番コード進行2、J-popに多いコード進行として、カノン進行を紹介します。またそれを使用したモチーフを制作実習します。
第10回定番コード進行3、J-popに多いコード進行として、小室進行を紹介します。またそれを使用したモチーフを制作実習します。
第11回定番コード進行番外編1、FM7から順次下降し、CM7に落ちるという、いわゆるLoving You進行を紹介します。
第12回定番コード進行番外編2、循環コード(強進行)にみえて、実は弱進行という、FM7-E7-Am7-C7を紹介します。
第13回J-pop制作1、これから3回はオケ先という手法に焦点を当て、基本的なJ-POPフォーマットのオケの制作実習を行います。
第14回J-pop制作2、イントロ-Aメロ-Bメロ-サビ-サビ’(ダッシュ)の3rhythmオケトラックの制作実習をします。
第15回J-pop制作3、提出されたJ-popトラックの中から任意に2、3ケを指定し、各人がメロディを考え、入力し、提出します。試験となります。
期末試験評価方法・評価基準
授業内で提出された作品を発表し、評価します。また、クラスの皆にもそれぞれコメントをしてをもらいます。平常点40%提出物30%テスト30%
科目名スタイル別作曲技法AⅠ(劇伴)
担当講師名大久保 賢
専攻楽器グレード等全専攻・選択
学期春学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

講師はDTMを用いたオーケストラ作品を主にエンタテイメント業界に提供している実務経験を持ちます。

授業内容

様々な種類の映像に対してどのようなアプローチで音楽を作成していくかを具体的に解説し、応用できるようにします。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

配布した映像の意図を読み取り、それに対応する楽曲が制作できるような技術の習得を目標とします。

授業計画

第1回チェロとピアノを中心に、編曲について解説。
第2回映像課題を配布し、音楽を作成します。
第3回作品発表会の実施。作品に添削を行います。
第4回躍動感のあるアレンジ。弦の使い方を中心に、編曲について解説。
第5回ホラー系音楽の作編曲について解説します。
第6回試験課題を配布し、音楽を作成します。
第7回作品発表会の実施。作品に添削を行います。
中間試験評価方法・評価基準
作品提出をおこないます。
映像の意図を読み取り、それに対応する楽曲が制作できているかを確認。
課題提出 : 40% 出席点 : 30% その他 : 30%。
第8回Jazzについて解説を行う。
第9回映像課題を配布し、音楽を作成します。
第10回作品発表会の実施。作品に添削を行います。
第11回明るいアニメ系のBGMについて解説します。
第12回映像課題を配布し、音楽を作成します。
第13回作品発表会の実施。作品に添削を行います。
第14回シリアス系BGMのアレンジについて解説します。試験課題を配布。
第15回作品発表会の実施。作品に添削を行います。
期末試験評価方法・評価基準
作品提出をおこないます。
映像の意図を読み取り、それに対応する楽曲が制作できているかを確認。
課題提出 : 40% 出席点 : 30% その他 : 30%。
科目名スタイル別作曲技法AⅠ(トラックメーカー)
担当講師名Shinnosuke
専攻楽器グレード等全専攻・選択
学期春学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

SOUL'd OUT、buzz★Vibes といった自身がメンバーとなるユニットにてメジャーデビュー経験・活動あり。男性アイドルグループや声優、その他のメジャーアーティストへの楽曲提供あり。

授業内容

メジャー・インディー、ジャンルなどを問わずに多くの楽曲を作成してきた経験やそこから学んだテクニックなどを伝え、少しでも学生の楽曲制作レベルを上げプロの世界でも通用するようなレベルへ持っていけるようにします。私自身が現役で活動しているので、裏側の得する話やおもしろ話なども伝えていきます。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

トラックから先に作る音楽や、トラック中心の音楽ならではの制作方法について学習して、オリジナル楽曲(トラックメイク)の完成度をレベルアップさせることを目標とします。

授業計画

第1回学生の得意なジャンルや作風のヒアリング、私の経歴など自己紹介。
トラックメイカーとはなんぞや?と言った解説。
Producer、Arranger との違い。
1年間の学習内容の説明など。
第2回トラックメイカーとして役に立つサイト(プラグイン購入サイトやマニュアルサイトなど)の紹介。ソフトシンセのプリセットなども。関連資料も配布します。
第3回「様々なジャンル」を知る為に私がLogicにて作成した簡単なループ曲を色々と順次聴きながら、使われる音色やリズムパターンなどの細かい解説をします。
第4回第3回の続き。
良く使われるコード進行についての学習。
第5回フリーダウンロード可能、有料だけど買って持っておくと良い、役立つプラグインの紹介。
ミックステクニックの説明。
第6回トラック制作における順番や展開の仕方、最終的な形への持っていきかたなどを解説。
オススメの曲を鑑賞・解説。
カッコイイ音を知る。
第7回中間試験用に提出する作品の制作。
中間試験評価方法・評価基準
1コーラス以上のトラック(好きなジャンル、歌モノでもインストでも何でも可)を2mixで提出、評価。個性的な作品を、と呼びかけます。
出席点40点・平常点20点・提出物評価40点。
第8回洋楽の歌モノをリミックス(2曲)してトラック制作を学びます。既存曲の歌データありきの状態でアレンジをする勉強という意図。アカペラデータ配布。リミックスの好例の説明など。
第9回個別に途中段階のものを聴かせてもらい、都度アドバイスをします。
第10回引き続きリミックスの作成をしてもらいつつ、オススメの曲の鑑賞・解説。
カッコイイ音を知る。
第11回私が実際に今まで作って発表してきた楽曲のLogicセッションデータを使って解説。
色々なテクニックや「私の場合はこうする」という虎の穴的な学習。
第12回ミックステクニックの説明(2回目)。
オススメの曲を鑑賞・解説。
カッコイイ音を知る。
第13回引き続きリミックスの制作。
2曲のうちどちらか先に完成した1曲を提出。
第14回2曲目のリミックス制作。
リミックスを経験した上で改めてオリジナル曲を作る大変さや楽しさについての解説。
私が作成した楽曲のセッションデータを使った解説など(第11回とは別曲)。
第15回先に提出したリミックスの中から良かった作品を聴きながら解説やアドバイス。
期末試験評価方法・評価基準
2曲リミックスを作成して、提出・評価。ミックスバランスなどのクオリティーも重視します。
出席点40点・平常点20点・提出物評価40点。
科目名スタイル別作曲技法AⅡ(歌モノ)
担当講師名市川 春行
専攻楽器グレード等全専攻・選択
学期秋学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

メジャーレーベル所属アーチスト、アイドル、声優さん達への楽曲提供、また配信による声優アイドルグループデビュープロジェクトやライブイベントプロデュース、の実務経験があります。

授業内容

前期で学んだ知識やテクニックを再確認し、更に一歩踏み込んだ歌ものPOPS制作を目指します。J-popというものに特化し、研究し、最終クォータでは、実際にコンペに提出するような形でのJ-popデモ楽曲の制作実習を行います。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

春学期に学んだ、歌ものPOPSの基本的な制作知識とノウハウに加え、J-popに特化した様々な知識を学び、「実際のコンペに対応でき得るレベルのJ-pop楽曲デモ」の制作も行えるようになることを目指します。

授業計画

第1回ダイアトニック進行以外のアイデア1、コード進行ではなく、トライアドを使用したコードリフの制作を紹介します。
第2回ダイアトニック進行以外のアイデア2、マイナークリシェ、SUS4的ドミナントモーション時の使用等、分数コードの種類と使用法の解説です。
第3回ダイアトニック進行以外のアイデア3、分数コードについて、ここでは代表的な分数コードを使用した進行を紹介し、制作実習をします。
第4回ダイアトニック進行以外のアイデア4、ダイアトニック進行にとらわれないアイデアとして、メジャーコードの「クリシェ」を紹介します。
第5回洋楽のJ-pop化 基礎知識、J-popの特徴である、Bメロおよびサビ’(ダッシュ)について詳しく解説します。
第6回洋楽のJ-pop化(Bメロ付加)既存の洋楽に、Bメロおよびサビ’(ダッシュ)を新たに作成、付加し、J-pop化させます。
第7回作品発表会の実施。皆で各作品へのコメント実習も行います。
中間試験評価方法・評価基準
授業内で提出された作品を発表し、評価します。また、クラスの皆にもそれぞれコメントをしてをもらいます。平常点40%提出物30%テスト30%
第8回コード一発もの、ダイアトニック進行を使わない、「コード一発もの」、という切り口を考察します。
第9回BLUESについて、POPSでは少ない、BLUES形式のヒットPOPSを紹介、考察します。
第10回J-POPデモ制作、ベーシック1、指定した構成とコード進行に、テンポ、ビート、ジャンル感を付加し、コンペ対応レベルのJ-POP制作です。
第11回J-POPデモ制作、ベーシック2、先週に引き続き、オリジナルJ-popの制作実習をし、完成形を皆で聞きあいます。
第12回J-POPデモ制作 サビの転調1、サビとABメロのキーを変える、いわゆる小室転調を、Demoに施します。
第13回J-POPデモ制作 サビの転調2、前回から作業している、転調のDATAを完成させます。また発表会をし、皆でお互いのDATAを確認します。
第14回J-POPデモ制作 仕上げ、上ものアレンジ、イントロの作成、歌詞(1番のみ)の作成をして、完成させます。
第15回J-POPデモ制作&提出、仕上げを終えた、J-POPデモを、Wav(デモ音源)とText(歌詞)で提出し、テストとます。
期末試験評価方法・評価基準
授業内で提出された作品を発表し、評価します。また、クラスの皆にもそれぞれコメントをしてをもらいます。平常点40%提出物30%テスト30%
科目名スタイル別作曲技法AⅡ(劇伴)
担当講師名大久保 賢
専攻楽器グレード等全専攻・選択
学期秋学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

講師はDTMを用いたオーケストラ作品を主にエンタテイメント業界に提供している実務経験を持ちます。

授業内容

様々な種類の映像に対してどのようなアプローチで音楽を作成していくかを具体的に解説し、応用できるようにします。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

配布した映像の意図を読み取り、それに対応する楽曲が制作できるような技術の習得を目標とします。

授業計画

第1回ピアノと木管楽器を中心に、編曲について解説。
第2回映像課題を配布し、音楽を作成します。
第3回作品発表会の実施。作品の添削を行います。
第4回ギターアレンジについて解説。
第5回映像課題を配布し、音楽を作成します。
第6回試験課題の制作を行います。
第7回作品発表会の実施。作品の添削を行います。
中間試験評価方法・評価基準
作品提出をおこないます。
映像の意図を読み取り、それに対応する楽曲が制作できているかを確認。
課題提出 : 40% 出席点 : 30% その他 : 30%。
第8回和の雰囲気の音楽について解説。
第9回映像課題を配布し、音楽を作成します。
第10回作品発表会の実施。作品の添削を行います。
第11回不思議な雰囲気のBGMについて解説。
第12回映像課題を配布し、音楽を作成します。
第13回Brass編成の編曲について解説。
第14回映像課題を配布し、音楽を作成します。
第15回作品発表会の実施。作品の添削を行います。
期末試験評価方法・評価基準
作品提出をおこないます。
映像の意図を読み取り、それに対応する楽曲が制作できているかを確認。
課題提出 : 40% 出席点 : 30% その他 : 30%。
科目名スタイル別作曲技法AⅡ (トラックメーカー)
担当講師名Shinnosuke
専攻楽器グレード等全専攻・選択
学期秋学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

SOUL'd OUT、buzz★Vibes といった自身がメンバーとなるユニットにてメジャーデビュー経験・活動あり。男性アイドルグループや声優、その他のメジャーアーティストへの楽曲提供あり。

授業内容

メジャー・インディー、ジャンルなどを問わずに多くの楽曲を作成してきた経験やそこから学んだテクニックなどを伝え、少しでも学生の楽曲制作レベルを上げプロの世界でも通用するようなレベルへ持っていけるようにします。私自身が現役で活動しているので、裏側の得する話やおもしろ話なども伝えていきます。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

トラックから先に作る音楽や、トラック中心の音楽ならではの制作方法について学習して、オリジナル楽曲(トラックメイク)の完成度をレベルアップさせることを目標とします。

授業計画

第1回「Ain't No Stoppin' Us Now」を使ったフィリーソウルの考察。ストリングスアレンジやベースのフレージング、男女の歌の組み立て方などを学びます。
第2回第1回の続き。ソウルミュージックの特徴など、他の例曲などを使って展開。近年流行のシティポップのベースもソウルミュージックなのでそれへの対応など。
第3回第2回の続き。オススメのソウルミュージックを沢山紹介。美味しいフレーズや「黒さ」のポイントなどを解説してプレゼンします。
第4回ジャンル「Synthwave」の学習。参考曲を聴きながら、私が実際にデモを作成して解説。ドラムやシンセで使われている音色、 質感など80'sのレトロフューチャーを理解します。
第5回第3回の続き。純粋な80'sの楽曲と、現代のSynthwave楽曲との違いなども学習します。リバイバルの仕方など。いくつか参考曲を紹介しながら映画音楽(クラシック)とSynthwaveの相性の良さを解説。
第6回ジャンル「ムーンバートン」の学習。参考曲を聴きながら、私が実際にデモを作成して解説。ドラムやシンセで使われている音色、テンポ感などの解説。
第7回第6回の続き。ムーンバートンやTrap、ミッドテンポのHipHop、R&BとSynthwave的なディスコの融合を説明。参考曲を紹介しつつ私が作成したLogicデータの解説なども。
中間試験評価方法・評価基準
ソウル(フィリーソウル、ディスコなど)、Synthwave、ムーンバートンを取り入れたオリジナルトラックを作成して、2mixファイルを提出。
出席点20点・平常点20点・提出物評価60点。
第8回中間試験用に提出された作品の中から良かったものをいくつかピックアップしてみんなで聴きます。良かった点や惜しかった点などポイントを解説。
第9回私が実際に今まで作って発表してきた楽曲のLogicセッションデータを使っての解説。
第10回ロック系などで使われる生ドラム系の音作りやミックスの学習。
キックとベースのバランスやスネアのリリースなど、如何にデモっぽさを無くすか?などを解説。同時に同じ生系のファンクドラムとの違いなども解説。
第11回オススメ曲を聴きながらポイントを解説。(R&B・New Jack Swing 編)
カッコイイ音、曲を知る。
第12回オススメ曲を見ながらポイントを解説。(Eurobeat・House 編)
カッコイイ音、曲を知る。
第13回残り3回の授業で総括したオリジナルトラックを作成。それを期末試験用に提出。個別に途中段階のものを聴かせてもらい、都度アドバイスをします。
第14回第13回の続き。個別に途中段階のものを聴かせてもらい、都度アドバイスをします。
第15回第14回の続き。個別に途中段階のものを聴かせてもらい、都度アドバイスをします。1年間の総評など。
期末試験評価方法・評価基準
「自分が想定する洋楽アーティストへ楽曲提供するとしたら?(いなければ邦楽でも可)」というテーマでオリジナル楽曲を作成して2mixファイルを提出。

出席点10点・平常点20点・提出物評価70点。
科目名プレゼンテーションⅡ
担当講師名阿部 玲
専攻楽器グレード等全専攻
学期春学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

講師は、メジャーアーティストのプロデュース、作曲、アレンジ、サポートプレイヤーなどの実務経験があります。

授業内容

作曲家、アレンジャー、作詞家などの音楽クリエーターや自作自演アーティストとしてデビューすることや自主的な専門活動を行うこと、または就職を目指す卒業年次生が必要な知識を挟持するための授業です。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

音楽クリエーターやアーティストになるための、または就職、進学するための総合的な必要知識を身につけます。

授業計画

第1回デモの作り方(ソングライター編)を学びます。ソングライターとして魅力的に感じてもらいやすく、聴かせた相手による反応効果を高めるためのデモについて理解します。
第2回デモの作り方(劇伴作家編)を学びます。劇伴作家として魅力的に感じてもらいやすく、聴かせた相手による反応効果を高めるためのデモについて理解します。
第3回デモの作り方(自作自演アーティスト編)を学びます。自作自演アーティストとして魅力的に感じてもらいやすく、聴かせた相手による反応効果を高めるためのデモについて理解します。
第4回就業活動の必要性と音楽業界の実際についてを学びます。デビュー・就職講座と連携して、音楽クリエイターや自作自演アーティストに特化した内容を学習します。
第5回音楽クリエイターや自作自演アーティストになるために必要な基本ツールとしてのデモ音源とプロフィールの作成方法について学びます。
第6回楽曲の精度をさらに高めるために、既存曲研究の重要性と有効な手段(基本編)を学びます。
第7回プロに必要なマインドと大衆性や商業的成功のキーワードを理解します。
中間試験評価方法・評価基準
レポート課題50% 出席50%
第8回学内の「業界オーディション」に関する情報とその活用方法を把握します。
第9回外部オーディションに関する情報とその活用方法を把握します。
第10回近年のアレンジ・作曲学科卒業生の進路実績に基づき、音楽業界を主とした就職についての情報を把握します。
第11回近年のアレンジ・作曲学科卒業生の進路実績に基づき、進学についての情報を把握します。
第12回楽曲の精度をさらに高めるために、既存曲研究の重要性と有効な手段(応用編)を学びます。
第13回就業活動において必要な知識のひとつであるメールの正しい扱い方を学習します。
第14回就業活動において必要な知識のひとつである履歴書の正しい書き方を学習します。
第15回就業活動において必要な知識のひとつである正しい面談・面接の受け方を学習します。
期末試験評価方法・評価基準
レポート課題50% 出席50%
科目名プレゼンテーションⅡ
担当講師名阿部 玲
専攻楽器グレード等全専攻
学期秋学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

講師は、メジャーアーティストのプロデュース、作曲、アレンジ、サポートプレイヤーなどの実務経験があります。

授業内容

作曲家、アレンジャー、作詞家などの音楽クリエーターや自作自演アーティストとしてデビューすることや自主的な専門活動を行うこと、または就職を目指す卒業年次生が必要な知識を挟持するための授業です。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

プレゼンテーション力を養い、さらに社会人になるために必要な知識やマナーもしっかりと身につけます。

授業計画

第1回自主活動についての学習①・音楽事務所とは関わらずに自主的な音楽活動を行うということとは何かを把握します。
第2回自主活動についての学習②・著作物を自主制作する際のワークフローを把握します。
第3回自主活動についての学習③・自主制作した著作物の権利、および、関連する著作権法について把握します。
第4回自主活動についての学習④・自主制作した著作物の公開、および、管理について把握します。
第5回公的な文書をはじめとした様々な文書の体裁や書き方を学習します。
第6回報告書の作り方を学習します。報告書に必要な項目、体裁、書き方を把握します。
第7回年度末に実施されるポピュラーアンサンブル成果物発表ライブの準備の一環として必要なステージプラン表の作り方を学習します。
中間試験評価方法・評価基準
レポート課題50% 出席50%
第8回魅力的な企画書の作り方について学びます。必要な項目、体裁、書き方を把握します。
第9回自主活動についての学習⑤・自主制作を行う個人とチームワーク(コラボ等)について把握します。
第10回自主活動についての学習⑥・著作物を軸としたイベントについて考察します。
第11回自主活動についての学習⑦・作品のブラッシュアップについて考察します。
第12回自主活動についての学習⑧・トラブルとそれに対する対策、対応を把握します。
第13回活動に必要なコミュニケーションについて学習します。会話の基本、報連相、傾聴力について学びます。
第14回機密保持情報の扱い方について把握します。
第15回1年を通じて学習した内容の総括的な確認を行います。社会人としてのマナーや心構えを把握します。
期末試験評価方法・評価基準
レポート課題50% 出席50%
科目名ソング制作Ⅲ
担当講師名湯原 聡史
専攻楽器グレード等ソングライティング専攻
学期春学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

講師はJ-POP、アイドル、アニソン等で数多くのリリース、作詞家・作曲家・編曲家としての経験を持っています。

授業内容

歌もの楽曲に必要な「作詞」「作曲」「編曲」およびデモ制作に必要な知識と技術を身につける授業です。
それぞれのジャンルによって必要とされている音楽的要素の違い、作り方について理解してもらいます。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

メロ・コード・リズムの基礎知識をかため、聴き応えのある楽曲をつくれるようになる。

授業計画

第1回1年間の流れ、授業のルールを説明します。1Qにつきデモ楽曲1曲の完成を目指してもらいます。
第2回楽曲解析1 (J-POP・アイドル・アニメ)
第3回アレンジのやり方
第4回1Q末のオリジナル曲制作にむけて説明します。
第5回楽曲制作
第6回オリジナル曲発表①
第7回メロMIDI・メロ譜・コード譜提出
中間試験評価方法・評価基準
出席/平常点 50% 課題 50%
第8回楽曲解析2(ボカロ・アーティスト)
第9回リファレンスの見つけ方
第10回2Q末のオリジナル曲制作にむけて説明します。
第11回リズムトラックの作り方、3リズム・4リズムの楽器構成
第12回楽曲の構成について、キメや食い等、特徴的なリズムの作り方
第13回カウンターメロディ(ホーンセクション・ストリングス)
第14回楽曲制作
第15回オリジナル曲発表②
期末試験評価方法・評価基準
出席/平常点 50% 課題 50%
科目名ソング制作Ⅳ
担当講師名湯原 聡史
専攻楽器グレード等ソングライティング専攻
学期秋学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

講師はJ-POP、アイドル、アニソン等で数多くのリリース、作詞家・作曲家・編曲家としての経験を持っています。

授業内容

歌もの楽曲に必要な「作詞」「作曲」「編曲」およびデモ制作に必要な知識と技術を身につける授業です。
それぞれのジャンルによって必要とされている音楽的要素の違い、作り方について理解してもらいます。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

アレンジ・ミックス・楽曲構成など、より専門的な知識を身につけ楽曲制作の技能を高める。

授業計画

第1回楽曲解析「アニソン① LiSA・藍井エイル・ReoNa」
第2回楽曲解析「アニソン② Official髭男dism・UNISON SQUARE GARDEN・Supercell」
第3回楽曲解析「アニソン③ 声優さんの歌うアニソン・キャラソン・ユニット曲」
第4回狙いをこめた楽曲制作
第5回3Q末のオリジナル曲制作にむけて説明します。
第6回楽曲制作
第7回オリジナル曲発表③
中間試験評価方法・評価基準
出席/平常点 50% 課題 50%
第8回楽曲解析「Vaundy・米津玄師」
第9回楽曲解析「Tani Yuuki・なとり」
第10回楽曲解析「YOASOBI・ヨルシカ・ずっと真夜中でいいのに」
第11回楽曲解析「歌い手・VTuber・VSinger」
第12回4Q末のオリジナル曲制作にむけて説明します。
第13回楽曲制作
第14回オリジナル曲発表④
第15回自作曲のメロ譜・コード譜・MIDIデータ提出
期末試験評価方法・評価基準
出席/平常点 50% 課題 50%
科目名レコーディングディレクションⅢ
担当講師名K-Muto
専攻楽器グレード等ソングライティング専攻
学期春学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

講師は国内外でのメジャーレーベル、インディーズレーベルのボーカルアーティストにおけるリリース作品に加えTVCMの音楽制作の作曲、編曲、プロデューサーとしての豊富な知識と経験、キャリアがあります。

授業内容

レコーディング全般に関わるスタジオ作業において必要な知識と技術を実際のレコーディングで使用されているDAWを分析して理解を深めると同時に試演(レコーディング)を交えて学習していきます

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

作曲〜アレンジ〜プリプロダクション〜レコーディングに入るまでの流れを理解し、知識とディレクション技術を習得します。
尚、履修学生が制作した作品をこの授業の教育成果物とします。

授業計画

第1回一年間の授業の流れとレコーディングまでのスタジオ作業の流れを解説します。
第2回音楽制作環境についてリファレンスモニター、ヘッドフォン、オーディオインターフェース、吸音、DAW、など音楽制作環境について解説します。
第3回ボーカルレコーディングでのディレクションと注意点を確認します。
第4回試演(ボーカルダビング)
第5回ボーカル セレクト、エディットについて学習します。
第6回マスターリズム譜が正確に書けるか確認します。
移調譜についても解説します。
第7回試験(作品提出→試聴/個別評価)を行います
中間試験評価方法・評価基準
1年間試演を行う楽曲のヘッドアレンジを提出
出席:30% 平常点:20% 試験:50%
第8回レコーディングマルチ分析①
第9回レコーディングマルチ分析②
第10回レコーディングマルチ分析③
第11回レコーディングマルチ分析④
第12回レコーディングマルチ分析⑤
第13回レコーディングマルチ分析⑥
第14回試演(ボーカルダビング)
第15回試験(作品提出→試聴/個別評価)を行います。
期末試験評価方法・評価基準
1Q末、2Qの試演でレコーディングしたボーカル,ベースを差し替え、更にギターアレンジを加えたデモを提出。
レコーディングされたパートのアレンジがブラッシュアップされているかを評価します。
出席:30% 平常点:20% 試験:50%

特記事項

各クオーター終了後 別途試演を行います。
1Q末にはBASSダビングを行います。
2Q末にはGuitarダビングを行います。

科目名レコーディングディレクションⅣ
担当講師名K-Muto
専攻楽器グレード等ソングライティング専攻
学期秋学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

講師は国内外でのメジャーレーベル、インディーズレーベルのボーカルアーティストにおけるリリース作品に加えTVCMの音楽制作の作曲、編曲、プロデューサーとしての豊富な知識と経験、キャリアがあります。

授業内容

レコーディング全般に関わるスタジオ作業において必要な知識と技術を実際のレコーディングで使用されているDAWを分析して理解を深めると同時に試演(レコーディング)を交えて学習していきます

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

レコーディングに関わる作業をスタジオで実践し、経験する事により自分なりの個性を表現出来るサウンドプロデューサーとして、また自身の活動への足がかりを作る事が出来る様にテクニックと技術を習得します。尚、履修学生が制作した作品をこの授業の教育成果物とします。

授業計画

第1回打ち込みによるストリングスアレンジテクニックを学習します。
第2回打ち込みによるホーンアレンジテクニックを学習します。
第3回鍵盤系アレンジテクニックを学習します。
第4回コーラスアレンジについて学習します。
第5回試演(キーボードダビング)
第6回ホーンアレンジ(試演)の譜面をチェックします。
第7回試験(作品提出→試聴/個別評価)を行います。
中間試験評価方法・評価基準
試演曲にホーンアレンジを加えて譜面と共に提出。
ボーカル曲のホーンアレンジに適しているかを評価します。
出席:30% 平常点:20% 試験:50%
第8回ミックスダウンに入る前の準備、トラッキング、VUメーターの見方、アナライザーの活用法
第9回ミックスダウン① バランスのとりかたについて学習します。
第10回ミックスダウン② 基本的なEQ,ダイナミクス系、エフェクター系の扱い方を学習します。
第11回ミックスダウン③ ミックスダウンを実演していきます。
第12回ミックスダウン④ ミックスダウンを実演していきます。
第13回マスタリングについて解説します。
第14回ストリングス試演の譜面をチェックします。
第15回試験(作品提出→試聴/個別評価)を行います。
期末試験評価方法・評価基準
1年間を通して試演でダビングをしたヴォーカル、楽器を全て取り入れてミックスして完成した作品を提出。
作品の完成度を評価します。
出席:30% 平常点:20% 試験:50%

特記事項

各クオーター 終了後 別途試演を行います。
3Q末にはHornダビングを行います。
4Q末にはStringsダビングを行います。

科目名作詞Ⅰ
担当講師名浅田 祐介
専攻楽器グレード等ソングライティング専攻
学期春学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

講師はアーティストとしてデビューし、さらにプロデューサーとして数多くのアーティストのヒット曲を送り出す等の実務経験を持ちます。

授業内容

作詞の仕方・方法論について

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

基本的な作詞の方法論の把握

授業計画

第1回オリエンテーション
第2回日本文学研究Ⅰ
「宮沢賢治」
第3回日本文学研究Ⅱ
「中原中也」
第4回日本文学研究Ⅲ
「谷川俊太郎」
第5回日本文学研究Ⅳ
「俵万智」
第6回詩と歌詞との差について
第7回試験
中間試験評価方法・評価基準
出席率:30% 平常点:30% 試験:40%
第8回母音について
第9回日本語の特性について
第10回比喩についてⅠ
比喩の理解
第11回比喩についてⅡ
比喩の活用
第12回どちらを先にするか?
第13回共感と羨望のシステムについて
第14回意図的な罠
第15回オノマトペについて
期末試験評価方法・評価基準
出席率:30% 平常点:30% 試験:40%
科目名作詞Ⅱ
担当講師名浅田 祐介
専攻楽器グレード等ソングライティング専攻
学期秋学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

講師はアーティストとしてデビューし、さらにプロデューサーとして数多くのアーティストのヒット曲を送り出す等の実務経験を持ちます。

授業内容

作詞についてのさらなる考察を行う

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

90分でワンハーフの作詞ができるようになる。

授業計画

第1回ラップ考察
歴史・仕組み・有効性について
第2回ミームとは何か?ミームを使う意図
試験課題発表
第3回作詞をしていく上で陥りやすいポイントと解決法
第4回自分の特性を知ろう
クアトログラフを作る
第5回作詞の提出・発注時の必要なアセットとは?
第6回試験課題制作
第7回試験課題試聴会
中間試験評価方法・評価基準
出席率:30% 平常点:30% 試験:40%
第8回90分作詞Ⅰ
学生からの発注など
第9回90分作詞Ⅱ
ルール・要望など
第10回90分作詞Ⅲ
状況説明など
第11回90分作詞Ⅳ
オノマトペ使用など
第12回90分作詞Ⅴ
母音を意識など
第13回90分作詞Ⅵ
反対の一人称主体での作詞など
第14回90分作詞Ⅶ
季節・時間・匂い・色 感覚を刺激するなど
第15回試験課題試聴
期末試験評価方法・評価基準
出席率:30% 平常点:30% 試験:40%
科目名ソングライターゼミB
担当講師名市川 春行
専攻楽器グレード等ソングライティング専攻・選択
学期春学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

メジャーレーベル所属アーチスト、アイドル、声優さん達への楽曲提供、また配信による声優アイドルグループデビュープロジェクトやライブイベントプロデュース、の実務経験があります。

授業内容

この科目では、クラスをいくつかの仮想プロダクションチームに分け、デモ音源制作に関する応用知識と経験を養います。また前学期とは違い、音楽以外の商品や企業との関連、クライアントやタイアップといった外部からの発注に沿った形のより実践的な制作シミュレーションを行います。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

ソングライターゼミAの時に考察した講座内容や目標のレベルを、一段階高めます。より実際の商品制作に近い形の実習を行い、将来作家として共に仕事をするであろう制作スタッフ陣への理解を深め、作曲家としての視野を拡げることも目指します。尚、履修学生が企画~制作したオムニバスアルバムをこの授業の教育成果物とします。

授業計画

第1回音源制作概論、講座の目標や約束事などを説明します。また2年生としてより実践的で高度な目標を設定をします。
第2回基礎知識、アイドル、アーチスト、アニソンについて説明し、またそれぞれの存在意義を考察します。
第3回グループ分け、クラスを二つのプロダクションチームに分け、それぞれが音楽商品制作において競います。
第4回企画会議、制作チーム毎に半年後にリリース(完成)予定のオムニバスCDの企画を会議します。
第5回デモ制作1、作家に発注するという意識で、制作スタッフ自分自身が作曲してきた制作途中のDEMOを発表します。
第6回デモ制作2、前回発表時に他のメンバーから出た意見、アドバイス等を元にさらに制作を進め、発表します。
第7回デモ発表(テスト)、作曲のDEMO(メロディとコード進行の分かる、簡単なアレンジの1コーラスDEMO)発表会です。
中間試験評価方法・評価基準
筆記テストは行わないかわりに、各自(グループ毎ではない)の作曲段階のDEMO音源を提出、これを中間テストのかわりとします。試験30%、平常点40%、出席状況30%
第8回ステージイベント企画、ラクーア等野外ステージ想定の、現実味があり、集客見込みのある、コラボ企画をプレゼンします。
第9回構成の重要性、構成の重要性、特にBメロ後半の、サビ直前のアレンジの重要性を研究します。
第10回CM(BGM)制作、制作教室にて、既存CM映像をみながら、各人がコード進行+3rhythmのみで、BGMを制作します。
第11回BGMから歌ものへ、任意に選択した前回制作物(メロディの無いトラック)に歌としてのメロディを歌詞とともに制作します。
第12回洋楽ディレクターの仕事、洋楽曲2曲を、2チームに分けた学生がどちらを日本デビューシングルにするかをディベートします。
第13回楽曲制作1、アレンジャーに発注するという意識で、制作スタッフ自分自身が制作してきた制作途中のDEMOを発表します。
第14回楽曲制作2、前回発表時に他のメンバーから出た意見、アドバイス等を元にさらに制作を進め、発表します。
第15回楽曲発表(テスト)、フルコーラスで、アレンジMIXまで施された楽曲の発表会です。
期末試験評価方法・評価基準
制作の実習現場における集中度、理解度、またそこに至るまで努力過程も加味するものとします。試験30%、平常点40%、出席状況30%
科目名自作自演アーティストゼミB
担当講師名浅田 祐介
専攻楽器グレード等ソングライティング専攻・選択
学期秋学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

講師はアーティストとしてデビューし、さらにプロデューサーとして数多くのアーティストのヒット曲を送り出す等の実務経験を持ちます。

授業内容

楽曲配信について学ぶ

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

楽曲のクオリティの上げ方、プロモーションについての習得

授業計画

第1回チームアップI
楽曲以外の必要なアセット確認
第2回HP・SNSアカウントの運用について
第3回Wixを利用してHP制作実習
第4回SNSでのフォロワー増加法など
第5回TUNECOREの運用について
アカウント作成・必要アセットの登録など
第6回配信登録
第7回試験課題試聴・リポート提出
中間試験評価方法・評価基準
出席率:30% 平常点:30% 試験:40%
第8回配信2曲目準備
第9回仮説を立てることの重要性など
第10回プロモーションの重要性について
第11回配信前楽曲チェック
配信スタート前にできることなど
第12回配信開始
第13回SNSでのプロモーション
第14回導線作りについてなど
第15回試験課題試聴・リポート提出
期末試験評価方法・評価基準
出席率:30% 平常点:30% 試験:40%
科目名ハード&ソフトウェアテクニックⅢ
担当講師名新井 正俊
専攻楽器グレード等デジタルミュージック専攻
学期春学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

講師は作曲/編曲家、マニピュレーターとしてアーティストへの楽曲提供、アニメ、ゲーム、CM等の音楽制作、Maxを使用したアプリケーション制作/販売経験を持ちます。

授業内容

DAWとは違う角度からのMIDIへのアプローチを行い、ハード&ソフトウェアの両面からのMIDI制御テクニックを身につけます。プログラミングソフトウェア「Max」または「Pure Data」を使用し、ピタゴラスイッチ感覚でプログラミングを覚え、自己の作品制作のツールとして役立てます。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

ラップトップ/ガジェット/マシンライブ等を行う際に使用できる自作ツールを作成しながら音楽プログラミングの基礎の習得を目標とします。尚、履修学生が制作したアプリケーションとそれを使用し演奏した作品をこの授業の教育成果物とします。

授業計画

第1回Max/Pure Data概要 インストール手順と機能を解説します。
第2回オブジェクトの種類、ヘルプの使い方等の基本操作説明と四則計算の練習を行います。
第3回音を出すためのオブジェクトについて説明し、簡単なサンプラーを作成します。
第4回シンプルなメトロノームを作成します。テンポ制御について説明します。
第5回高機能なメトロノームを作成します。拍子/音色/音量等の調節機能を追加します。
第6回ユーザーインターフェースのデザインを行い、PCまたはスマートフォン用にアプリケーション化します。
第7回中間試験:バグチェックして提出します。完成したアプリの試奏と評価を行います。
中間試験評価方法・評価基準
PC用アプリケーション化(Max)またはスマホ用アプリケーション化(Pure Data)して作品提出を行います。
制作したツールを使ったデモンストレーションを行います。
Max/Pure Dataの概念、基本機能を理解できているか提出物から評価します。
評価基準 出席率:20% 平常点:20% 試験:60%
第8回電子サイコロの製作① サイコロを製作しながら、乱数について説明します。
第9回電子サイコロの製作② メロディーを自動生成するサイコロに改良し、アプリケーション化します。
第10回ドラムマシン製作① テンポ/拍子/クロックの制御について説明します。
第11回ドラムマシン製作② 演奏データ入力に使用する関連オブジェクトを説明します。
第12回ドラムマシン製作③ 音源部(サンプラー)を作成し、関連オブジェクトを説明します。
第13回ドラムマシン製作④ 乱数を応用し,フレーズ生成機能、その他付加機能を追加します。
第14回ドラムマシン製作⑤ 仕上げ バグチェックとユーザーインターフェースデザインを行い、操作性のよいアプリに仕上げます。
第15回期末試験:作品提出と発表 完成したアプリケーションの試奏と評価を行います。
期末試験評価方法・評価基準
PC用アプリケーション化(Max)またはスマホ用アプリケーション化(Pure Data)して作品提出を行います。
製作したツールを使ったデモンストレーションを行います。
機能を自在にコントロールし、演奏できているか提出物の完成度とパフォーマンスから評価します。
評価基準 出席率:20% 平常点:20% 試験:60%
科目名ハード&ソフトウェアテクニックⅣ
担当講師名新井 正俊
専攻楽器グレード等デジタルミュージック専攻
学期秋学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

講師は作曲/編曲家、マニピュレーターとしてアーティストへの楽曲提供、アニメ、ゲーム、CM等の音楽制作、Maxを使用したアプリケーション制作/販売経験を持ちます。

授業内容

自作モジュールを組み合わせたモジュラーシンセの構築や独創的な楽器など、ハードウェア側からコントロールできる楽器アプリケーションを完成させ、デモンストレーションを行います。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

自作モジュールを組み合わせたシンセの構築や独創的な楽器を製作しながら、シンセサイザーの構造を理解、また音楽プログラミングの習得を目標とします。自分で設計することで、より深くシンセサイザーの音作りを理解でき、作品の独創性につなげます。尚、履修学生が制作したアプリケーションとそれを使用し演奏した作品をこの授業の教育成果物とします。

授業計画

第1回ソフトシンセ製作① オーディオオブジェクトの扱い方とシンセサイザー(減算方式)の構造を説明します。
第2回ソフトシンセ製作② オシレーターとアンプの説明をします。練習でソフトウェアテルミンを作成します。
第3回ソフトシンセ製作③ フィルター/エンベロープ/LFOの説明と実装を行います。
第4回ソフトシンセ製作④ シーケンサーの仕組みの説明と実装を行います。
第5回ソフトシンセ製作⑤ エフェクターの実装と外部MIDIコントローラーへの対応を考えます。
第6回ソフトシンセ製作⑥ 仕上げ ユーザーインターフェースをデザインし、バグチェック、アプリケーション化を行います。
第7回中間試験:完成したアプリケーションの試奏と評価を行います。
中間試験評価方法・評価基準
PC用アプリケーション化(Max)またはスマホ用アプリケーション化(Pure Data)して完成させます。
製作したツールを使ったデモンストレーションを行います。
シンセサイザーの基本構造の理解度、完成度を提出物とパフォーマンスから評価します。
評価基準 出席率:20% 平常点:20% 試験:60%
第8回グルーブマシン製作① Acid House研究(楽器/時代背景/楽曲分析)
第9回グルーブマシン製作② Acid向けベースシンセサイザーを製作します。
第10回グルーブマシン製作③ サンプラーを製作します。
第11回グルーブマシン製作④ シーケンサー&ドラムマシンを製作します。
第12回グルーブマシン製作⑤ パラメータを外部MIDIコントローラーへ対応させます。
第13回グルーブマシン製作⑥仕上げ 必要なオリジナル機能の作成とデバッグ作業を行い、アプリケーション化します。
第14回楽曲制作 自作楽器アプリを使用し、即興演奏とレコーディングを行います。
第15回期末試験:作品提出と発表 自作楽器アプリの発表とデモンストレーション曲の提出、試聴会を行い評価します。
期末試験評価方法・評価基準
PC用アプリケーション化(Max)またはスマホ用アプリケーション化(Pure Data)して完成させます。
自作楽器アプリを使ったデモンストレーション曲を提出します。
楽器としての独創性(サウンド、デザイン、コンセプト)完成度を提出物から評価します。
評価基準 出席率:20% 平常点:20% 試験:60%
科目名スタジオワークスⅢ
担当講師名三浦 良明
専攻楽器グレード等ソングライティング専攻
学期春学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

講師は作曲家として歌や劇伴、またマニピュレーターとしての音楽制作における実務経験、キャリアがあります。

授業内容

楽曲コンセプト〜作曲〜アレンジ〜プリプロダクション〜レコーディング〜ミックス〜マスタリングの一連の音楽制作、スタジオワークの流れを習得し、総合的な作品制作方法を学習します。第8回以降、履修学生の楽曲を例にアレンジ・サウンドメイキングを実践的に解説します。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

楽曲コンセプト〜作曲〜アレンジ〜プリプロダクション〜レコーディング〜ミックス〜マスタリングの一連の音楽制作、スタジオワークの流れを理解し、知識と技術を習得します。尚、履修学生が制作した作品をこの授業の教育成果物とします。

授業計画

第1回一年間の一年間の授業の流れと楽曲制作〜スタジオ作業の流れを解説します。授業の流れと楽曲コンセプト〜作曲〜スタジオ作業の流れを解説します。
第2回DAWの基礎知識と基本作業を確認し、DTMや宅録による制作と納品の注意点を解説します。
第3回デモ楽曲を参考に、楽曲コンセプト〜作曲〜アレンジの制作過程を解説します。
第4回イコライザーの基礎知識を確認し、様々な音源に対して効果を検証します。
第5回コンプレッサーの基礎知識を確認し、様々な音源に対して効果を検証します。
第6回空間系エフェクトの基礎知識を確認し、様々な音源に対して効果を検証します。
第7回クオーター末試験 音楽スタジオに関連する実技的な試験を行います。
中間試験評価方法・評価基準
基礎の確認、機材の正確な使用方法が確実に行えるかについて確認します。
テスト60%、出席20%、平常点20%
第8回ビートの打ち込みとサウンドメイキング。履修学生の楽曲を例に実践します。
第9回ベースの打ち込みとサウンドメイキング。履修学生の楽曲を例に実践します。
第10回生楽器系の打ち込みとサウンドメイキング。履修学生の楽曲を例に実践します。
第11回シンセサイザーの打ち込みとサウンドメイキング。履修学生の楽曲を例に実践します。
第12回歌のサウンドメイキング。履修学生の楽曲を例に実践します。
第13回生楽器系ソフトウェア音源の差し替えについて実践します。
第14回精度の高いラフミックスの制作方法を学びます。
第15回クオーター末試験 音楽スタジオに関連する実技的な試験を行います。
期末試験評価方法・評価基準
サウンドメイキング基礎の確認、機材の正確な使用方法が確実に行えるかについて確認します。テスト60%、出席20%、平常点20%
科目名スタジオワークスⅣ
担当講師名三浦 良明
専攻楽器グレード等ソングライティング専攻
学期秋学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

講師は作曲家として歌や劇伴、またマニピュレーターとしての音楽制作における実務経験、キャリアがあります。

授業内容

楽曲コンセプト〜作曲〜アレンジ〜プリプロダクション〜レコーディング〜ミックス〜マスタリングの一連の音楽制作、スタジオワークの流れを習得し、総合的な作品制作方法を学習します。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

楽曲コンセプト〜作曲〜アレンジ〜プリプロダクション〜レコーディング〜ミックス〜マスタリングの一連の音楽制作、スタジオワークの流れを理解し、知識と技術を習得します。尚、履修学生が制作した作品をこの授業の教育成果物とします。

授業計画

第1回第2回以降の試演に向けて、データの準備と確認を行います。
第2回試演(ギターレコーディング)を行い、ディレクション、レコーディング、編集を学びます。
第3回ギターデータのセレクト、エディット方法を学びます。
第4回試演(ボーカルダビング1)を行い、ディレクション、レコーディング、編集を学びます。
第5回試演(ボーカルダビング2)を行い、ディレクション、レコーディング、編集を学びます。
第6回ボーカルデータのセレクト、エディット方法を学びます。
第7回クオーター末試験 音楽スタジオに関連する実技的な試験を行います。
中間試験評価方法・評価基準
基礎の確認、機材の正確な使用方法が確実に行えるかについて確認します。
テスト60%、出席20%、平常点20%
第8回ミックス作業の基礎を確認し、正しい手順を学びます。
第9回ミックス作業の効率化を図るための、自分に適したテンプレートを考えます。
第10回音量、音質、定位、特殊効果等のミックスに不可欠な概念、基礎、使用方法を学びます。
第11回実際のミックス作業を実習します。
第12回ミックスを解析して、楽曲のグレードアップ方法を学びます。
第13回マスタリングの概念と基礎テクニック、プラグインの使用方法と種類を理解し、楽曲のグレードアップ方法を学びます。
第14回配信プレットフォーム別、クライアント別のマスタリング方法を学びます。
第15回クオーター末試験 音楽スタジオに関連する実技的な試験を行います。
期末試験評価方法・評価基準
1年間に学習したことが総合的に作品に反映されているかについての確認と評価をします。
テスト60%、出席20%、平常点20%
科目名スタイル別作曲技法BⅠ(歌モノ)
担当講師名市川 春行
専攻楽器グレード等デジタルミュージック専攻・選択
学期春学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

メジャーレーベル所属アーチスト、アイドル、声優さん達への楽曲提供、また配信による声優アイドルグループデビュープロジェクトやライブイベントプロデュース、の実務経験があります。

授業内容

この科目では、講師の実務経験(声優アイドルグループプロデュース、J-pop楽曲提供コンペ作家)に基づく、DJやサントラといったインスト系楽曲をメインに学ぶ学生を主に対象とした、歌ものPOPS制作講座です。毎回シンプルなテーマの制作実習をこなすことにより、歌ものPOPsへの理解を深めます。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

「人の声」による表現をまず研究し、その特徴と制約を知ったうえで、歌ものPOPSの基本的な制作知識とノウハウを体得します。それらは毎回モチーフという形で、学生各人により音楽DATAとして制作され、学生各人のスキルとなることを目指します。

授業計画

第1回授業の目標の提示、一年後の目標と、そこへ至る過程を、皆と確認します。
第2回マリのPOPS、どこの国にもPOPSは存在します。ここでは、マリ共和国のPOPSをイメージし、制作を楽しみましょう。
第3回ビートの話、歌の伴奏としてのリズムアレンジの考え方や、POPSとしての「わかりやすい」ビートの解説をします。
第4回4CHORDSについて1、まず手始めに、J-popよりもシンプルな洋楽POPSを制作してみましょう。4CHORDSループの制作実習をします。
第5回4CHORDSについて2、前週制作した4CHORDSのコードループに、アレンジとメロディメイクによって、Aメロ-サビ形式に発展させましょう。
第6回4CHORDSのPOPS1、制作した4CHORDSのAとサビの間に2~8小節の別のコード進行セクションを挿入し、よりAとサビを差別化しましょう。
第7回4CHORDSのPOPS2、前週制作した4CHORDを軸とした洋楽的POPSを仕上げて、提出します。試験となります。
中間試験評価方法・評価基準
授業内で提出された作品を発表し、評価します。また、クラスの皆にもそれぞれコメントをしてをもらいます。平常点40%提出物30%テスト30%
第8回定番コード進行1、J-popに多いコード進行として、4-5-3-6進行を紹介します。またそれを使用したモチーフを制作実習します。
第9回定番コード進行2、J-popに多いコード進行として、カノン進行を紹介します。またそれを使用したモチーフを制作実習します。
第10回定番コード進行3、J-popに多いコード進行として、小室進行を紹介します。またそれを使用したモチーフを制作実習します。
第11回定番コード進行番外編1、FM7から順次下降し、CM7に落ちるという、いわゆるLoving You進行を紹介します。
第12回定番コード進行番外編2、循環コード(強進行)にみえて、実は弱進行という、FM7-E7-Am7-C7を紹介します。
第13回J-pop制作1、これから3回はオケ先という手法に焦点を当て、基本的なJ-POPフォーマットのオケの制作実習を行います。
第14回J-pop制作2、イントロ-Aメロ-Bメロ-サビ-サビ’(ダッシュ)の3rhythmオケトラックの制作実習をします。
第15回J-pop制作3、提出されたJ-popトラックの中から任意に2、3ケを指定し、各人がメロディを考え、入力し、提出します。試験となります。
期末試験評価方法・評価基準
授業内で提出された作品を発表し、評価します。また、クラスの皆にもそれぞれコメントをしてをもらいます。平常点40%提出物30%テスト30%
科目名スタイル別作曲技法BⅠ(劇伴)
担当講師名大久保 賢
専攻楽器グレード等デジタルミュージック専攻・選択
学期春学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

講師はDTMを用いたオーケストラ作品を主にエンタテイメント業界に提供している実務経験を持ちます。

授業内容

様々な種類の映像に対してどのようなアプローチで音楽を作成していくかを具体的に解説し、応用できるようにします。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

配布した映像の意図を読み取り、それに対応する楽曲が制作できるような技術の習得を目標とします。

授業計画

第1回チェロとピアノを中心に、編曲について解説。
第2回映像課題を配布し、音楽を作成します。
第3回作品発表会の実施。作品に添削を行います。
第4回躍動感のあるアレンジ。弦の使い方を中心に、編曲について解説。
第5回ホラー系音楽の作編曲について解説します。
第6回試験課題を配布し、音楽を作成します。
第7回作品発表会の実施。作品に添削を行います。
中間試験評価方法・評価基準
作品提出をおこないます。
映像の意図を読み取り、それに対応する楽曲が制作できているかを確認。
課題提出 : 40% 出席点 : 30% その他 : 30%。
第8回Jazzについて解説を行う。
第9回映像課題を配布し、音楽を作成します。
第10回作品発表会の実施。作品に添削を行います。
第11回明るいアニメ系のBGMについて解説します。
第12回映像課題を配布し、音楽を作成します。
第13回作品発表会の実施。作品に添削を行います。
第14回シリアス系BGMのアレンジについて解説します。試験課題を配布。
第15回作品発表会の実施。作品に添削を行います。
期末試験評価方法・評価基準
作品提出をおこないます。
映像の意図を読み取り、それに対応する楽曲が制作できているかを確認。
課題提出 : 40% 出席点 : 30% その他 : 30%。
科目名スタイル別作曲技法BⅠ(トラックメーカー)
担当講師名Shinnosuke
専攻楽器グレード等デジタルミュージック専攻・選択
学期春学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

SOUL'd OUT、buzz★Vibes といった自身がメンバーとなるユニットにてメジャーデビュー経験・活動あり。男性アイドルグループや声優、その他のメジャーアーティストへの楽曲提供あり。

授業内容

メジャー・インディー、ジャンルなどを問わずに多くの楽曲を作成してきた経験やそこから学んだテクニックなどを伝え、少しでも学生の楽曲制作レベルを上げプロの世界でも通用するようなレベルへ持っていけるようにします。私自身が現役で活動しているので、裏側の得する話やおもしろ話なども伝えていきます。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

トラックから先に作る音楽や、トラック中心の音楽ならではの制作方法について学習して、オリジナル楽曲(トラックメイク)の完成度をレベルアップさせることを目標とします。

授業計画

第1回学生の得意なジャンルや作風のヒアリング、私の経歴など自己紹介。
トラックメイカーとはなんぞや?と言った解説。
Producer、Arranger との違い。
1年間の学習内容の説明など。
第2回トラックメイカーとして役に立つサイト(プラグイン購入サイトやマニュアルサイトなど)の紹介。ソフトシンセのプリセットなども。関連資料も配布します。
第3回「様々なジャンル」を知る為に私がLogicにて作成した簡単なループ曲を色々と順次聴きながら、使われる音色やリズムパターンなどの細かい解説をします。
第4回第3回の続き。
良く使われるコード進行についての学習。
第5回フリーダウンロード可能、有料だけど買って持っておくと良い、役立つプラグインの紹介。
ミックステクニックの説明。
第6回トラック制作における順番や展開の仕方、最終的な形への持っていきかたなどを解説。
オススメの曲を鑑賞・解説。
カッコイイ音を知る。
第7回中間試験用に提出する作品の制作。
中間試験評価方法・評価基準
1コーラス以上のトラック(好きなジャンル、歌モノでもインストでも何でも可)を2mixで提出、評価。個性的な作品を、と呼びかけます。
出席点40点・平常点20点・提出物評価40点。
第8回洋楽の歌モノをリミックス(2曲)してトラック制作を学びます。既存曲の歌データありきの状態でアレンジをする勉強という意図。アカペラデータ配布。リミックスの好例の説明など。
第9回個別に途中段階のものを聴かせてもらい、都度アドバイスをします。
第10回引き続きリミックスの作成をしてもらいつつ、オススメの曲の鑑賞・解説。
カッコイイ音を知る。
第11回私が実際に今まで作って発表してきた楽曲のLogicセッションデータを使って解説。
色々なテクニックや「私の場合はこうする」という虎の穴的な学習。
第12回ミックステクニックの説明(2回目)。
オススメの曲を鑑賞・解説。
カッコイイ音を知る。
第13回引き続きリミックスの制作。
2曲のうちどちらか先に完成した1曲を提出。
第14回2曲目のリミックス制作。
リミックスを経験した上で改めてオリジナル曲を作る大変さや楽しさについての解説。
私が作成した楽曲のセッションデータを使った解説など(第11回とは別曲)。
第15回先に提出したリミックスの中から良かった作品を聴きながら解説やアドバイス。
期末試験評価方法・評価基準
2曲リミックスを作成して、提出・評価。ミックスバランスなどのクオリティーも重視します。
出席点40点・平常点20点・提出物評価40点。
科目名スタイル別作曲技法BⅡ(歌モノ)
担当講師名市川 春行
専攻楽器グレード等デジタルミュージック専攻・選択
学期秋学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

メジャーレーベル所属アーチスト、アイドル、声優さん達への楽曲提供、また配信による声優アイドルグループデビュープロジェクトやライブイベントプロデュース、の実務経験があります。

授業内容

前期で学んだ知識やテクニックを再確認し、更に一歩踏み込んだ歌ものPOPS制作を目指します。J-popというものに特化し、研究し、最終クォータでは、実際にコンペに提出するような形でのJ-popデモ楽曲の制作実習を行います。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

春学期に学んだ、歌ものPOPSの基本的な制作知識とノウハウに加え、J-popに特化した様々な知識を学び、「実際のコンペに対応でき得るレベルのJ-pop楽曲デモ」の制作も行えるようになることを目指します。

授業計画

第1回ダイアトニック進行以外のアイデア1、コード進行ではなく、トライアドを使用したコードリフの制作を紹介します。
第2回ダイアトニック進行以外のアイデア2、マイナークリシェ、SUS4的ドミナントモーション時の使用等、分数コードの種類と使用法の解説です。
第3回ダイアトニック進行以外のアイデア3、分数コードについて、ここでは代表的な分数コードを使用した進行を紹介し、制作実習をします。
第4回ダイアトニック進行以外のアイデア4、ダイアトニック進行にとらわれないアイデアとして、メジャーコードの「クリシェ」を紹介します。
第5回洋楽のJ-pop化 基礎知識、J-popの特徴である、Bメロおよびサビ’(ダッシュ)について詳しく解説します。
第6回洋楽のJ-pop化(Bメロ付加)既存の洋楽に、Bメロおよびサビ’(ダッシュ)を新たに作成、付加し、J-pop化させます。
第7回作品発表会の実施。皆で各作品へのコメント実習も行います。
中間試験評価方法・評価基準
授業内で提出された作品を発表し、評価します。また、クラスの皆にもそれぞれコメントをしてをもらいます。平常点40%提出物30%テスト30%
第8回コード一発もの、ダイアトニック進行を使わない、「コード一発もの」、という切り口を考察します。
第9回BLUESについて、POPSでは少ない、BLUES形式のヒットPOPSを紹介、考察します。
第10回J-POPデモ制作、ベーシック1、指定した構成とコード進行に、テンポ、ビート、ジャンル感を付加し、コンペ対応レベルのJ-POP制作です。
第11回J-POPデモ制作、ベーシック2、先週に引き続き、オリジナルJ-popの制作実習をし、完成形を皆で聞きあいます。
第12回J-POPデモ制作 サビの転調1、サビとABメロのキーを変える、いわゆる小室転調を、Demoに施します。
第13回J-POPデモ制作 サビの転調2、前回から作業している、転調のDATAを完成させます。また発表会をし、皆でお互いのDATAを確認します。
第14回J-POPデモ制作 仕上げ、上ものアレンジ、イントロの作成、歌詞(1番のみ)の作成をして、完成させます。
第15回J-POPデモ制作&提出、仕上げを終えた、J-POPデモを、Wav(デモ音源)とText(歌詞)で提出し、テストとます。
期末試験評価方法・評価基準
授業内で提出された作品を発表し、評価します。また、クラスの皆にもそれぞれコメントをしてをもらいます。平常点40%提出物30%テスト30%
科目名スタイル別作曲技法BⅡ(劇伴)
担当講師名大久保 賢
専攻楽器グレード等デジタルミュージック専攻・選択
学期秋学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

講師はDTMを用いたオーケストラ作品を主にエンタテイメント業界に提供している実務経験を持ちます。

授業内容

様々な種類の映像に対してどのようなアプローチで音楽を作成していくかを具体的に解説し、応用できるようにします。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

配布した映像の意図を読み取り、それに対応する楽曲が制作できるような技術の習得を目標とします。

授業計画

第1回ピアノと木管楽器を中心に、編曲について解説。
第2回映像課題を配布し、音楽を作成します。
第3回作品発表会の実施。作品の添削を行います。
第4回ギターアレンジについて解説。
第5回映像課題を配布し、音楽を作成します。
第6回試験課題の制作を行います。
第7回作品発表会の実施。作品の添削を行います。
中間試験評価方法・評価基準
作品提出をおこないます。
映像の意図を読み取り、それに対応する楽曲が制作できているかを確認。
課題提出 : 40% 出席点 : 30% その他 : 30%。
第8回和の雰囲気の音楽について解説。
第9回映像課題を配布し、音楽を作成します。
第10回作品発表会の実施。作品の添削を行います。
第11回不思議な雰囲気のBGMについて解説。
第12回映像課題を配布し、音楽を作成します。
第13回Brass編成の編曲について解説。
第14回映像課題を配布し、音楽を作成します。
第15回作品発表会の実施。作品の添削を行います。
期末試験評価方法・評価基準
作品提出をおこないます。
映像の意図を読み取り、それに対応する楽曲が制作できているかを確認。
課題提出 : 40% 出席点 : 30% その他 : 30%。
科目名スタイル別作曲技法BⅡ(トラックメーカー)
担当講師名Shinnosuke
専攻楽器グレード等デジタルミュージック専攻・選択
学期秋学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

SOUL'd OUT、buzz★Vibes といった自身がメンバーとなるユニットにてメジャーデビュー経験・活動あり。男性アイドルグループや声優、その他のメジャーアーティストへの楽曲提供あり。

授業内容

メジャー・インディー、ジャンルなどを問わずに多くの楽曲を作成してきた経験やそこから学んだテクニックなどを伝え、少しでも学生の楽曲制作レベルを上げプロの世界でも通用するようなレベルへ持っていけるようにします。私自身が現役で活動しているので、裏側の得する話やおもしろ話なども伝えていきます。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

トラックから先に作る音楽や、トラック中心の音楽ならではの制作方法について学習して、オリジナル楽曲(トラックメイク)の完成度をレベルアップさせることを目標とします。

授業計画

第1回「Ain't No Stoppin' Us Now」を使ったフィリーソウルの考察。ストリングスアレンジやベースのフレージング、男女の歌の組み立て方などを学びます。
第2回第1回の続き。ソウルミュージックの特徴など、他の例曲などを使って展開。近年流行のシティポップのベースもソウルミュージックなのでそれへの対応など。
第3回第2回の続き。オススメのソウルミュージックを沢山紹介。美味しいフレーズや「黒さ」のポイントなどを解説してプレゼンします。
第4回ジャンル「Synthwave」の学習。参考曲を聴きながら、私が実際にデモを作成して解説。ドラムやシンセで使われている音色、 質感など80'sのレトロフューチャーを理解します。
第5回第3回の続き。純粋な80'sの楽曲と、現代のSynthwave楽曲との違いなども学習します。リバイバルの仕方など。いくつか参考曲を紹介しながら映画音楽(クラシック)とSynthwaveの相性の良さを解説。
第6回ジャンル「ムーンバートン」の学習。参考曲を聴きながら、私が実際にデモを作成して解説。ドラムやシンセで使われている音色、テンポ感などの解説。
第7回第6回の続き。ムーンバートンやTrap、ミッドテンポのHipHop、R&BとSynthwave的なディスコの融合を説明。参考曲を紹介しつつ私が作成したLogicデータの解説なども。
中間試験評価方法・評価基準
ソウル(フィリーソウル、ディスコなど)、Synthwave、ムーンバートンを取り入れたオリジナルトラックを作成して、2mixファイルを提出。
出席点20点・平常点20点・提出物評価60点。
第8回中間試験用に提出された作品の中から良かったものをいくつかピックアップしてみんなで聴きます。良かった点や惜しかった点などポイントを解説。
第9回私が実際に今まで作って発表してきた楽曲のLogicセッションデータを使っての解説。
第10回ロック系などで使われる生ドラム系の音作りやミックスの学習。
キックとベースのバランスやスネアのリリースなど、如何にデモっぽさを無くすか?などを解説。同時に同じ生系のファンクドラムとの違いなども解説。
第11回オススメ曲を聴きながらポイントを解説。(R&B・New Jack Swing 編)
カッコイイ音、曲を知る。
第12回オススメ曲を見ながらポイントを解説。(Eurobeat・House 編)
カッコイイ音、曲を知る。
第13回残り3回の授業で総括したオリジナルトラックを作成。それを期末試験用に提出。個別に途中段階のものを聴かせてもらい、都度アドバイスをします。
第14回第13回の続き。個別に途中段階のものを聴かせてもらい、都度アドバイスをします。
第15回第14回の続き。個別に途中段階のものを聴かせてもらい、都度アドバイスをします。1年間の総評など。
期末試験評価方法・評価基準
「自分が想定する洋楽アーティストへ楽曲提供するとしたら?(いなければ邦楽でも可)」というテーマでオリジナル楽曲を作成して2mixファイルを提出。

出席点10点・平常点20点・提出物評価70点。
科目名DJ・クラブミュージックゼミB
担当講師名高木 則幸
専攻楽器グレード等デジタルミュージック専攻・選択
学期春学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

講師はクラブイベントでのDJ経験や、海外クラブミュージック専門レーベルからの楽曲リリース経験等の実務経験を持ちます。

授業内容

現代においてはDJスタイルも、単にレコードやCDをプレイするにとどまらず、PCを使ったライブパフォーマンス等様々です。この科目では講師の実務経験(クラブDJ,プロデューサー)に基づき、オリジナル楽曲、アルバムを制作する事に加えて、オリジナル曲をライブ発表することで実践的なクラブイベントでのパフォーマンスを実践します。楽興制作は個人またはグループ(ユニット)で行います

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

商品レベルでのクラブミュージック楽曲を制作、完成させます。オリジナル楽曲をライブ用にアレンジして、ライブイベントを企画、開催し、ライブパフォーマンスとして発表します。

授業計画

第1回スケジュールの確認と制作グループを決定します。
第2回サウンドの核となる音色をしっかりと作り込みます。
第3回DJプレイ、ライブパフォーマンスを考えた曲構成を考えます。
第4回細部の作り込みとエフェクトを追加します。
第5回ミックスダウンを行います。
第6回トータルコンプと音圧補正を行いマスタリングします。
第7回パフォーマンス企画と完成楽曲を発表します。
中間試験評価方法・評価基準
オリジナル曲を制作、提出します。
出席30%、企画への参加姿勢30%、作品のクオリティ40%
第8回ライブ用楽曲の制作スケジュールを確認して計画を立てます。
第9回ライブパフォーマンスを念頭に置いたアレンジや構成を練ります。
第10回制作経過を発表します。(前半)
第11回制作経過を発表します。(後半)
第12回アルバム制作とマスタリングを行います
第13回ライブイベントの企画を練って、リハーサルを行います。
第14回実際のステージを想定したリハーサル(ゲネプロ)を行います。
第15回ライブイベントを開催、作品を発表します。
期末試験評価方法・評価基準
全員のオリジナル曲を収録したアルバムの制作と、ラブイベントを行います。
出席30%、企画への参加姿勢30%、作品のクオリティ40%
科目名自作自演アーティストゼミB
担当講師名浅田 祐介
専攻楽器グレード等デジタルミュージック専攻・選択
学期秋学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

講師はアーティストとしてデビューし、さらにプロデューサーとして数多くのアーティストのヒット曲を送り出す等の実務経験を持ちます。

授業内容

楽曲配信について学ぶ

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

楽曲のクオリティの上げ方、プロモーションについての習得

授業計画

第1回チームアップⅠ
楽曲以外の必要なアセット確認
第2回HP・SNSアカウントの運用について
第3回Wixを利用してHP制作実習
第4回SNSでのフォロワー増加法など
第5回TUNECOREの運用について
アカウント作成・必要アセットの登録など
第6回配信登録
第7回試験課題試聴・リポート提出
中間試験評価方法・評価基準
出席率:30% 平常点:30% 試験:40%
第8回配信2曲目準備
第9回仮説を立てることの重要性など
第10回プロモーションの重要性について
第11回配信前楽曲チェック
配信スタート前にできることなど
第12回配信開始
第13回SNSでのプロモーション
第14回導線作りについてなど
第15回試験課題試聴・リポート提出
期末試験評価方法・評価基準
出席率:30% 平常点:30% 試験:40%
科目名オーケストレーション(管弦楽法)Ⅲ
担当講師名小松 真理
専攻楽器グレード等映像音楽専攻
学期春学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

講師は映画のオーケストレイターを務める等、実務経験を持ちます。

授業内容

年間を通してオーケストラ曲を書くに当たって必要な楽器法・編曲法を学んで行きます。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

春学期は管楽器の書法を主に、オーケストラの指揮についても触れ、自作曲を自身の指揮で演奏する事を目指します。
<成果物>
1Qはサックスカルテットを制作し、試演を行います。
2Qはホルンアンサンブルとピアノを含むduo曲を制作し、ピアノの試演を行います。

授業計画

第1回サックスについて / 楽器の成り立ちと管による移調の違い
第2回4重奏(4声)のアレンジ / 4way closeを実習
第3回4重奏アレンジの分析 / 既存曲を分析
第4回指揮実習(1)/指揮についての基本事項
第5回サックスカルテット用スコア提出
第6回サックスカルテット用パート譜提出
第7回サックスカルテット試演
中間試験評価方法・評価基準
試験 50%
出席 30%
その他 20%
第8回ホルンについて / ホルンの5度の実習
第9回ホルン4重奏 / 同じ楽器のアンサンブルの書法
第10回楽語について / スコアリングに必要な楽語
第11回カウンターライン・カウンターメロディ
第12回指揮実習(2) / 変拍子について
第13回ピアノ試演用スコア提出
第14回ピアノ試演用音源(オケ)提出
第15回鍵盤楽器試演
期末試験評価方法・評価基準
提出曲 60%
出席 30%
その他 10%
※夏休み課題→年度末試演曲のメロ譜提出
科目名オーケストレーション(管弦楽法)Ⅳ
担当講師名小松 真理
専攻楽器グレード等映像音楽専攻
学期秋学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

講師は映画のオーケストレイターを務める等、実務経験を持ちます。

授業内容

年間を通してオーケストラ曲を書くに当たって必要な楽器法・編曲法を学んで行きます。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

秋学期は弦楽器の書法を主に、オーケストラの指揮についても触れ、自作曲を自身の指揮で演奏する事を目指します。
テーマ・内容は各授業で行う主な項目であり、オーケストラの書法の試聴・分析・実習は常に進めて行きます。
<成果物>
3Qは弦楽四重奏を制作し、試演を行います。
4Qは小オーケストラを制作し、試演を行います。

授業計画

第1回弦楽器について / Violon属 & ハープ
第2回4重奏アレンジの分析
第3回オーケストラの中の弦楽器 / 既存曲を分析
第4回指揮実習(3)/指揮についての基本事項
第5回オーケストラのtuttiの書法
第6回弦楽四重奏用スコア・パート譜提出
第7回弦楽四重奏試演
中間試験評価方法・評価基準
試験 50%
出席 30%
その他 20%
第8回夏休み課題で作成したメロ譜から編成表を作成
第9回コンデンススコアの作成
第10回オーケストラで使用する楽器と年度末試演の編成について
第11回個別スコアチェック(1)
第12回オーケストラで使用する打楽器について
第13回個別スコアチェック(2)
第14回小オーケストラ試演用スコア提出
第15回試演曲の音源に合わせて指揮実習
期末試験評価方法・評価基準
提出曲 60%
出席 30%
その他 10%
※冬休み課題→楽器名の各国表記を覚える
科目名クラシック作曲理論Ⅲ
担当講師名岩田 学
専攻楽器グレード等映像音楽専攻
学期春学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

クラシック系作品の作・編曲家としての活動。

授業内容

和声法を通してクラシック系作曲の理論を学習します。Ⅴ9の和音やⅡ7の和音、準固有和音、属調のⅤ7の和音に関して正しい使い方を学びます。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

和声学を中心にクラシック系音楽の理論を学習し、楽曲分析や自己の作品制作に生かせるスキルを身に付けます。

授業計画

第1回長調Ⅴ9(根音省略形を含む)の最適配置や定型、限定進行音等を学習します。
第2回長調Ⅴ9(根音省略形を含む)の補充的課題を実施し、理解度をチェックします。
第3回短調Ⅴ9(根音省略形を含む)の配置上の注意、限定進行音の例外的進行等を学習します。
第4回短調Ⅴ9(根音省略形を含む)の補充的課題を実施し、理解度をチェックします。
第5回ドミナント系和音の和声課題を実施し、適切な和音設定が出来ているかチェックします。
第6回ドミナント系和音の補充的課題を実施し、理解度をチェックします。
第7回ドミナント系和音の総括、課題を実施し理解度をチェックします。
中間試験評価方法・評価基準
ドミナント系和音の総括としてバス課題を実施します。まず和音設定が適切かどうか、更に最適配置や限定進行音に関して正しく理解されているかなどを評価します。課題60% 出席30% その他10%
第8回Ⅱ7の和音の基本的な使い方、第7音の進行を学習します。
第9回Ⅱ7の和声課題を実施し、理解度をチェックします。
第10回準固有和音の考え方と和音進行上の注意、更に対斜に関する知識を学びます。
第11回準固有和音の和声課題を実施し、理解度をチェックします。
第12回属調のⅤ7の基本的な考え方を説明し、属調のⅤ7の正しい使い方を学びます。
第13回属調のⅤ7を使用するうえで注意すべき限定進行音や対斜の処理について学習します。
第14回属調のⅤ7の和声課題を実施し、理解度をチェックします。
第15回Ⅱ7の和音と準固有和音を含む課題を実施し理解度をチェックします。
期末試験評価方法・評価基準
Ⅱ7の和音と準固有和音及び属調のⅤ7を含むバス課題を実施します。それぞれの和音の和音設定や限定進行音を正しく理解しているかを評価します。課題60% 出席30% その他10%
科目名クラシック作曲理論Ⅳ
担当講師名岩田 学
専攻楽器グレード等映像音楽専攻
学期秋学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

クラシック系作品の作・編曲家としての活動。

授業内容

和声法を通してクラシック音楽の理論を学習します。秋学期では属調のⅤ系の和音やその他のサブドミナント系の和音の適切な使い方と近親調転調の仕組みを理解します。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

秋学期は様々なサブドミナント系の和音を学習し、更に近親調転調の理解を深めることで、オリジナル作品の表現の幅を広げるとともに、楽曲分析能力を高めます。

授業計画

第1回属調のⅤ9(根音省略形を含む)の和音の定型や限定進行音に関して学習します。
第2回属調のⅤ9(根音省略形を含む)の和音を含む和声課題を実施し、理解度をチェックします。
第3回属調のⅤ9(根音省略形/下方変位を含む)の和音を含む和声課題を実施し、理解度をチェックします。
第4回属調のⅤの諸和音を使っている楽曲を分析し、和音の実践的な使い方を学習します。
第5回Ⅳ7、+Ⅳ7、-Ⅱの基本的な説明、最適配置や定型、限定進行音等を学習します。
第6回Ⅳ7、+Ⅳ7、-Ⅱを使う上で、一般的な和音連結に加え例外的な進行を学習します。
第7回属調のⅤの諸和音を含む課題を実施し理解度をチェックします。
中間試験評価方法・評価基準
属調のⅤの諸和音を含むバス課題を実施します。定型や和音設定が適切かどうか、更に限定進行音や対斜に関して正しく理解されているかを評価します。課題60% 出席30% その他10%
第8回Ⅳ7、+Ⅳ7、-Ⅱの和声課題を実施し、理解度をチェックします。
第9回様々なサブドミナント系和音の和声課題、サブドミナント系和音の適切な和音設定を学習します。
第10回様々なサブドミナント系和音を使用している楽曲を分析し、サブドミナント系和音の実践的な使い方を学習します。
第11回近親調転調の基本的なルールに関して学習します。
第12回近親調転調の際の終止の種類や調の判別について学習します。
第13回近親調転調をしている和声課題を実施し、理解度をチェックします。
第14回近親調転調をしている楽曲を分析し、実践的な転調の仕方について学習します。
第15回サブドミナント系和音と近親調転調の総括、サブドミナント系和音と近親調転調の理解度をチェックします。
期末試験評価方法・評価基準
サブドミナント系和音の総括と近親調転調に関するバス課題を実施します。調設定・和音設定が適切かどうか、更に限定進行音や対斜に関して正しく理解されているかなどを評価します。課題60% 出席30% その他10%
科目名オーケストラDTM・DAWⅢ
担当講師名三堀 尚和
専攻楽器グレード等映像音楽専攻
学期春学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

講師は作編曲、レコーディングエンジニア、シンセサイザープログラマーとしての実務経験を持ちます。

授業内容

ソフトウェアを利用した音楽制作の様々な操作を習得する科目です。第1クォーターではMIDIデータにおけるGMとCCの詳細、楽曲分析や編曲に役立つテンポに関する操作を学びます。第2クォーターではCubaseのスコア機能を使用した楽譜作成を学びます。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

現在日本で最も使用者の多いCubaseを中心に、各種の機能をより深く効率的に扱うためのテクニックを習得します。 卒業後も必要とされる様々なケースを想定し、DAWを扱う作編曲家としてより高度な要求に対応できるスキルを習得する事を目的とします。なお、各種の課題で作成した作品が成果物となります。

授業計画

第1回1. ガイダンス~MIDIの詳細
授業内容と進め方、評価方法について説明します。
また初回はCubaseにおけるGMとCCの詳細について解説します。
第2回2. Standard MIDI Fileの詳細
SMFフォーマットの解説と操作法、トラックインポートを利用したアレンジに利用するテクニックについて解説します。
第3回3. テンポマップ - Audio(1)
テンポが一定ではないオーディオ素材のテンポ解析と編集について解説します。
これにより、自由なテンポ編集が可能になります。
第4回4. テンポマップ - Audio(2)
テンポが一定ではないオーディオ素材のテンポ解析を実際に行います。
これは今後、非常に役立つテクニックとなります。
第5回5. テンポマップ - MIDI(1)
自由なテンポで入力されたMIDIデータの処理について解説します。
これにより、テンポ変化のある曲でも小節管理が可能になります。
第6回6. テンポマップ - MIDI(2)
自由なテンポで入力されたMIDIデータの処理を実際に行います。
これは今後、非常に役立つテクニックとなります。
第7回7. クォーター末試験
理解度を確認するため、第3~6回の2課題の提出をもって実技試験とします。
中間試験評価方法・評価基準
試験の点数(30%)、平常点(20%)、出席数(50%)、トータル100%。
減点方式を基本とし、遅刻は欠席同等の減点となります。積極性を重要視します。
第8回8. 楽譜作成1
スコア機能のレイアウトと声部について解説します。
これにより一段譜や大譜表のパート譜の作成が可能になります。
第9回9. 楽譜作成2
スコア機能の歌詞の入力方法について解説します。
これにより歌詞を含んだメロ譜の作成が可能になります。
第10回10. 楽譜作成3
スコア機能のコード表記と楽語テキスト、フォントについて解説します。
これによりコード表記や楽語を含んだ楽譜の作成が可能になります。
第11回11. 楽譜作成4
スコア機能のオーケストラスコア(総譜)について解説します。
これにより、フルスコアの作成が可能になります。
第12回12. 楽譜作成5
フルスコアの作成は大変作業時間を要します。
学期末課題について夏休みの宿題とする旨の説明を行います。
第13回13. MIDIデータの譜面化(1)
実際に課題曲から楽譜作成を目的とした作業を行います。 可能な限り個別対応します。
第14回14. MIDIデータの譜面化(2)
実際に課題曲から楽譜作成を目的とした作業を行います。
またPDF化する方法も解説します。可能な限り個別対応します。
第15回15. 学期末課題
理解度を確認するため、楽譜作成課題の提出をもって実技試験とします。
期末試験評価方法・評価基準
試験の点数(30%)、平常点(20%)、出席数(50%)、トータル100%。
減点方式を基本とし、遅刻は欠席同等の減点となります。積極性を重要視します。
科目名オーケストラDTM・DAWⅣ
担当講師名三堀 尚和
専攻楽器グレード等映像音楽専攻
学期秋学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

講師は作編曲、レコーディングエンジニア、シンセサイザープログラマーとしての実務経験を持ちます。

授業内容

ソフトウェアを利用した音楽制作の様々な操作を習得する授業です。第3クォーターでは映像課題の制作を行いながら 代表的な音源の使用法を解説します。第4クォーターでは課題制作を行いながら、各テーマ以外にも今後必要と思われ る様々な知識やトラブルの対処法などを解説します。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

普及率の高いDAWであるCubaseを中心に、各種の機能をより深く効率的に扱うためのテクニックを習得します。 卒業後も必要とされると思われる様々なケースを想定し、DAWを扱う作編曲家としてより高度な要求に対応できる スキルを習得する事を目的とします。なお、制作課題の楽曲作品が成果物となります。

授業計画

第1回1. 映像用楽曲制作課題
3Q末試験の内容について解説します。課題を先に発表することで就職活動、
その他の影響を抑える目的があります。
第2回2. 専用音源の使用
各楽器ごとの特化型音源について、またデファクトスタンダードとされるNative Instruments社のKontaktについて解説します。
第3回3. リズム系音源
Cubase付属のGroove Agentを使用してループ素材から
オリジナルのドラムキットとパターンの編集方法を解説します。
第4回4. VST Expression Map
Cubaseの機能であるVSTエクスプレッションマップを使用した
キースイッチの効率的な入力法について解説します。
第5回5. 映像用楽曲制作課題
先に発表した映像用楽曲制作課題の仕上げを行います。可能な限り個別対応します。
第6回6. クォーター末試験 (前半)
課題曲の発表と提出をもって実技試験とします(前半)。
内容は発表人数により適宜に調整します。
第7回7. クォーター末試験 (後半)
課題曲の発表と提出をもって実技試験とします(後半)。
内容は発表人数により適宜に調整します。
中間試験評価方法・評価基準
試験の点数(30%)、平常点(20%)、出席数(50%)、トータル100%。
減点方式を基本とし、遅刻は欠席同等の減点となります。積極性を重要視します。
第8回8. 映像用楽曲制作課題1
4Q末試験の内容について解説します。 個人の進路に合わせて
方向性の異なる2つの課題から選択できます。
第9回9. 映像用楽曲制作課題2
用意された2つの課題の詳細な解説をします。
完成とする許容範囲を広く設定し、様々な表現法も積極的に受け入れます。
第10回10. 映像用楽曲制作課題3
実際の制作作業を行いながら毎回様々なTipsを紹介します。
また可能な限り個別対応します。(例:オリジナルライブラリについて)
第11回11. 映像用楽曲制作課題4
実際の制作作業を行いながら毎回様々なTipsを紹介します。
また可能な限り個別対応します。(例:フリープラグインの考察など)
第12回12. 映像用楽曲制作課題5
実際の制作作業を行いながら毎回様々なTipsを紹介します。
また可能な限り個別対応します。(例:最新プラグインの考察など)
第13回13. 映像用楽曲制作課題6
先に発表した映像用楽曲制作課題の仕上げを行います。 可能な限り個別対応します。
第14回14. 学期末実技試験 (前半)
課題の作品発表と提出をもって実技試験とします(前半)。
内容は発表人数により適宜に調整します。
第15回15. 学期末実技試験 (後半)
課題の作品発表と提出をもって実技試験とします(後半)。
内容は発表人数により適宜に調整します。
期末試験評価方法・評価基準
試験の点数(30%)、平常点(20%)、出席数(50%)、トータル100%。
減点方式を基本とし、遅刻は欠席同等の減点となります。積極性を重要視します。
科目名スクリーンミュージックゼミB
担当講師名小松 真理
専攻楽器グレード等映像音楽専攻・選択
学期春学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

講師は映画の音楽監督、オーケストレイター、番組の音楽担当等、実務経験を持ちます。

授業内容

映像音楽を様々な角度から学習します。実写/アニメ/映画トレーラー/CM等の映像にSE/BGM/台詞等の音付けを行います。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

前年度秋学期の学習項目を踏まえ、制作スピードの向上を目指します。グループ制作では、スケジュール管理など、コミュニケーションを重視し、より良い作品制作を目指します。
<成果物>
前半は依頼条件に合わせた音源や映像を制作します。後半はグループでコンセプトを設定し作品制作を行います。

授業計画

第1回実写動画に必要なSE素材を生で再構築する為にrec.と編集を行います。
第2回1週目に録った素材を用いて現場音を完成させます。
第3回1,2週で扱った映像にBGMを付けます。
第4回BGMとSE(現場音)のバランスを取り動画を提出します。
第5回各自、得意と不得意を自己分析の中で認識します。
第6回グループ別に互いに課題を提示します。
第7回指定された映像にBGM/SEを付け動画で提出。
中間試験評価方法・評価基準
試験 50%
出席 30%
その他 20%
第8回SEとBGMに分かれて作業を進めます。
第9回素材を合わせて動画に書き出します。
第10回スクリーンミュージックゼミのCMを制作します。
第11回役割を決め各々の作業を行います。
第12回完成したCMを発表します。
第13回各々の音付けのアピールが出来る映像素材を探します。
第14回途中経過を発表し、意見を出し合います。
第15回自身で設定した動画に音を付け発表します。
期末試験評価方法・評価基準
試験 50%
出席 30%
その他 20%
科目名ゲーム・アニメミュージックゼミB
担当講師名斉藤 かんじ
専攻楽器グレード等映像音楽専攻・選択
学期春学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

講師はゲームBGM、アニメ劇伴曲、歌楽曲、CM曲などに実務経験があります。

授業内容

2年次春学期から始まる授業です。1年次から継続してBGM制作と音響制作の2本立てで学んでいきます。とくに日頃あいまいになりがちな音響用語や各プラグインのパラメーターの意味を確かなものにしていきます。さらにそれらの集大成としてひとつのコンセプトの下、全員の作品が収録された企画・制作物を作ります。例年ではYouTubeチャンネルの設立と映像音楽作品の公開などがされています。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

就職活動、業界へのプレゼンテーション資料のひとつとして各々が自信を持って提示出来る楽曲を作ることがまずひとつの目標です。さらに音響制作の現場で即戦力として活躍できるために必要とされるであろう確かな知識、技術の習得を目標とします。

授業計画

第1回音響用語、音の三要素、周波数、位相、音圧、サンプリングレート、ビットデプスなどについて
第2回コンプレッサー、リミッターのパラメーターについて、さらになぜそれらが必要とされるかについて
第3回イコライザーのパラメーターについて、さらになぜそれらが必要とされるかについて
第4回シンセサイザーのパラメーターについて
第5回SE,MEの作り方について
第6回制作課題1 設定されたゲーム上の画面に対してのBGM(SE付き)制作課題の制作と発表
第7回制作課題2 設定されたシナリオ(文章)に対しての音楽の制作と発表
中間試験評価方法・評価基準
出席30% 平常点30% 試験40% 試験については課題楽曲の完成度、クォリティーを評価の対象とします。平常点は授業時、勉学に向かう姿勢と意欲を評価の対象とします。
第8回制作物の企画のコンセプト、担当楽曲、制作スケジュール等の会議
第9回デモテイクの提出 楽曲の方向性、モチーフ、構成、楽器編成などの提示
第10回リテイクの提出 完成に向けた計画性、期待感の提示
第11回制作物に必要なデザイン、文字資料について
第12回制作物に利用できる映像素材の収集と編集
第13回学生間でのスキル共有、積極的な情報交換の場として
第14回完成稿の提出と発表。それらのマスタリング作業
第15回制作物の完成と作品のアプロード
期末試験評価方法・評価基準
制作物の完成を以って試験とし、提供楽曲のクォリティーと企画制作への貢献度を評価の対象とします。出席30% 平常点30% 試験40% 平常点は授業時、勉学に向かう姿勢と意欲を評価の対象とします。
科目名就業支援Ⅱ
担当講師名アレンジ・作曲学科
専攻楽器グレード等全専攻
学期通年
授業の形態講義

担当科目に関連する実務経歴

講師はこの科目の内容に関連する実務経験を持っております。

授業内容

歌唱者、演奏家や音楽クリエイターとして専門活動を行うことや、就職、進学を目指す卒業年次生が必要な知識を身に付けて希望進路の実現をサポートするための講座です。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

デビュー、専門活動、就職、進学に関しての曖昧な情報や噂だけに基づいた行動をすると進路実現が達成できません。この講座で正確な情報を得て、的確な行動を行い、進路実現を達成できることを目標とします。春学期では全員が「デモ資料」を制作し、秋学期では自分の希望進路に沿った就業活動内容のレポートを制作します。

授業計画

第1回進路についての考察を行い、進路の選択肢をしっかり把握したうえで、自分の進路を決めるために注意すべきことを理解します。
第2回専門活動・就職・進学について、それぞれの具体的な内容を把握します。
第3回安易にフリーターになってしまうと生じる中長期的な危険性と、フリーターを選択する場合の諸条件について理解します。
第4回音楽家は具体的にどのような手段で収入を得ているのかを把握します。
第5回音楽家としての能力や技術以外にも必要とされる事柄について把握します。
第6回音楽家になるために必要な基本ツールとしてのプロフィールを含むデモ資料の形態や体裁について学習します。
第7回自分の魅力を最大限に引き出せるデモ資料を作成します。
中間試験評価方法・評価基準
作成したデモ資料を提出。主にその体裁に対しての評価をします。(100%)
第8回就職講座(1)アルバイトと就職における金銭面や待遇面等の違いについて
第9回就職講座(2)自分に合った職種の探し方
第10回就職講座(3)エントリーシートと履歴書の書き方と要点
第11回就職講座(4)面接対策
第12回就職講座(5)求人紹介と応募のすすめ(前編)
第13回就職講座(6)求人紹介と応募のすすめ(後編)
第14回キャリアカウンセリングを用いた進路情報収集や進路相談等の活用方法
第15回自分の希望進路に関する就業活動内容レポートの作成方法
期末試験評価方法・評価基準
専門活動、就職、進学の中から希望の進路を1つ選択し、その就業活動実績に基づいた内容のレポートを提出。主に体裁に対しての評価をします。(100%)

特記事項

集中講座

科目名インターンシップⅠ
担当講師名アレンジ・作曲学科
専攻楽器グレード等全専攻
学期
授業の形態実習

担当科目に関連する実務経歴

授業内容

学科が認めた外部の催事やメディア出演等の学外活動、外部企業や音楽事務所等での研修を行います。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

各々の進路を踏まえた学外活動や、企業研修を体験することにより、実務的な経験と実績を得ることを目標とします。

授業計画

第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
中間試験評価方法・評価基準
活動や研修に対しての積極性、向上心、責任感、仕事に対する姿勢、実績等を評価します。
第8回
第9回
第10回
第11回
第12回
第13回
第14回
第15回
期末試験評価方法・評価基準
活動や研修に対しての積極性、向上心、責任感、仕事に対する姿勢、実績等を評価します。

特記事項

学外活動や企業研修の機会を得る為には、それ相応の知識と技術に加え、コミュニケーション能力や各種マナーをはじめとする社会性も十分に備わっていることが必要になります。

科目名インターンシップⅡ
担当講師名アレンジ・作曲学科
専攻楽器グレード等全専攻
学期
授業の形態実習

担当科目に関連する実務経歴

授業内容

学科が認めた外部の催事やメディア出演等の学外活動、外部企業や音楽事務所等での研修を行います。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

各々の進路を踏まえた学外活動や、企業研修を体験することにより、実務的な経験と実績を得ることを目標とします。

授業計画

第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
中間試験評価方法・評価基準
活動や研修に対しての積極性、向上心、責任感、仕事に対する姿勢、実績等を評価します。
第8回
第9回
第10回
第11回
第12回
第13回
第14回
第15回
期末試験評価方法・評価基準
活動や研修に対しての積極性、向上心、責任感、仕事に対する姿勢、実績等を評価します。

特記事項

学外活動や企業研修の機会を得る為には、それ相応の知識と技術に加え、コミュニケーション能力や各種マナーをはじめとする社会性も十分に備わっていることが必要になります。