2020.10.28

アレンジ・作曲学科

【卒業生の活躍】アレンジ・作曲学科卒業生のラーロンジャイ・ジャイテープさんが映画「ハッピー・オールド・イヤー」の音楽を担当しました。

【卒業生の活躍】アレンジ・作曲学科卒業生のラーロンジャイ・ジャイテープさんが映画「ハッピー・オールド・イヤー」の音楽を担当しました。

「ハッピー・オールド・イヤー」2020年12月11日(金)シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次ロードショー
配給:ザジフィルムズ、マクザム/(c) 2019 GDH 559 Co., Ltd.

アレンジ・作曲学科を2020年3月に卒業したタイからの留学生ラーロンジャイ・ジャイテープさんが、タイ映画「ハッピー・オールド・イヤー」の音楽を担当しました。「ハッピー・オールド・イヤー」は2020年3月に開催された第15回大阪アジアン映画祭ではグランプリ(最優秀作品賞)を受賞。12月に日本公開が決定しました。

ラーロンジャイ・ジャイテープさんは、尚美ミュージックカレッジ入学前からバンコク(タイ)でサウンドエンジニアとして制作プロダクションで働き、作曲家として多数のドラマや映画の音楽を手掛けていましたが、尚美ミュージックカレッジ専門学校アレンジ・作曲学科映像音楽専攻に入学、さらに活躍の場を広めようとしていたところで本作品を担当しました。レコーディングにはアレンジ・作曲学科同級生の山下晃輔さんがトランペットの演奏で参加しています。

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来校したラーロンジャイ・ジャイテープさんにインタビューしました

Q.今回、この映画の音楽を担当することになった経緯を教えてください。
監督とは以前タイでCMの仕事をご一緒したことがありました。映画のプロジェクトが始まった時に、私の音楽のキャラクターがこの映画に合うのでは、と監督から声を掛けていただきました。監督からあらすじとメインの楽器はピアノと金管楽器、というキーワードをいただいて、撮影前に何曲か曲を書いて監督に聴いてもらうところからスタートしました。

Q.日本でレコーディングされたと伺いました。作業はどのように進められましたか?
東京のスタジオでレコーディングを行いました。トランペットに尚美の同級生 山下晃輔君に参加してもらったのですが、生のトランペットを録音するのが初めてだったので、伊東俊郎先生(アレンジ・作曲学科 講師)に録音のアドバイスをいただいたり、メロディで悩んでいる時に三堀尚和先生(同学科 講師)にアドバイスをいただいたりして、無事完成しました。

Q.日本公開が決まった感想を教えてください。
すごくうれしいです。日本で映画音楽の仕事がしたい、と思っていたので、1つ夢がかないました。

Q.尚美ミュージックカレッジで学んだことで役に立ったことは何ですか?
タイで既に映像音楽の仕事をしていましたがオーケストレーションが苦手で日本でしっかり学ぼうと思い尚美に進学しました。岩田学先生(同学科 講師)のクラシック作曲理論、小松真理先生(同学科 講師)と岡澤理絵先生(同学科 講師)のオーケストレーションの授業は本当に役に立ちました。それ以外にもEDMなど幅広いジャンルを学べてよかったです。

Q.今後の予定や将来について教えてください。
日本で映像音楽の仕事をしていきたいです。今、次の映画のプロジェクトの話が来ているので更に一歩進んでいきたいです。

Q.日本で音楽を学ぼうとしている留学生にメッセージをお願いします。
夢をもってがんばったら夢はかないます。チャンスがあったら逃さずにチャンスをつかんでください。

「ハッピー・オールド・イヤー」は、2020年12月11日からシネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか、全国にて順次ロードショーです。ぜひご覧ください。

【関連リンク】
アレンジ・作曲学科
「ハッピー・オールド・イヤー」公式サイト
ラーロンジャイ・ジャイテープさんのFacebook

  

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