2007.07.29
声優学科
2007年7月21日、映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』の主役、ジョニー・デップ扮するジャック・スパロウの吹き替えでお馴染みの平田広明さんが、昨年に引き続いて、今年もSHOBI 声優学科のサマーオープンカレッジに来てくれました!
憧れの平田広明さんを目の前にして、オープンカレッジに参加してくれたみなさんからは次々と質問の手が上がり、平田さんは、質問に答える形で声優・俳優の仕事の“秘訣”・“秘密”をたっぷりと語ってくれました。
お話、質疑応答の後は、平田さんといっしょにアニメのアフレコ実演にチャレンジ。平田さんと夢の共演は、きっといい思い出になったことでしょう!
平田さんは語ります。
「誰しも、演技の勉強は“模倣”から始めます。でもその“模倣”が難しいんです。
プロの声優さん、俳優さんの演技や仕草をマネしても、何故か全く違うものになってしまうでしょ!?それは演技の“氷山の一角”しか見ていないからなんです。“氷山”は、実は海上に浮かんでいる部分は全体のたったの10分の1。大切なのは、海中にあって“見えていない部分”。その部分を見通せる力を養うことが大事なんです。」
「“酔っ払い”の演技についてお話しましょう。誰しも酔っ払いの仕草を演じると、必ず“千鳥足”になります。
でも、少し考えてみてください。実際に酔っ払った人は、千鳥足を楽しもうとしている訳ではなくって、どうにか真っ直ぐに歩こうと一生懸命になっているんです。
これが海中にあって“見えていない部分”です。
“歩こうとする意思、一生懸命さ”を演じられてこそ“千鳥足”が生きてきます。」
「酔っ払いの語り口を演じると“呂律がまわらない”になりますが、酔っ払った人は、どうにかして相手に自分の言いたいことを伝えたいと一生懸命に話そうとするものです。
これが、“見えていない部分”。
まあ、このくらいにしましょう。
これ以上言っちゃうと、僕の引き出しが無くなりそうですから。(笑) 」
平田さんは昨年に引き続いて今年も、SHOBI サマーオープンカレッジ名物
『ガラポン GET CHANCE』
に挑戦してくれました。
見事、「?賞」をゲット!?
「来年もチャレンジするぞ!」とおっしゃっていただきました。
■平田さんのインタビュー動画をネット配信中!
→ SHOBI NET-TV でご覧ください
【 平田広明さんのプロフィール 】
平田 広明 ( ひらた ひろあき )
劇団昴に在籍。昴公演では、「アルジャーノンに花束を」の主人公チャーリー・ゴードンを演じるほか、「ONE PIECE ~ワンピース~」( サンジ )、「最遊記」( 沙悟浄 )、「デジモンアドベンチャー」( レオモン )、「NARUTO ~ナルト~」( 不知火ゲンマ ) などのテレビ・アニメや、「パイレーツ・オブ・カリビアン」( ジョニー・デップ扮するジャック・スパロウ ) 、「ER 緊急救命室シリーズ」( ノア・ワイリー扮するジョン・カーター ) などの海外ドラマ・映画の吹き替え、テレビ・コマーシャル・・・と、舞台・テレビ等で幅広く活躍中。