2025.02.17

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【My Story】小山 大輔さん|株式会社ダイナ楽器勤務

mystory_daichang.jpgプロフィール

小山 大輔(コヤマ ダイスケ)さん
株式会社ダイナ楽器勤務
プロミュージシャン学科(ドラム専攻)2019年度卒業
埼玉県立越生高等学校出身

―現在のお仕事の内容についてお聞かせください。

主に自社ブランドやOEMでギターの製造・販売をする会社で、ボディを作る部署にいます。ボディを作る工程は、木の板からボディの形に機械で"切り出し"た後に、機械では取りきれない角や細かいバリを"研磨"して、"塗装"するという流れです。自分は入社からずっと"研磨"を担当しています。多い時には一日に70本、平均すると30本くらい磨いています。

―お仕事をする上での「やりがいを感じたエピソード」について教えてください。

どんな方が、どんな音楽をやっている方が自分の作ったギターを買ってくれるかはわからないですが、自分が作ったギターがステージ上で輝いているのを想像すると、がんばれますね。

―お仕事をする上での「大変だったエピソード」について教えてください。

削るものが自然の木なので、硬さや木の構造が違っています。その一つ一つを毎回同じ形に作らなければいけないので苦労します。削りすぎてはいけないし、丸みが大きすぎてもいけないので、最初は物差しで測りながら作業をしていました。今は経験で触っただけで同じ形に仕上げることができるようになりました。

―このお仕事を目指したきっかけについて教えてください。

もともと、ものを作ることが好きだったんですが、リペア&クラフトの授業を通してギターを作ることに興味を持ちました。卒業後は就職を考えていたのですが、講師の先生から「ギター作りに興味があったら長野にギターを作っている会社があるから見学に行ってみたら」と声をかけてもらったんです。自分が好きな"もの作り"を仕事にできるチャンスだと思って弊社を見学して、履歴書を送って面接をして、今に至っています。

―お仕事をする中で、普段から心がけていることをお聞かせください。

工場というと一人で黙々と仕事をしているイメージがあると思うんですが、自分はいろんな人と関わりたいと思っているので、他の部署の方と普段から挨拶を心がけて積極的にコミュニケーションを取るようにしています。元気が一番、楽しく仕事をしています。

mystory_daichang_03.jpg―このお仕事に就くために必要な心構えを教えてください。

長野での一人暮らしに慣れることですね。自分は埼玉の実家からこっちに来てすぐに趣味のドライブで友だちができたのでこちらの暮らしに慣れることができました。

―将来の目標について教えてください。

こういったインタビューで弊社を知ってもらったり、人と触れ合うのが好きなので、学校で説明会をやったり、そういうところで人材募集に役に立つことができたら、と思っています。

―在学中にやっておいてよかった活動はありますか?

授業が一番大きかったです。先ほどお話したリペア&クラフトの授業もそうですが、いろんなバンドで活動したことでいろんな人たちと関わりを作れたし、自分のコミュニケーション能力を高められました。4〜5バンドを掛け持ちしていました。

―現在就活中の後輩に向けて、メッセージ・アドバイスをお願いいたします。

自分の場合は、好きなことを仕事にすることができました。「当たって砕けろ」ですね。もし、クラフト志望者がいたらぜひお知らせください。

(取材日:2025年1月)
※卒業学科は2024年度の名称です。

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