2025.03.04
アレンジ・作曲学科
2025年6月13日から日本で公開される映画『おばあちゃんと僕の約束』(原題『LahnMah』)は、2024年にタイで公開され、その後アジア、ヨーロッパ、アメリカ他世界中で公開されると、SNSで鑑賞中に涙する動画が話題となり大ヒット作となりました。また、第97回アカデミー賞国際長編映画部門ショートリストにタイ映画として初めて選出されました。この映画の音楽をアレンジ・作曲学科卒業生のジャイテープ・ラーロンジャイさんが手がけました。
【映画について】
映画『おばあちゃんと僕の約束』は、大学を中退し金欠のM(プティポン・アサラタナグン)が、遺産相続を狙って末期がんの祖母の介護を引き受けますが、最終的には家族と人間関係の本当の価値を見出す、という物語です。ヒット作を多く手掛けるタイの映画会社GDHが製作し、パット・ブーンニティパットが監督を務めました。主演のプティポン・アサラタナグン(ニックネーム:ビルキン)は俳優、シンガーとして活躍、この作品で映画初主演となりました。映画館でこの映画を鑑賞中に涙する動画がSNSで多数アップされ話題となり、公開された世界各国で大ヒットを記録しました。また、第97回アカデミー賞国際長編映画部門ショートリストにタイ映画として初めて選出されました。日本公開は6月13日から、新宿ピカデリーほか全国で順次公開されます。
【音楽について】
映画『おばあちゃんと僕の約束』のサウンドトラックは、家庭の温もりをそっと感じさせるため、実際の家で録音されたピアノの生音と、鳥やカエルの優しい自然音が重なり合っています。プロデューサーのジラ・マリグンの提案で中古アップライトピアノを用い、居心地の良い彼の自宅オフィスで作曲家ジャイテープ・ラーロンジャイらが心和む演奏を収録。各音には、まるでおばあちゃんの家から直接聞こえるようなぬくもりと優しさが込められています。
【ジャイテープ・ラーロンジャイさんコメント】
「この作品がここまで辿り着くことができたのは、まるで夢のようです。仕事を始めた頃、ただ自分の曲が誰かの心に届き、感動を与えられるだけで十分幸せだと思っていました。しかし、映画が公開されてからというもの、世界中の映画ファンの方々から「あなたの音楽が大好きです!」という温かいメッセージをいただいたり、自分の曲がカバーされたりする経験は、想像を超える感動を与えてくれました。この貴重な機会を胸に刻み、これからも心を込めて作曲に励みたいと思います。」
【関連リンク】
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