2004.12.01

【特別授業レポート】ケータイコンテンツ、どうなっちゃうの?

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恒例となりました「業界最先端から学ぶ」SHOBI インターネットミュージック学科特別授業。

今回はモバイル・コンテンツ・フォーラム(以下MCF)の岸原 孝昌さんが来校されて、いま世間で物議をかもしているケータイのフィルタリングサービスについて講義をしていただきました。





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フィルタリングサービスは昨年末に総務省から携帯キャリア各社に要請があり、先日から実際にサービスが適応され始めている状況。出会い系サイトや有害なコンテンツから若者を守り、犯罪を防止するため、未成年者は原則として有害と指定されたカテゴリーに含まれるサイトには接続できなくなる、というものです。

しかし、英会話教室の予約サービスや地域コミュニティの連絡用掲示板など、場合によっては有用なサイトも利用出来なくなってしまうという弊害も。

現在、テレビのニュースなどでも頻繁に取り上げられている、非常にタイムリーな話題ですね。


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岸原 孝昌さん



MCFはモバイルコンテンツ環境の活性化のため、通信事業者、メーカー、コンテンツプロバイダー等の企業が参加して1999年に設立された団体。

今回のフィルタリングに関しては、星の数ほどあるモバイル・コンテンツを実際にチェックしてカテゴリー分けする役割を担っています。



岸原さんはそのMCFの事務局長を務める重要な立場。今回はそんな激務の合間を縫ってお越しいただきました。



講義は、VTRを見たりしながらフィルタリングサービスの概要を説明したあと、サービスのあり方について学生の見解を一人づつ聞いていかれました。


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日頃から数多くのモバイルコンテンツに触れているインターネットミュージック学科の学生からは、「(親が許可してしまえば使えるのだから)そんなもの必要ない」という率直な声から、「多少不便になっても、ある程度の規制はあったほうがいい」といった意見まで、フィルタリングに対するさまざまな意見が飛び出しました。


岸原さんのお話は続きます。



「たとえば、日本では交通事故で年間何千人も亡くなっているが、だからといって自動車の使用を規制しようとは誰も言わない。ケータイもインターネットもそれと同じで、使い方さえ間違えなければ生活をより豊かで便利にしてくれるもの。」



さらには「デジタル・デバイド(情報格差)」や「マサイ族(!?)」といった話題も持ち出して、フィルタリングの是非や、現在から将来のネット社会について分かりやすくお話してくださり、学生たちは真剣に聞き入っていました。


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松葉 泰明さん

後半は株式会社ワイズコネクション取締役副社長、株式会社ワイズムーヴメンツ代表取締役を兼任する松葉 泰明さんを招いての就職相談会。

幅広い分野を日々学んでいるインターネットミュージック学科の学生。その進路先も非常に多岐にわたっていますが、それだけに就職活動には気になるポイントも多いのです。

松葉さんは学生一人一人の話をていねいに聞き取りながら、仕事のお話やご自身の経験談、そして時には岸原さんの体験談も(ここでしか聞けないようなお話も!)交えつつ、疑問や質問に答えていただきました。





【関連リンク】

インターネットミュージック学科

モバイル・コンテンツ・フォーラム(MCF)

インターネットミュージック学科特別講座レポート

  

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