2008.07.20
管弦打楽器学科
2008年8月2日(土)、SHOBI サマーオープンカレッジ 管弦打楽器学科では
「佐々木亜紀子先生のサックスミニライブ&スペシャルレッスン」を開催しました。
サックス奏者の佐々木亜紀子先生はSHOBI 出身。
コンセルヴァトアール ディプロマ科まで含めると、6年間もSHOBI で音楽を勉強されていました。
「昔はクラシック音楽ばかり吹いていたけど、今ではすっかりジャズ・ポップス中心のプレイヤーになっちゃいました」
とおっしゃるとおり、現在はレコーディングやコンサートツアーなどで演奏する傍ら、講師としてテレビに出演するなど、多方面で活躍されています。
そんな佐々木先生に、今回はジャズ・ポップスの演奏法をレクチャーしていただきました。
まずミニライブで講座はスタート。
佐々木先生を中心として、SHOBI 在学生・卒業生で構成されたスペシャルバンドによる演奏です。有名なジャズ、ポップス系のナンバーを何曲か披露。
佐々木先生はもちろん、ベースやドラム、キーボードにもソロが回され、参加者はそのステキな音色に熱心に聴き入っていました。
ライブが終わると今度はレッスンです。ミニライブで演奏された曲の楽譜が配られ、まずは曲のテーマとなる部分を全員で合奏。
ジャズ、ポップス特有の楽譜の使い方から音の止め方、アーティキュレーションのつけ方など、クラシックの演奏との違いを中心に丁寧に教えてくださいました。
ちょっと意識して吹くだけで音の印象がガラっと変わりますね。
続いて、アドリブ演奏の基礎をレクチャー。
「アドリブ演奏には難しい理論もたくさんあるけど、実は"基本"だけならとっても簡単!この音階を登ったり降りたりするだけでいいんです。」
実際、ホワイトボードに書かれた音階を吹かれると、それだけでジャズのワンフレーズに聴こえてきます。
次はいよいよ実践!合奏の中でひとりひとり順番にチャレンジです。最初はただ音階の音を順番に吹いているだけでしたが、音を入れ替えてみたり、リズムを変えてみたりしながら次第に4小節、8小節と伸ばしていくと、あっというまに立派なアドリブソロになっていきました。
「伸ばしている音も大事にするともっとカッコよくなるよ」
「分からなくなったら思い切って1、2拍ぐらい休んじゃうのもアリ!」
「アドリブに"間違い"なんてありません。自信を持って堂々と吹くことが大事」
などなど、アドリブ演奏のコツをたくさん伝授してくださいました。
講座のラストは1曲通しての演奏。
全員が今日学んだことを活かしてアドリブソロを披露!
みんな楽しそうにノリノリで演奏してくれました。
少人数での演奏が基本となるジャズ・ポップスの演奏形態に、はじめはちょっとだけ戸惑っていた様子でしたが、講座が終わる頃にはみんなすっかりアドリブを吹けるようになっていて、佐々木先生の熱心なレッスンの成果がはっきり表れていたのが印象的でした。
SHOBI 管弦打楽器学科では、吹奏楽やクラシック音楽のみにとらわれず、ジャズ・ポップスなど幅広いジャンルの音楽を学ぶことができます。
色々なスタイルの音楽に興味があったら、
まずはSHOBI オープンカレッジに参加してみませんか?
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