2007.08.11

声優学科

【動画ネット配信中】岩田光央さんが来校!~アニメ不朽の名作『AKIRA ~ アキラ』の制作秘話を今語る!

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8 月 20 日 ( 月 ) 開催の SHOBI 声優学科のサマーオープンカレッジに、劇場版アニメ「AKIRA ~ アキラ」金田正太郎役、「頭文字 ( イニシャル ) D 」武内樹役、「犬夜叉」朱雀役などでおなじみの岩田光央さんが登場!

「今日の声優学科のオープンカレッジに参加してくれたみなさんは、もちろん“声優”という仕事に興味があって、憧れていて、“スキ”だと思います。でも、僕の“スキ”にはかなわない。僕は、キミたちの“スキ”の 100 倍“スキ”だと自信をもって言えます。声優の仕事ってそうなんですよ。“コツ”とか“ノウハウ”というよりも、“何よりもスキ”という気持ちがスタートラインで、それが常にベースにないといけないんです。声優は“スキ”じゃないと成り立ち得ない職業なんです。」


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岩田さんとインタビュアーを務める声優学科2年生・榊さん ( 平塚商業高校出身 )



「僕にとって、ターニング・ポイントとなった仕事は、20 歳の時に主人公・金田正太郎役で参加したアニメ『AKIRA』。日本では珍しい“プレスコ”で、先に声を収録してから、声に合わせて作画を行いました。

当時の第一線で活躍しているアニメーターがほとんとすべて集結した感があって、一種異様な熱気が充満する現場でした。今では、CG で簡単に処理できる“効果”も、一つ一つ丹念にセル画におこして作成して、今から考えてもちょっとありえないくらい贅沢で丹念なつくり方をみんなでやっていましたね。

『AKIRA』をやったことで、その後、アニメの仕事が格段に増えたことは確かです。」


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「ある時、ラジオの“締めナレ” ( 番組の終わりでのスポンサー企業名等の告知 ) の仕事をさせていただいた時のことです。

ひょっとして、僕の声が、もしかすると番組のリスナーのみなさんにとっては、スポンサー企業さんそのものとなって届いてるんじゃなかろうか・・・と。当たり前のことなんですが、それでいてこれって凄いことなんじゃないかと気付いたんです。“

言霊 ( ことだま )”という意味をあらためて理解できた瞬間でした。これまでの声優としての仕事で、自分は“言霊 ( ことだま )”を込めていただろうかと激しく反省もしました。そう思うと、一つ一つの仕事を感謝の気持ちで、本当に大切にやっていこうと思えるようになったんです。」


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「ベテランと言われる声優さんと共演する際には、今でも多くのことを勉強させられます。

誰もがベテランと認める声優さんは、現場で“求めるられているもの”以上のものを出しますね。プロは、どんなに有名になっても“攻めの姿勢”でいるんですよ。どこまで“貪欲”なのだろうと、頭が下がる思いで、本当に勉強になります。」


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「人生には、2回くらい、人生を変えるチャンスがあります。ただ、それをチャンスとして掴み取れる人と、気付かずにスルーしてしまう人がいます。

どうやったら“チャンス”として認識して掴み取れるかというと、いつもアンテナをはっていることが大事です。自分が、今の大沢事務所に入れたのも、いつも“有名声優になるチャンスを掴みたい”というアンテナをはっていたからなんです。いつもハングリーであることが大事なんです。




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SHOBI NET-TV の取材を受ける岩田さん、インタビュアーは声優学科2年の榊さん



最後に大切なことをひとつ。

僕が今日言ったことは、そのまま鵜呑みにしてはダメですよ。

自分の中で、必ず自分なりに一度咀嚼して、参考にできるところを参考にする・・・そういう態度こそが大事なんです。」



■岩田さんのインタビュー動画を、ただいまネット配信中!

SHOBI NET-TV でご覧ください


【 岩田光央さんのプロフィール 】

岩田光央 ( いわた みつお )

大沢事務所所属。劇場版アニメ「AKIRA」金田正太郎役、「頭文字 ( イニシャル ) D 」武内樹役、「犬夜叉」朱雀役、「ケロロ軍曹」ガキ大将星人役、「ヒカルの碁」倉田厚役、「名探偵コナン」大谷薫役 / 中西三郎役 / 板橋一八役、劇場版「名探偵コナン探偵たちの鎮魂歌」ホームレス・カズ役、「うしおととら」石喰い役、「パプリカ」津村保志役など、様々な役柄を演じ分けることに定評がある。他にもラジオ・パーソナリティーや音楽活動、テレビ出演など多方面で活躍するエンターテイナー。

  

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