2008年2月10日(日)、ティアラこうとう 大ホールにて
「第4回ウインドコンサート」が開催されました。

先日1月12日(土)に行われた「第32回 尚美ウインドオーケストラ定期演奏会」に続く「SHOBI WIND FESTIVAL 2008」の第2日として、
管弦打楽器学科の管弦打楽器コース専攻生によるバンド「SHOBI Basic WindOrchestra」と「SHOBI Advanced WindOrchestra」、吹奏楽コース専攻生によるバンド「SHOBI WindSymphony」、そして課題曲クリニックでは管弦打楽器学科、音楽総合アカデミー学科 演奏表現コース 管弦打楽器専攻(4年制)の全学生からオーディションによって選抜された「尚美ウインドオーケストラ」がそれぞれ出演しました。

まず最初はSHOBI 管弦打楽器学科学科長 伊藤 透先生が指揮する「SHOBI Basic WindOrchestra」のステージ。
「交響的序曲」(J.バーンズ)の華やかなファンファーレでコンサートの幕開けを飾り、続く「ロマンティック・バラード」(T.ドス)では美しいハーモニーを聴かせました。
吹奏楽ならではの魅力が凝縮された「ハムレットへの音楽」(A.リード)も聴き応えたっぷりの演奏。

加養 浩幸先生 (SHOBI 客員教授)

次に登場したのはSHOBI 管弦打楽器学科客員教授 加養 浩幸先生指揮の「SHOBI WindSymphony」。
まずは「天使ミカエルの嘆き」(藤田 玄播)が、メリハリのきいた迫力のサウンドで演奏されました。
「暗闇に射すひとすじの光」(D.ギリングハム)では、激しいリズムのパワフルなサウンドと、深い悲しみを湛えた旋律の対比を見事に表現。
「第3組曲」(A.リード)は、さまざまなバレエの情景を描いた4つの楽章からなる組曲。第4楽章の劇的なクライマックスのあと、会場からは大きな拍手が沸き起こりました。

マリンバ独奏の小川 佳津子先生 （SHOBI 講師）

続いてSHOBI 講師 佐藤 正人先生の指揮する「SHOBI Advanced WindOrchestra」が登場。取り上げられた3曲はいずれもSHOBI 講師による作・編曲の作品です。
最初に演奏されたのは「ザ・リング・オブ・ブロッガー ～太古の聖なる祭壇～」(八木澤 教司)。今にも情景が浮かんできそうな鮮やかなサウンドで聴衆を惹きつけます。
続く「マリンバ協奏曲」(広瀬 勇人)ではSHOBI 講師小川 佳津子先生による素晴らしいマリンバ独奏を聴かせていただきました。
バレエ音楽「ダフニスとクロエ」第2組曲(M.ラヴェル)は佐藤先生自らの編曲で、原曲の持つシンフォニックな雰囲気が余すことなく表現された、まさに「名曲名演」でした。

天野 正道先生 (SHOBI 特別講師)

課題曲4番「天馬の道」作曲者の片岡 寛晶さん

最後を飾ったのは、SHOBI 管弦打楽器学科特別講師である天野 正道先生を解説に迎えての「2008年度吹奏楽コンクール課題曲クリニック」です。
加養先生・佐藤先生の指揮・解説、尚美ウインドオーケストラの演奏とともに、今年の課題曲について効果的な練習方法から曲の仕上げ方まで、時にはユーモアも交えながらわかりやすく解説していただきました。
来場者の中には課題曲の楽譜を持ってきた熱心な方も。
課題曲4番はサプライズ・ゲストとして会場にいらっしゃった作曲者の片岡 寛晶さん自身の指揮で演奏され、大盛況のうちに幕を閉じました。

なお、今回の課題曲クリニックの模様をSHOBI NET-TVにて配信中です。
ぜひご覧ください！

【関連リンク】
・SHOBI 管弦打楽器学科
・管弦打楽器学科運営サイト「HARMONIE」