2010.06.15

音楽総合アカデミー学科

【特別コラム】ゲストに話題クリエイターを迎えた対談!滝口北斗先生の特別コラム[Part3:コラボレーションについて]

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左からES...さん、A-beeさん、HOK先生

音楽総合アカデミー学科の滝口北斗先生による特別コラムの全3話の最終話(コラボレーションについて編)をお届けします。
ゲストに話題のクリエイターを迎えて「今人気のエレクトロ系サウンド」をテーマにした対談を行うにあたり、第1話では出演者の紹介、第2話では制作の現場から生の声をお伝えしました。

<<第1話(自己紹介編)はコチラ<<
<<第2話(制作の現場から)はコチラ<<

今回、第3話は、いよいよ最終話。他のジャンルとのコラボレーションについて話をします。SHOBI NET-TVにて配信されている映像とあわせてご覧ください。
【動画はコチラ「滝口北斗先生の特別コラム映像編2」】


みなさん、こんにちは。
音楽総合アカデミー学科講師のHOKです(^^)
このコラムではゲストに様々なクリエイターを迎えた対談の模様をお伝えしていきます。
対談の模様はSHOBI NET-TVとの連動により、動画番組としても配信されるのでそちらも併せてご覧下さい。


さて―
ゲストにサウンドクリエイター・A-beeを招いてのCreator's Talkいよいよ後編のスタートです!!!!
このコラムでは番組内のトークでは語りきれなかった部分や補足的な目線での対談の内容を書いていきます。
後編では映像クリエイターのES...にも登場してもらって、他ジャンルのクリエイターとのコラボレーションについても触れていこうと思います。

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1.曲作りの秘密?
今回の対談の前に、学生から質問を受け付けたのね。
その中に「どーしてロボットボイスみたいなの使うの?」っていう質問が結構ありました。
capsulleの中田ヤスタカさんがPerfumeなどで用いてエレクトロサウンドのイメージとしてかなり一般に浸透したあの声です(笑)
この質問を入り口にして、話はA-beeの曲作りの手法や今後のビジョンについてまで幅広いトークになりました。

機材の名前や効果だけを知っている人は頭でっかちになりがちなのが難点。
その機材の効果をどうやって自分らしく、オリジナリティある作品に反映していくのが大きなポイントなんだよね。
曲作りに関しての簡単なルール(音楽理論)は、SHOBIの1、2年次の授業で学ぶ事が出来ます。
アカデミー学科で僕が担当している授業ではその延長上にある応用編的内容でDTM(DAW)の講義をしています。


2.音と映像(ビジュアル)のコラボレーション

ジャケットデザインの話から、PVの話へ。

ここで1st.AlbumからA-beeのPVを作っている映像クリエイターのES...にも参加してもらいました。



A-beeとES...は友人でもあるんだけど、PVを作るにあたってはA-beeから具体的なオーダーはなく、おまかせ状態とのこと。

「僕の音からどういうイメージを映像に表現するのかが楽しみ」というA-bee。

「常に新しい音楽を追求しているA-beeに合わせた映像を作っている」というES...。

信頼関係も大切だけど、こういうコラボレーションから音と映像が大きく拡がっていくのって良い事だよね。

番組中にPVが流れています。YouTubeでも公開しているので、ぜひ「A-bee」で検索してみてね。

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3.映像クリエイターについて
PVだけではなく、企業のプレゼン用VTRとかCMも作っているES...。
映像を始めたきっかけは、音楽の道を諦めてどうやって音楽と絡むかを考えたコト。
音楽から見える映像のイメージを形にしてVJとしての活動を始めたそうです。

PVにおいては「音楽の世界観をどういう映像として構築するかが大切なんだよね」って言ってました。

近年、ニコニコ動画やYouTubeなどの動画サイトへの素人投稿作品が増えている世の中になりました。
彼の著書『まるごとFREEで使える 動画素材123』(BNN新社・刊)ではそういうクリエイターに向けた素材も配布している。
ソフトウェアの解説書ではなく、素材集っていうのがポイント。
ここでも「素材をどう活かすか?」っていうオリジナリティが問われるんじゃないかな。


―って感じで後編もいろいろな話が飛び出しました(^^)



2人がくれたメッセージの中ではやはり「オリジナリティをどう出すかが大切だと思う」って言ってました。

そしてA-beeが言った「やる人は何も言わなくてもやる。やらない人はやめていっちゃうだけ」っていうのはもの凄くリアル。

精神論っぽく聞こえてしまうかもしれないけど、この部分がクリエイターとしての道において大切になっていくのは事実です。

授業の中でそのコトを学生に伝えられたらいいなって思ってます。

だから僕の授業のコンセプトは『感じる授業』なんだ。



エンディング直前になってプラグインとかのマニアックな話も聞いてみたけど、機会があれば改めて話してみたいね。

クリエイターやアーティストを目指している、SHOBIの入学希望者や現役学生向けの番組ならそういうマニアックな内容もアリかも(笑)

SHOBIには現役クリエイターの講師陣がいっぱいいるので、こういう対談を面白いと思ってくれたら機会作って続けていきたなと思います。

最後に―
A-beeのRelease情報やイベントの情報などはホームページでチェックしてね。
東京で開催されているDJイベント『Rush On』の会場では、実際にA-beeと会話するコトも出来るかも!?
最先端のリアルな音に触れられる空間なので興味ある人はぜひ遊びに行ってみてね。

では、またの機会にお会いしましょう。

【動画はコチラ「滝口北斗先生の特別コラム映像編2」】

15/06/2010
HOK@IMAGEPLANT STUDIO,Tateyama


全3話にわたってお届けした滝口北斗先生の特別コラムいかがでしたか。もし、ここが気になる、もっと聞いてみたい事があるなどありましたら、SHOBI オープンカレッジでぜひ聞いてみてください。

<<第1話(自己紹介編)はコチラ<<
<<第2話(制作の現場から)はコチラ<<
  

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